2020年の発売から早2年、「FFⅦ REMAKE」の続編について新情報が発表されましたー!
続編である第二弾は、
「FFⅦ REBIRTH」
来年の2023年度冬頃に発売予定です!
更にその前、今年2022年の冬には、ザックスが主人公のスピンオフ作品だった「CRISIS CORE FFⅦ」のリマスター版の発売が決定しています!(来年夏には完全新作FF16も発売予定!)
FFファンには堪らない1年となりそうですが、新規映像からわかる今後の展開について、ちょろっと予想してみたいと思います!
*以下、FFⅦ REMAKE をはじめとした関連作品のネタバレが多数含まれます! FFⅦ関連のゲームを未プレイの方はご注意ください*
FFⅦ REBIRTH
FFⅦ REMAKEの続編タイトルは、
「FFⅦ REBIRTH」
Rebirthの意味は「再生」「復活」等の意味があります。
REMAKEエンディングでフィーラーを倒したこともあり、このタイトルは、
後の展開が原作とは変わってくるのでは?
と思わせる意味深なものですね。
第一弾で登場したフィーラーはレッド13曰く「星の運命の番人」、運命の流れを変えようとする者を修正する立場で、REMAKEでは原作とは違う展開になりそうな時に現れ、そのおかげ(?)なのか、エンディング以外は原作の大筋から外れないような物語の進行具合でした。
このフィーラーをREMAKEのラストで倒したことに加え、原作では既に亡くなっているはずのザックスがエンディングで無事にミッドガルに帰還?したような姿や、同じく原作では七番街支柱崩落時に亡くなったはずのビッグスが生還?した姿がお目見えしたこともあり、REMAKEの時点で既に
「まさか後の展開が原作と大きく変わるのでは!?」
と思わせる謎しかない演出だけが残されていましたが、今度は「再生」「復活」を意味する続編「REBIRTH」のタイトルが発表されたことで、
今後の展開が原作とは違ってくる可能性が大きくなった
と感じました。
物語の本筋は本当に変え、ない…!?
……と、こんな言い方をしておいた直後ですが、プロデューサーの北瀬氏は、
全体を通してオリジナル版における大きな出来事が欠けるといったことはない
と仰っていました。
私のような一原作ファンの気持ちを大事にしてくださっているのかと思うと、とても嬉しく感じる頼もしい発言です!
……が!
REMAKEの時点で、設定や展開が変わっている箇所は幾つもあるよなぁ……とか、ラストで原作厨フィーラーを倒させた意味はなんだったんだ、とも思ったり(笑)
主要キャラ含め深掘りや肉付け設定ではなく、未来を知っているような口ぶりのエアリスや、ティファの魔晄炉爆破への意識など、ある意味キャラの根幹を成していた部分を原作とは明らかに変えてきていたりするので、本当に原作通りの物語になるのか、少々疑問ではありますね。
★ティファはなぜ魔晄炉爆破に消極的になったのか?
【FF7R考察】ティファはなぜ魔晄炉爆破に消極的姿勢になったのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part4
一番の相違点は、REMAKEやINTER GRADEのエンディングで登場したザックスの存在です。
原作ではFFⅦの物語が始まる前に亡くなっているはずのザックスが、REMAKEでは生きている!?
