【FF7R考察】エアリスの台詞「好きにならないで」の意味

 

FFⅦ REMAKEにおいて、それぞれの決意イベントでのエアリスの台詞、「好きにならないで」の意味を考察していきます。

 

*以下、FFⅦ REMAKEのネタバレがあります! FFⅦ REMAKEを未プレイの方はご注意ください*

 

「好きにならないで」

FFⅦ REMAKEにおいても、物語のキーパーソンであるエアリスは、意味深な言葉をいくつか残しています。

その中で個人的に印象的だったもののひとつが、チャプター14冒頭、それぞれの決意イベントの、

「でもね 好きにならないで」

「もしそうなっても 気のせいだよ」

と、苦しそうに言うエアリスの言葉です。

突然の思わぬ発言に最初は「?」でしたが、この言葉の意味、これまでの原作より控えめになったエアリスの性格も含めて、考察してみました。

★リメイク版エアリスの考察記事はこちらから。

【FF7R考察】フィーラーの存在があるために、エアリスは控えめに? リメイク版でのクラウドとエアリスの仲を探る!

自分の最期を知っているから

一番に考えられる意味としては、おそらく、

 

エアリスが原作通りの自分の最期を予知・予感できてしまっているから

 

でしょう。

★エアリスがなぜ未来を知っているのかは、こちらの考察記事からどうぞ。

【FF7R考察】運命の番人 フィーラーとは? エアリスは本当に未来を予知している?

★エアリスはフィーラーの目的すらも知っている?

【FF7R考察】エアリスとセフィロスの目的、フィーラーが本当に守ろうとしている運命を考察! フィーラーを倒す必要はあったのか?

七番街プレートの事件で「予感」が「現実になる」ことを知ったエアリスは、なんとなく感じ取っていた自分の最期のことも、将来高い確率で「現実になる」と確信したのかもしれません。

「好きにならないで」の前には、

「クラウドと会えて 嬉しかった」

「かけたくれた言葉 ひとつひとつ」

「してくれたこと ひとつひとつ」

「全部 嬉しかった」

「一緒にいられて 楽しかった」

と、まるでこれでお別れのような言葉を口にしており、原作を知っている我々からすると、エアリスの最期を連想させるようなシーンでした。

自分の最期が現実になると確信してしまったからこそ、クラウドにあのような言葉が出たのです。

加えて、自分に対しての戒めの言葉でもあったように感じます。

クラウドに「好きにならないで」と言いながら、自分もクラウドを「好きにならない」ようにする、それこそ本当の決意表明です。

あえてクラウドにギリギリな言葉を掛けることで、自分の気持ちをも抑え込もうとしているように聞こえました。

原作ではグイグイと積極的にクラウドにアピールしていたエアリスですが、リメイク版ではそこまで積極的に押していたわけではなく、純粋に明るくクラウドに接しているだけで、ジェシーのようなあからさまなアピールがほとんどなかったのが印象的でもありました。

★しかし、エアリスが本当に好きなのは…?

【FF7R考察】エアリスが好きなのはザックスか、クラウドか

クラウドの中の人格にザックスがいたから?

もうひとつ、

 

クラウドの中にザックスがいるのを知っていたから

 

という説もあります。

これも未来予知の能力なのか、それとも古代種がゆえの能力かは不明ですが、物語序盤で既にクラウドが別人格を演じているとわかっていたため、クラウドがこれから先エアリスに向けて思うその気持ちは、本当のクラウドの気持ちではない…と暗に言っている、という可能性です。

原作厨フィーラーの私は、この線は薄いように思います。

【FF7考察】実は複雑な三角関係? クラウド・エアリス・ザックスの関係性

こちらの記事にもザックスとエアリスの関係をまとめましたが、解体真書にも、当時のエアリスの気持ちがはっきりと記されています。

 

「私の初恋の人……って言っても、とくに親しくなったわけじゃなかった。ミッドガルで花売りをしているときに出会って、ちょっといいなって、そう思っただけ。

(中略)

だから5年前、ザックスがどこかに任務で出掛けるって言ったきり姿を見せなくなったとき、ずいぶん泣いたっけ。ああ、これが初恋って言うんだって」

 

ファイナルファンタジーⅦ 解体真書より

 

つまり、原作ではザックスとエアリスはCCFF7のような関係ではなく、あくまでザックスはエアリスの初恋の人だったというだけです。

 

「ザックス! それじゃあなたも、しんでいたの?」

本来なら訊くまでもない問いだったが、エアリスは反射的にそう考え、言葉にしていた。それほどに、この陽気で腕の立つソルジャーには死は不似合いだった。行方知れずであっても、きっとどこかで無事に暮らしている――そう盲目的に信じていた自分に改めて気付き、この残酷な仕打ちに彼女は強い衝撃を受ける。

 

ファイナルファンタジーⅦ アルティマニアオメガ 「小説 星を巡る乙女」文/ベニー松山 より

 