という謎過ぎる演出でした。
これについてはディレクターの野村氏が、
オリジナルでは一番重要になってくるニプルヘイムの謎をもう1回やったところで、「知ってる、知ってる」と……要は“再確認する”という遊び方になってしまいますよね。
~中略~
いかに新しい謎を入れつつもオリジナルからずれないようにするか、というのが、このプロジェクトで課題として取り組んできたところです。
「FFⅦ」25周年特番で発表された「FFVII リバース」、「CC FFVII R」などのさらなる内容に迫る北瀬佳範氏、野村哲也氏、佐藤万里子氏インタビュー より引用
と仰っていて、まさに、ザックスの存在を軸に、REBIRTHでも我々ファンを驚かせてくれる伏線を仕掛けてくれる、ということなのでしょう。
正直、REMAKEにおけるザックスの演出だけは本当に謎だらけで、考察もどう回収していいのかわからないほどですが(笑)
また、REMAKEと言えばラスボスであるはずのセフィロスも超印象的なキャラになっていて、原作と違いREMAKEでは序盤からクラウドの前に度々現れ、意味深な発言ばかりを繰り返していました。
当然ながら次回作もセフィロスは登場してくるでしょうし、REBIRTHの意味を考えるなら、二部作ではクラウドの宿敵セフィロスが「REBIRTH」する胸熱な展開になることも有り得るかも!?……しれません。
なんにせよ、FFⅦは、主人公クラウド、ヒロインで星の声が聞ける古代種唯一の生き残りエアリス、ラスボスのセフィロスを主軸とした星の命の物語でもあるので、本格的な旅が始まるREBIRTHでは、この三人を中心に物語が展開しそうです。
FFⅦ REBIRTHの内容を予想
というわけで、続編が出るまで楽しみ過ぎるため、少ない情報の中から考察とも言えない考察をしていきます。
もちろん内容は、物語について!
先ほど申し上げたように、話の本筋は大きく変えない(北瀬氏談)にしても、
原作からの多少の改変はある
とは思っています。
では、どのような内容になるのか、軽く予想していきます!
クラウドがザックスを思い出している
原作からの改変があると考える根拠として、先ほど挙げた原作にはほとんど登場しなかったザックスの存在に加え、
REBIRTHの最新トレーラーで見られたクラウドたちの会話
があります。
皆さんも、公式サイトからアナウンスメントトレーラーを見てみましょう!
最新トレーラーのクラウドとセフィロスが並んで歩く姿はニブルヘイムでの回想シーンなのかな、と推測していますが、後半のクラウドの台詞が興味深いです。
「5年前、俺たちは一緒にここに来たのか?」
「ザックス、どこにいるんだ?」
と、クラウドが「ザックス」と親友の名前を口にしていたのです。
REMAKEではエアリスが「ザックス」と言った瞬間にノイズがかかって彼の名を結局聞き取れず、原作の時なんてザックスのことは終盤の精神世界イベントまで思い出せなかったクラウドが、
物語中盤で既にザックスの存在を認識
しているようなのです。
亡くなったザックスから見聞きしていたソルジャーの情報を基に、現在は無意識に過去を偽っているクラウドなので、原作はもちろん、REMAKE時点ですらも、ザックスの存在を匂わせることは(無意識下で)受け入れられなかったはずで、そんな彼がザックスという人物を認識し、トレーラーの映像を見る限り共に逃亡していたことも朧げに思い出していそうな雰囲気?で、この点は原作からの大きな改変と言えます。
また、その前のクラウドとティファの会話も、非常に気になります。
「あの日、もう手遅れだと思った」
「それって、私を疑ってるの? あの時とは別人じゃないかって」
前後の会話が不明なのでなんとも言えませんが、現時点でわかることと言えば、この部分でクラウドが言う「あの日」とは、本編5年前にセフィロスが起こしたニブルヘイム事件(セフィロスがクラウドとティファの故郷ニブルヘイムを焼き払った事件)のことだと思われます。
(原作ではティファはセフィロスの後を追うものの返り討ちに遭って重傷を負い、実は一般兵だったクラウドが遅れて駆け付けている)
クラウドの言葉にティファが反応していること、ティファが「手遅れだと思わせる状態」になったのはクラウドとティファの接点上、幼少期にティファがニブル山から落ちた時とニブルヘイム事件しかなく、しかし幼少期に橋から落ちた前後のことはティファも忘れてしまっているので、5年前のニブルヘイム事件と考えて良いでしょう。
つまり、
あの時=“ニブルヘイム事件”時、(クラウドは)ティファが、手遅れだと思った。
ということです。
これだけなら原作と変わらない台詞ですが、この後のティファの台詞がだいぶ原作と違う雰囲気です。
原作ティファは、
「セフィロスに斬られた私はどんなふうだった?」
「もうダメだと思った。……悲しかったよ」
「……」
クラウドに「悲しかった」と言われても黙り込むだけで、(ティファにとって)その場にいなかったはずのクラウドが5年前の事件を詳しく知っていることに強い不信感と不安を覚え、だけどクラウドには何も訊けないジレンマを抱えていただけでした。
それがREBIRTH最新トレーラーでは、しっかりと言い返してます。
英語版でははっきりと、
「私が死んだってこと? 偽者って?」
と言っていて、どうしてティファがこんな返事をすることになったのか非常に気になると同時に、ザックスを思い出している可能性が高いクラウドとティファの会話も、原作の頃の会話とは地味に変わってきていることがわかります。
そしてこのさりげない地味な改変が、意外と原作時の設定からは重要な変更だったりもするので、非常に気になる点でもあります。
REBIRTHはどこまで?