アルティマニアオメガの巻末小説では、エアリスがライフストリームの中でザックスと再会し、その時までザックスが亡くなっていたことを知らなかったことが記されています。

だとすると、クラウドの中に初恋の人=ザックスがいる!なんて生存中は微塵も感じていなかったはずです。

 

それでも万が一、リメイク版ではフィーラーにより序盤からクラウドの真実を知っていたとしても、

(交際もしていない初恋のザックスの人格が私を好きかもしれないから)
「もしそうなっても 気のせいだよ」(キリッ)

 

なんて言うの、どう考えても痛い女でしょう(笑)

エアリスがザックスを好きだっただけであって、当時のエアリスはザックスの気持ちなど知る由もなかったからです。

それで上の台詞が出るなら、完全に勘違いにも程があります。

 

では、もしリメイク版でCCFF7の「恋人とも勘違いされるほどのザックスとエアリスの関係設定」を踏襲していたとして、そうなると、

(しんじゃった元カレのようなザックスの人格が私のこと好きなだけだから)
「もしそうなっても 気のせいだよ」(ドヤッ)

 

ということになり、これだと個人的には、なんだかエアリスに対して「おこがましいなぁ」という気持ちが出てきます。

元カレ?の人格を秘めているクラウドに対し「その気持ちは元カレのだから!」と暗に言っているなんて、この時点でザックスは既に亡くなっているとはいえ、エアリスにしてみればザックスは5年も行方不明だったわけで、そのザックスが今も自分のこと好きでいてくれるなんてよく思えるよな、と(笑)

 

ここからは蛇足ですが、CCFF7設定だと、時系列的にも無理が出てきてしまうんですよね。

流れで言えば、

 

  1. 明らかにザックスとエアリスが友達以上の関係に見える5年前
  2. ザックス行方不明の間、エアリスは4年間も手紙を書き続ける
  3. 最後の手紙から1年後、ザックスが命を落とす(エアリスも察知?)
  4. 数日後(長くても数週間後程度)、クラウドとエアリスが出会う

 

となって、ザックスの死の悲しみからまだ傷が癒えていなくてもおかしくない時期に、エアリスがソッコーでクラウドに興味を持つ尻軽女になってしまい、かつ元カレザックスに似ているという理由で興味を持ったクラウド相手に「しんだ元カレのザックスが私のこと好きなだけだから、お前の気持ちは勘違い!」とロマンチックシーンでほのめかす、ガチで痛い女エアリスになってしまうのです。

 

CCFF7設定を踏襲しながら有り得る改変内容を予想するなら、ザックスが亡くなってからクラウドがミッドガルに到着するまで、1年以上かかったとかって設定に改変するとかですかね?

ティファに再会するまでクラウド何してたん?って話になりますけど(笑)

それとも、クラウドがザックスに似ていたからこそ、エアリスは元カレザックスの影を追っていただけとか?

原作厨フィーラーとしては、完全に原作と相反するこの設定はかなり頂けない…。

もしくは、ザックスの行方不明から5年も経っていたためにエアリスの中で既に踏ん切りがついていて、ザックスの死を察知してもすぐに受け入れられたとか。

まさかまさか、本当にエアリス2週目説だと言うのか…。(2週目だからザックスの死も全て受け入れている?)

この辺りはどうなるのか、非常に気になる所です。

 

……最後に話がだいぶ逸れて長くなりましたが、ともかく以上の理由から、この時点でのエアリスの「好きにならないで」は、クラウドの真実(実は創られた人格)のことまでは示唆しているように思えません。

★クラウドの中にザックスがいるかいないかを徹底検証した考察記事は、こちらから。

【FF7R考察】ジェノバ細胞は感情も読み取れる? クラウドがティファやザックスの感情を読み取ったのか、仮説も含めて徹底検証してみた

「悔しいけど うれしい」

と、いうわけで、自分の最期が現実になると確信してしまったがための「好きにならないで」ではないかと私は考えていますが、そう考えると、更にその後に続く台詞も非常に気になります。

「悔しいけど うれしい」

 

クラウドにしてみれば、「好きにならないで」なんてめちゃくちゃ一方的な物言いしかされていないのに、

クラウドは怒るどころか気まずそうに視線を逸らすだけで(まさか図星!?)、

「ずいぶん 一方的だな」

しか言いません。

更に、神羅に捕われているエアリスに向かい、

「迎えに行く」

と、宣言します。(クラウドが自発的に決意した!!)

クラウドの言葉を聞いた瞬間のエアリスの表情が、これです。

なにこれ切ない……しかも、なんとも泣きそうな顔で…。

 

では、エアリスは、一体何が悔しいのでしょう?

 

「好きにならないで」と直前に言ったにも関わらず、クラウドの「迎えに行く」という言葉に嬉しさが込み上がってしまったことなのか。

それとも、クラウドが神羅ビルまで来てくれることになりそうで、それこそがフィーラーの運命通りになりそうで悔しいと思ったことなのか。

 

上のエアリスの表情から察するに、前者じゃないかな~と個人的には感じています。

あんな切ない表情しといて救出時はめちゃくちゃアッサリでしたけど(笑)、よく考えたらあれはあくまでクラウドの「夢」なので、エアリスは「好きにならないで」と直接クラウドに言っている事実は無いのかもしれません。

クラウドだけが「好きにならないで」と夢の中でエアリスに言われている形なので、助けに来てくれたクラウドたちにエアリスは普通に「ありがとう」だけで終わるし、クラウドは変な風に意識してしまって「うん」で終わっているだけ、ということだとしたら……クラウド君めちゃ可愛いですね!

1周目は日本語版でプレイして、単純にクラウドとティファの関係がイイ感じだな~と個人的には感じたのですが、2周目を英語版でプレイしてみると、予想以上にクラウドとエアリスの会話が直接的というか、これはかなり恋愛的に意味ありげ!!?という表現が多く、改めてクラウドとエアリスの関係について驚いています。

クラウドはティファとも良い雰囲気なんですが、エアリスが入り込む余地は果たしてあるのでしょうか…。

なんて当初は感じていたけど、いや、普通にあるなと今は思い始めています。

ただ、ダブルヒロインの不公平演出は無くして欲しいなぁというのが本音です。

まとめ

エアリスの好感度が高いと聞ける、「好きにならないで」の意味を考察してみました。

おそらく自分の最期が現実になると確信しているエアリスだからこそ、クラウドとお互いに惹かれる所がありながら、今以上の関係になるまいと必死に自分を抑え込んでいる台詞に聞こえました。

今作のクラウドの態度を見ていると、エアリスともティファとも良い雰囲気のシーンがたくさんありますが、次作以降はどうなることやら…です。

 

 

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CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:©1997 YOSHITAKA AMANO

 

20 Comments

マーライム

こんにちは!実は先週買って、昨日クリアしました(^_^;)
初代のⅦからエアリス推しだったので、リメイクでのこのシーンは涙が出ちゃいましたね笑

素晴らしい考察だと思い、うなずきながら読んでましたが、そもそも疑問なのは・・・このシーンがクラウドの夢だったのかな?という事です。
まぁ夢である可能性は高いとして、クラウドの頭の思考からのエアリスの言葉なのか、アダすけさんの考察のようにエアリスの意思がクラウドの夢に問いかけたのかによって変わってきますよね。

勝手にクラウドが思い描いているエアリスだったらクラウドの中のザックスの記憶が影響しているのかなぁと。

でも、子供のころのかくれんぼでエアリスが置いてきぼりになってクラウドたちが見つけてくれたシーンと言い、原作でエアリスの最期を知っているからこそエアリスの愛おしく、せつなく感じてしまいますよねぇ(>_<)

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アダすけ

マーライムさんこんにちは。
拙い考察を読んで頂きありがとうございますm(__)m
エアリスとの決意イベントは、私はエアリスの意思も入っていると思っています。
各キャラのクラウドへの好感度が高くなることで見られる決意イベントなので、エアリスの場合、ただのクラウドの夢だとすると、エアリスから「突き放す」ような言葉を聞くのはなんだか不自然だな、と私は感じました。
クラウドが思い描くエアリスなら、8章の「花と語りて」イベントでもそれとなくクラウドも言っていましたが、クラウドはエアリスを「前向き」で「諦めない」人だと認識していました。エアリスの言葉に「そんな風には見えない」と言っていても、「すぐ諦めちゃうエアリス」を想像できていないし、実際その後のティファ救出イベントでもエアリスが先導してダンスショーに突入して、色々あって七番街へ到着した時は率先してウェッジを助けるエアリスをクラウドは見ています。そして、しまいにはマリンを庇って自身が神羅へ。
そんなエアリスを見ていたクラウドが思い描く彼女は、「好きにならないで」といきなり意味不明な警告するような人間だとは、思っていないように感じます。
もし純粋なクラウドの夢なら、最近は「2周目説」も大いに有り得ると個人的に考えているので、そちらの線かな…なんて考えてもみたり。考えると本当に面白いですね^^
原作エアリスの最期を知っていると、Rエアリスが元気に喋って笑う姿に感動しますよね。続編も楽しみです。

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オクラ野郎

アダすけさんこんにちは!
考察おもしろく拝見いたしました。

ひとつ疑問というか辻褄があわないのが、『ザックスがクラウドのなかに存在したのを知っていたから、というのは違う』の箇所です。

エアリスはエルミナの夫が魂として会いに来たことを知っていました。
イファルナが星に帰っただけだからさみしくない、ということも。
ザックスがエアリスに会いに来なかったから分からなかった、あるいは大人になったらセトラのチカラが弱まった、ということも考えられるのですが
どちらかというと、「死が似合わない」「盲目的に信じていた」と記載あることから、「予感はしたけど信じていなかった」という線に見えます。
リメイクは CC のあとなので、CC の最後ザックスが死んだ瞬間にエアリスがハッと空を仰ぎ見る描写から見ても、リメイク最後の「空嫌いだな」からも、予感自体はしていたように思います。