今回の発表では公式から正式に、
三部作で完結
すると明言されました。
第一弾REMAKEはミッドガル脱出まで、原作で言うと物語全般の序盤の序盤で終わりだったため、私は五部作になることも危惧していたのですが、三部作と聞いてかなり安心しました(笑)
しかし、となると第二弾の「REBIRTH」は、当然ながらミッドガルを脱出した後から始まるわけで、第一弾をミッドガル脱出までで終わらせたボリューム展開を考えると、
REBIRTHではどこまでで終わらすのか?
という疑念が生まれます。
原作で言うならまだまだ物語は続くわけで、仲間だってこれからも増える予定です。
INTER GRADEで主人公を務めたユフィは当然仲間になるでしょうし(ただの願望)、ケット・シーにシド、原作では任意キャラだったヴィンセントも、おそらく今回は強制加入キャラになるでしょう。(ただの願望)
REMAKEミッドガルはサブイベントも増し増しだったとはいえ、アバランチメンバーの深掘りなどリメイクならではの嬉しい演出もあったことは確かで、二部のREBIRTHでもそういった演出があるのなら、REMAKEと同容量では古代種の神殿まですらも行けるのかどうか…?
原作Disc1で言うなら今後、
- クラウドの過去回想から始まり(正気セフィロス!)
- ミスリルマインを抜けて(チョコボ育成したい)
- ユフィ加入イベントがあって(超楽しみ)
- ジュノン歓迎式典からの(プリシラー!)
- ジェノバと対戦!?(あの船上の不気味な雰囲気を再現して欲しい)
- コスタ・デル・ソルで南国気分を楽しんで(レッドの言い訳カモン)
- ケット・シーの加入イベントもあって(リーブさんの関西弁も聞かせて)
- バレットの大イベントであるコレルプリズン…(絶対泣くやつ)
- ゴンガガでザックスの痕跡を発見して(タークスタークス)
- コスモキャニオンでのレッド13イベント…(これも絶対泣くやつ)
- ニブルヘイムでヴィンセントが加入して(クラウドとティファの帰郷…!)
- ロケット村ではシド加入イベントもあって(パルマーどつく?)
- ユフィがいるならウータイにも行って(コルネオと再会!)
- ゴールドソーサーでデートイベントをしてから(正座待機中)
- 古代種の神殿→忘らるる都(ティッシュひと箱じゃ足りない予感)
と、原作ファンならひとつも見逃せない素敵イベントが目白押しなのです。
しかし、この不安については、野村氏がはっきりとこう仰っています。
『FFVII リメイク』がミッドガルまでだったということで、残り2部作で原作の内容を盛り込むのは難しい、何かが省略されるのでは? と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ダイジェストになることはありませんので、ボリュームに関してはご安心ください。
『FF7リバース』ほか『FF7』関連タイトルについて北瀬氏と野村氏に直撃。クラウドとセフィロスのあのシーンは? 残り2部作で原作の内容は収まる? より引用
なんとも頼もしいお言葉!!