原作の「最初はあなたの中に彼を見ていた」というセリフからも、クラウドがどこかザックスに似ていることは感じてはいるはずです。
セフィロス(星の災厄ジェノバ)が本当の敵だとわかるということは、クラウドの中にジェノバ細胞があること、それが自分が似てると思ったザックスを擬態して人格を形成していることにも気付けるのではないかなと考えました。

また、自分が死んでしまうので「好きにならないで」と戒めるだけならいいのですが、もし本当にクラウドが擬態していないと思っているなら「あなたの好きは気のせい」はちょっとひどすぎる気がします。w

ジェノバクラウドがエアリスに好感をもった描写はゲーム内や書籍にないので「好きにならないで」の真意はわかりませんが、それより「そうなっても気のせい」のほうが後のストーリーに続く重要なセリフかなと思いました。

長文失礼しました!
考察好きなので、今後も拝見させていただけると嬉しいです。

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アダすけ

オクラ野郎さんこんにちは。
拙い考察を読んで頂きありがとうございます!

早速ですが、「エアリスは“クラウドの中?にザックスが存在している”とは思っていない」と、私が考えているのは今でも変わりません。
その理由のひとつとして、Rのエアリスがセフィロスを本当の敵だと知っているのは、あくまで「星を消そうとしている」からであり、決してかつてセトラを滅亡寸前に追いやった「宇宙生物(星の災厄)ジェノバ」だから敵と知っているわけではない、と考えているからです。
ジェノバだから敵だと認識できた、とするなら、ジェノバ細胞はセフィロスだけでなく、クラウドや宝条の実験を受けた被験者たちも全員埋め込まれています。
Rでは腕にナンバーのある男とエアリスも接触している場面がありますが、男の中にジェノバ細胞があるはずなのに、エアリスは男に対しては特別な反応は示していませんでしたよね。
私は、エアリスがジェノバ細胞を埋め込まれた人間を全て察知しているとは思えないので、もちろんクラウドの中にジェノバ細胞が埋め込まれていることも知らないと考えています。

また、ジェノバ細胞に擬態能力があることを、エアリスが知っているかも不明です。
もしかしたらイファルナさんが幼いエアリスにセトラの歴史を教えていたのかもしれませんが、原作でもRでも、現時点ではそのような描写が一切ないため確定はできません。
仮に、エアリスがジェノバの擬態能力を知っていたとして、「クラウドがザックスに似ている!」→「クラウドの中のジェノバ細胞がザックスに擬態している!」と、そんな理論がエアリスの中ですぐに成立できるとは思えません。もしそう考えたなら、エアリスの性格ならばみどり公園でもっとグイグイと、ザックスとクラウドの繋がりを尋ねていただろうし、(予感していたとはいえ)生死不明の初恋の相手であるザックスを擬態しているクラウドに、何かしら不信感を抱くのが普通ではないでしょうか。

そもそも、エアリスが知ることができるジェノバの擬態能力は、実母イファルナさんから聞けるセトラの話からです。
ジェノバの擬態能力は、相手の記憶を読み取ることです。その記憶から、相手の大切な人に擬態して襲い、セトラを滅亡寸前に追いやったわけです。
「クラウドがザックスに擬態している」とエアリスが気付くなら、「好きにならないで」以前に、なぜザックスの歩き方や仕草だけで、「クラウドはザックスそのものに擬態していないのか?」と疑問に思うことは間違いありません。

個人的に、最近は2周目説も大いに有り得るなと考えているため、「もしそうなっても気のせいだよ」は、一度はクラウドがエアリスに対し好意を抱くことを知っているから、あのような言葉が出たのでは…?とも考えています。
シナリオライターの野島氏が他のスタッフに反対されながら、物語の重要人物であるエアリスにこれら意味深な台詞を言わせたのだから、エアリスをただの「酷い女」と思わせない、何か仕掛けがあるのではないか、と…。

あとこれも私個人の解釈で恐縮ですが、原作はプレイヤーの好みでヒロインを決められたため、クラウドが誰に好意を抱いていたと考えるのはまさにプレイヤー次第です。
が、少なくとも原作の時点では、クラウドはエアリスに対してかなり好意的には感じていたはずです(声を出して笑い合ったのはエアリスのみ、コスモキャニオンで「俺が…俺たちがいるだろ?」と孤独を感じるエアリスに寄り添おうとする発言、デートイベントはエアリスが一番容易に発生、ラストは「エアリスの思いを解き放つため」という理由でクラウドはセフィロスに最後の戦いを挑んでいる)。
もちろん、この好意的というのは友情の意味でも有り得ますけどね。

…と、なんだか私こそ長文になってしまい、申し訳ありませんでしたm(__)m
考察好きとして、色々な方の意見を伺うのはとても勉強になります! よろしければ、また当ブログにお越しくださいませ。
コメントありがとうございました!

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オクラ野郎

コメ返ありがとうございます!
すみません、よく考察されているのが興味深くて、さらに聞いてみたくなりました(о´∀`о)

確かに、ジェノバ細胞が埋められているから擬態している、ということまでは感知できないかもしれませんね。そこまでの能力はないだろうというのは根拠がないので納得です。

ただ、二周目ではないはずの原作で「あなたに会いたい」と言っているエアリスは、何かしらの要因でクラウドが本物ではないと見抜いていますよね。
それが上記のようにジェノバ細胞を見つけたからではないとすれば、クラウドの変な挙動(リメイクでは頭痛)を見て見抜いたと考えるのが普通ですが、
公園でザックスの名前を出した途端の頭痛、瞳の話の回答がザックスのセリフそのもの、「話し方、手の動かし方、」、見覚えのあるバスターソード、クラスファースト・・・
ザックスにこうも似ている点を不審に思っても、エアリスは直接聞か(け)なかったんじゃないでしょうか。
陥没道路で「ソルジャーで仲の良い人がいたか」をクラウドに聞いていましたよね。
あれは遠回しに、クラウドがザックスに似ているのは、ザックスと仲が良かったからなのか、と、クラウドがザックスに似ている理由を疑問に思っているからこその質問に見えました。それこそ、アダすけさんのおっしゃる不信感の一種で。エアリスが知りたがる関係のソルジャーはザックス以外に他にいないですから。
その後の公園で「前、見なくちゃね」と言っていることから、この時点ではまだザックスに似ているという意味でクラウドを気になってるだけですよね。だからクラウド自身に興味を持っているわけではまだない。
エアリスはチャプター17でフィーラーのことを聞かれても何を知っているのか具体的な回答をしなかったし、そういう要素から、グイグイ聞いたり、思っていたとしても直接その場で素直に言葉にするほど、エアリスは単純な性格ではないように思います。

それと、スクエニが「あらすじは変えない」と言っていることから、「そうなっても気のせい」=気のせいであるのはなぜなのか?という、クラウドの秘密(後の精神世界)につなげようとしているのかなと読みました。
エアリスが星を救う最重要人物であり、クラウド自身を救うキーパーソンはティファではありますが、クラウドがリメイクの現段階で本物ではないと気付けるのはセトラの力を持ったエアリスだけなので、そういう意味でも後の話(あるいはディスク)につなげることが唯一できる、最重要人物なりの分岐かと思います。

自分は選択肢でヒロインを選べるとは思ってません。(自分はティファ好きではありません)
クラウドが声を出して笑った場面は他にもあります(バレットの水兵服を見て「マシュマロかぶった熊みたい」と笑う)し、
「俺が、俺たちがいるだろ」も、コスモキャニオンで星命学を一人学んでいて、セトラが自分だけになった寂しさや使命感を感じている状況で、みんながいる前で言うそのセリフは恋愛的な意味には捉えられないし、エアリスに話しかけなければ聞かないセリフです。そもそもクラウドはまだジェノバに意識を支配されている時期。
デートにエアリスが来やすいのは最重要人物であるからだし(あなたに会いたいのセリフが深い意味)、ラストのセリフはおっしゃるように友情や仲間という意味に捉えられます。

それよりも、プレイヤーの意思で回避することのできない頭の中の声「二人きりになれるチャンス」、寄り添って過ごす決戦前夜、公式本「長年、互いに好意を抱いていた」クラティと同等に扱えるほどのクラウド→エアリスの恋愛要素は、客観的に見ても感じませんでした。
そのため、二周目説や「好きにならないで」の方面に焦点を当てているのは、少々エアリスに偏った見方かなと思ってしまいました。
いかがでしょうか?

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アダすけ

オクラ野郎さんこんにちは。
再びコメントありがとうございます!
あくまで私個人の考察で良ければ、目を通して頂ければ幸いです!

まず、原作での「あなたに会いたい」は、「クラウドが本物ではないと完全に見抜いているわけではない」と私は考えています。
あくまで、クラウドに対して感じていた「違和感」「ちぐはぐさ」を、エアリスの独特な言い回しで「あなたに会いたい」と表現したのだろう、と。
クラウドに対する違和感はティファも物語の最初から感じていましたし、パーティでは一番最後に仲間になったシドでさえ、クラウドに対してはなんだかおかしな「ちぐはぐさ」を感じていました。
となると、序盤で仲間になったエアリスも、ティファやシドが感じていた「違和感」「ちぐはぐさ」を認識していたでしょう。その違和感、ちぐはぐさの正体を、エアリスは知りたい、探したいと思った。
それが、今でもエアリスの台詞として有名な「あなたを探してる」という言葉になったのではないか、と考えています。