サラーッと流して終わり、ということは無さそうなので、この辺りは一安心ですね。
しかも、既にクラウドを追いかけ回しているセフィロスの存在や、原作と違い何か知っているエアリス、神羅側の動き、生き残ったであろうビッグスと他生死不明のアバランチメンバーのその後、何よりザックスの生存描写…。
これら細かい演出も含めたら、どこで終わらせるか、にもよりますが、REMAKEの倍以上の大容量になること間違いなしですね。
とはいえ、どこで終わるかと予想すれば、順当であれば原作もDisc1で終わる、
忘らるる都まで、
でしょう。
忘らるる都で終わるなら、ラストまで道筋が見えやすくなってきますからね。
しかしそうなると、完結作もそこそこの容量となるのは間違いなく、第一弾REMAKEの容量だけ妙に少なく感じてしまい、三部作の本編クリア時間に偏りが出てしまうことも余儀なくされます。
おまけエピソードのINTER GRADEを含んでも偏りが出る結果で、分作の弊害と言われればそれまでですが、三部作それぞれの容量にだいぶ差が出てしまうことは、確実でしょう。(そもそもプラットフォームからPS4とPS5で違いますが)
忘らるる都の前で終わるなら……完結作だけ物凄い容量になるでしょうから、やっぱりクリア時間に差が出るのは確定。
頑張って忘らるる都より先で終わるなら、
北の大空洞でクラウドが精神崩壊するまで、
でしょうか。
そうすればFF10-2のように、必要要素をクリアすればエアリスの悲劇回避もしくは復活ルート、クラウドの精神崩壊回避、なんてこともできる追加おまけエピソードも作りやすい!?……というメタ的発想もできます。
CCFFⅦ リユニオンの発売
2007年にPSPで発売されたFFⅦのスピンオフ作品である
CCFFⅦ REUNION
が、今年2022年の冬に発売されることが発表されています。
CCFFⅦと言えば、FFⅦ本編前の過去を舞台に、ザックスが主人公として活躍する感動の物語です。
本編前の過去が舞台のスピンオフ作品なので、当然ながらFFⅦの盛大なネタバレであるクラウドの正体も、全てまるっとお披露目されています。
REMAKE続編であるREBIRTH発売前に、FFⅦ本編のネタバレ要素が満載のCCFFⅦが発売されるということは、
クラウドの正体が周知されてしまうことを公式が恐れていない
ということになり、REMAKEシリーズの最大の焦点は他に隠されているとも推測できます。
と言うより、
「CC FFVII」のストーリーが「FFVII」の序章的なお話になっていますので、
~中略~
ここで1度「CC FFVII REUNION」を挟んで、「FFVII リバース」に繋がっていくというのが、おそらく一番繋がりがいいんじゃないのかなと思っています。
「FFVII リメイク」は三部作ではあるのですが、「CC FFVII」もその一部だと思って是非プレイしていただけると幸いです。
「FFVII」25周年特番で発表された「FFVII リバース」、「CC FFVII R」などのさらなる内容に迫る北瀬佳範氏、野村哲也氏、佐藤万里子氏インタビュー より引用
野村氏ははっきりきっぱりこう仰っていて、これはもう実質的に、
REMAKEシリーズはCCFF7を含んで四部作
と同義ということでしょう。
原作当時は、
「クラウドが実はソルジャーではなかった」
という点が物語の最大のミソでしたが、今やその事実は特に原作ファンならば四半世紀前から知っていますし、おそらくREMAKEシリーズは、クラウドの秘密に焦点を当てるのではなく、先ほど挙げたクラウド、エアリス、セフィロスを中心に、
ザックスの存在が鍵
となってくるのではないでしょうか。
(個人的には、FF7の主人公はあくまでクラウドなので、とにかく彼を主体に物語が動いて欲しいと思っていますが)
なんにせよ、あくまでCCFF7は本編前の物語であり、PSPの頃とお話自体は変わらず、つまりザックスの運命も変わらない?ということで、REBIRTHについては話の大筋は変えないにしろ、
原作とは異なる物語が展開されることは間違いない
でしょう。
まとめ
長くなってしまいましたが、FFⅦ REBIRTHの新情報は、
- 2023年度中の冬に発売
- プラットフォームはPS5
- 三部作であることが確定(三部作目の発売は未定)
- 本編前の物語を描いたCCFFⅦをリマスターした「CCFFⅦリユニオン」が、2022年の冬に発売
ということで、今年の冬から来年はFF7ファンは大忙しですね(笑)
物語は原作の大筋から大きく変えないとのことですが、REMAKEでの新要素だったフィーラーやザックスの生存描写などから、細かい部分では原作とはだいぶ異なる設定が入ってくるだろうと予想しています。
どんな物語になるのか、今からとても楽しみです!
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