クラウドがザックスに似ている点を見てエアリスが不審に思っても、それを直接彼に聞か(け)なかったというのは私も同意見です。
2018年に行われたFFシリーズの「別れの物語展」では、シナリオライターの野島氏が書き下ろしたエアリスのメッセージも公開されていました。
その中に、
「時々、同じ目の人を見かけるよ 君と同じ目。その度に迷うんだ。あの人、知ってますか?どこにいるか知りませんか?訊いてみようか、止めようか…って」
という一文がありました。この中の「君」は確実に、突然に行方不明になったザックスのことを指しています。
エアリスはこれまで、クラウド以外のソルジャーを見かけてもザックスのことを訊くのに躊躇していたことがわかりますので、似た仕草をするクラウドに対しても同じだったのだろうと推測できます。
この辺りのことはこちらの記事でもまとめてありますが、
https://zenryokuaduclub.net/ff7r-aerith-zackcloud/

エアリスが徐々にクラウドに惹かれていくのは確実です。
Rではまだ物語の序盤なので、エアリスからクラウドへの気持ちはまだ固まってはいないでしょう。だからこそ、決意イベントの「好きにならないで」は「は!?」となったのですが…。

気のせいなのはなぜなのか?という考えは面白いですね。後の精神世界に繋げようとしている、というのもなるほどと思いました。
ただ、それだと「クラウドの中にザックスがいたから、気のせいだった」ということになるのでしょうか?
またも私の過去の記事で恐縮ですが、
https://zenryokuaduclub.net/ff7r-jenova/

こちらで、「クラウドはザックスの感情をコピーしていない」と結論付けたので、私はそれはないかなーと考えています。

クラウドが声を出して笑った場面、「マシュマロかぶった熊みたい」は私も確認してみましたが、ちょっとあの会話ではクラウドは声を出して笑っているとは私は解釈できませんでした。せいぜい、「ハハッ」と鼻で笑った雰囲気かな…?と。
直後バレットも怒っていましたし、最初のクラウドとエアリスのように、明らかに二人で楽しく笑い合う描写ではなかったな、とは思います。
「二人きりになれるチャンス」も、恋愛的な意味でも、友情的な意味でも、どちらの意味でも取れてしまいます。
好きな人ならばそのまま「二人きりで会えるチャンス」ですし、幼馴染(ではなかったけど)でも、久しぶりの再会でしかもソルジャーになれたのだから「幼い頃に助けることができず罪悪感を感じていたティファに、二人きりで会って認めて貰えるチャンス」でもあるとも、解釈することができるのです。

…と、私がクラウドを笑ったようには感じられなかった、オクラ野郎さんが「俺たちがいるだろ」を恋愛的な意味では捉えられないと考えているように、プレイヤーによって解釈って様々なんですよね。
原作は選択肢によって好感度が変わる仕様にはなっていますが、それでも、同じ場面でも全く違う意味に解釈するのは全く稀ではないんです。
特にRの日本語版は、曖昧な演出とかどっちでも取れるような台詞の言い回しが多く、プレイヤーそれぞれが違った解釈が起こすのは必至だと思います。
同じ映画を観ても、人それぞれ感想が違うのと同じですね。でも、自分とは違う感想を聞くのも面白いのであって。

また、テーマが「星の命」のFF7でこんなことを推測するのも野暮ですが、そもそもクラウドの相手=ヒロインが固定ならば、最初からそう作られているのでは?とも思います。
4のセシルとローザ、8のスコールとリノア、9のジタンとガーネット、10のティーダとユウナのように、彼らは物語の中で明らかに相手に恋心を抱き、そのような発言をし、とてもわかりやすく恋人関係もしくは両想いになっている演出になっています。
その点、7は好感度でデート相手を選択できることもあり、全てが曖昧です。
ティファに対しては初恋の人とも友達になりたくて認めて貰いたかった人とも解釈できますし、エアリスに対しても、恋愛的にも友情的にも取れる発言が多いです。
原作現役プレイヤーなら覚えていらっしゃるかもしれませんが、1997年時のFF7のキャッチコピーは「君はもうクラウドになったかい?」で、プレイヤー=クラウドという要素が非常に色濃く、その点も含めて、(Rは現時点では不明ですが)原作においては私はやはりヒロインはプレイヤー次第だと考えています。
それに対し、オクラ野郎さんは、そうでないと思っている。
プレイヤーが二人いればそれぞれ意見が違ってくるのは当然だと思いますし、当たり前ながら私もオクラ野郎さんのご意見を否定をするつもりもありません。

それと、公式本は正直、最近は参考にできないと考えています。
本によって解説が違うからです。(開発陣のインタビューは大いに参考にさせて頂いています)
アルティマニアにはティファのことを「ずっと好きだった」とありますが、解体真書ではエアリスとデートを行っており、それだと決戦前夜も、ティファとの会話は恋愛要素がないアッサリしたものが確定的になる、ということになりますから。

2周目説も、私個人の嗜好で恐縮ですがあまり好きではない設定で、はじめはそれこそ否定派だったのですが…(笑)
9章はじめのクラウドのチリカラフラッシュバックもあったりで、最近は2周目説も大いに可能性はあると考え直している次第ですが、2周目説ってそんなにエアリスに偏った見方でしょうか?
様々な要素があっての2周目説なので、なぜ2周目説に焦点を当てるだけでエアリスに偏っている、と思われるのでしょう?
「好きにならないで」を考察したのも、決意イベントでのエアリスのあの台詞は誰よりも一番意味深で、考察しがいのある台詞だったからです。
エアリスは主人公のクラウド、ラスボスのセフィロスと並ぶ、物語の最重要人物なので、どうしても注目がいくキャラだと認識しています。
それでエアリスに偏っていると思われてしまうのなら、否定をするつもりもありません。

…と、また非常に長くなってしまいましたね。申し訳ありませんm(__)m
これらあくまで私個人の見解なので、押し付けるつもりは一切ありません。
わざわざコメントありがとうございました!

返信する
オクラ野郎

再びこんにちは!長文で書いてくれて嬉しいです。
ご紹介いただいた記事読ませていただきました。
ここまできちんと考察している生きてるサイトに出会ったのも嬉しくて(探してるわけでもなくたまたま見つけたのですが)。

まず、ザックスの感情まで擬態しているわけではないという点は、様々な資料に基づいて「確かに」と思いました。
でも自分が言いたかったのは、「ザックスがクラウドの中にいる」のではなく、「ザックスを擬態している別人格がいる」のをエアリスは分かってただろうと言うことです。

クラウドは原作で頭を抱えた後にちょっと記憶が飛ぶというか、一瞬聞こえなかったり、精神世界から帰還するまではジェノバ細胞によって生み出された、クラスファーストだと思って行動する別人格ですよね。
後に本物クラウドの声だったと分かる謎の声と会話したり、それに従って目を覚ましたりティファに話しかけたりしますが、最終的に「俺はクラウドになれませんでした」で暴露するまで、本物クラウド自身はたまに声をかけるくらいで、偽人格から自身の体を奪い取るわけでもなく、基本的に奥に引っ込んでる状態です。
「ソルジャーになれなかったことを恥じた弱い」本物クラウドがその一点でティファの前に出たくなかったという事実や、リメイクで教会に落ちたときに奥から本物クラウドが歩いてくるシーンを鑑みても、本物クラウドは偽人格に自ら接触しに行く状態である(能動的に接触しに行かないと、体を動かしている偽人格に聞こえないor作用しない)のが分かります。
ということは、ザックスの記憶を読み取っていないからと言って、エアリスと対峙したクラウドが本物と言ったらそういうわけではない。ザックスから聞いた記憶、自分で見た記憶を合わせて幻想の自分を作りだした、本物に見える作られた人格と言えます。

ザックスと一緒にいたわけでも、まして仲が良かったわけでもない(偽クラウド談)。それなのに、公園でザックスという名前を出して頭痛になったと思ったら、そのあとにザックスと同じセリフの返し。普通に考えたら怖すぎますw
でもエアリスは「うん・・知ってる」だけいいます。
ここでもし何も怪しまなかったのであれば、「不思議!ザックスも同じこと言ってた。神羅でその言い方、習うの?」みたいになりませんか?
「最初はあなたの中に彼を見ていた」ので、リメイクでおかしなくらい似ている箇所をあえて作ったシーンだと自分は思います。

こういう端々から、ザックスに似たカケラはあるのに、ザックスを知らない。全く同じセリフは言うのに、ずっとザックスというわけでもなさそう・・。
『クラウドがザックスに不気味なほど似ているけど、どうやらクラウド自身ではない』
そんなふうにエアリスは気付いて然るべきではないでしょうか?
人は死ぬという話の後なので、「好きにならないで」だけならじゅうぶん分かります。
でも分岐までにそういう結論がエアリスの中で出ていなければ、「好きは気のせい」とならないと思うんです。

個人的には「好きにならないで」は「気のせい」を印象付けるための前フリ、キャッチーなセリフを何かしら入れたかったスクエニの仕込みであると思っています。
もし本当にクラウドが偽人格だと知らずに「気のせい」と言ったのであれば、初めに言いましたけど人の気持ちに対して失礼すぎるし(ふざける要素はこのセリフ直近では不要)、実際にこの後精神世界で本物クラウドが出てくるわけなので、合ってるのに知らないで「気のせい」は無意味なセリフなんですよね。

アダすけさんがおっしゃる通り、星の命を救うRPGなので、恋愛シミュレーションでもギャルゲーでもありません。
だからこそ、原作で偽人格だと暴露する展開に繋げられるように、主人公がザックスを擬態した別の人格であるという伏線をFF7の最重要人物が張る流れだと思うんですよね。恋愛に持っていくのではなく。
指チリのくだりや眠りの森のオマージュをミッドガル段階で出すあたり、ここでエアリスがすでにクラウドの偽人格に気付いてもおそらくこの後の展開的に何ら問題はないのでしょう。

デートイベントで一番来やすいのはエアリスが最重要人物であり、クラウドの秘密を知ることができる唯一のキャラだからですよね。
エアリスが言いたかったのは、「ザックスに似ている(から気になった)。けど違う、あなたを探してる」。探しているのは会いたいからという恋心からでしょうが、シドのように、「なんかちぐはぐ」で終わってるのとは違う、探す対象を確信しているセリフです。「?俺はここにいる」「うんうん、知ってる」のクラウドとの会話のズレも目立つ伏線イベントですよね。
だから開発としてはむしろ最重要人物のエアリスとデートさせたくてパラメータもエアリスに大きく加点設定し、ムービーも力が入っているのではないでしょうか。
エアリスとデートしたらティファとの前夜があっさりになる、とおっしゃいますが、それでもティファ固定で寄り添って過ごすことに変わりありません。書籍で解説が違うから参考にならないということはないと思います・・・公式が出した書籍を参考にしないという感覚が自分にはないので、どの書籍の乖離が参考にできないのか、記事にしているものがあれば教えてください。

FF他ナンバーのように、ティファがクラウドのヒロインならそのように明記すべきとありますが、あくまで本物クラウドが出てきたのはストーリー後半ですよね。それまでは「ぐげ」が人格を形成していたわけです。
だから自然とティファのターンは後半に寄っただけ(前半はクラウドを怪しむ期間)で、公式は書籍できちんと「互いに長年ずっと想い合っていた」としています。最初から恋心として想い合っていたわけではないですが、気にかけていたことを想うと表現しているのだと思える要素がいろいろあります。
エアリスの恋心に対しての書籍だけ拾われ、クラティの書籍は信じないというのは、あからさまな贔屓なので・・・
「二人きりになれるチャンス」を友情と捉えるのはかなり無理やりかなと思います。友情であれば「話せる時間あったのに会えなかったな。残念☆」でいいですよね。二人「きり」、になれる「チャンス」。ただ認めてほしかっただけなら、そもそも給水塔には呼ばないと思いました。

前回コメントを書きすぎて、二周目説を唱えたからエアリス寄り、と読める雑な書き方をしてしまってすみません。
ダブルヒロインで不公平に扱ってほしくないと当記事でおっしゃっていたのも読んで、ダブルヒロインは恋愛をどちらかと楽しめるという意味ではなく、それぞれのヒロインの役割があるからなので、諸々の要素を含めてそのように伝えてしまいました。エアリス寄りでないとしたらごめんなさい。

本物クラウドが出てくるまではエアリスも選択肢で選べるのでエアリスとの恋愛があってもいいだろうと主張する方がいるのはいいと思いますが、最初から出てくる謎の声、最終的に星を救う前夜にティファと過ごすことは変更も選択も不可能なので、結局クラウドの想いとプレイヤーの意思は別物と考えるのが自然ではないかなと思います。

こんな長文書いたのは大学の論文以来でw、しかもFF7についてこんなふうに話せる人がいることが嬉しすぎて調子に乗りました・・ずっと考察されているアダすけさんはすでにご自身の考えがじゅうぶんにまとまっているでしょうから、自分の意見は聞く耳を持つ必要のないものかも知れませんね。
エアリスに注目せざるを得ないのはもちろん分かりますよ!
ただ、自分が書いた上記のことについて、これまでは「そういう解釈があってもいいがそうは思わない(思いたくない)」だけで終わる方ばかりで、あまり深い考察を見る機会がなかったので、よろしければひるまずにw、見解を聞かせてください。

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アダすけ

オクラ野郎さんこんにちは。
またもコメントありがとうございます!
前回同様に私個人の見解でよろしければ、お読みくださいませ。

まず、「ザックスの感情を擬態していると仰りたい?」と誤解してしまったのは、大変失礼しました。
「ザックスを擬態している別人格がいる」とエアリスがわかっていただろう、という見解については、原作においては私はやはり、エアリスがそこまで把握していたとは考えていません。
Rでは、あの公園のシーンでクラウドが態度は違ってもザックスと同じ台詞が返ってくることに対しても、エアリスはそこまで恐怖は感じないのでは?と私は思っています。
初めて好きになった人と同じことを言ってくるな…と、ザックスを思い出してちょっと切ない気持ちになったくらいで、だからこそ、少し俯いての「うん…知ってる」だったのではないないかと。
要は、再三申し上げているように、これもプレイヤーの主観による解釈違いです。
「不気味なほどに似ている」という感覚もあくまでオクラ野郎さんの主観で、私は「不気味なほどに似ている」とまで認識しなかったので(これは私の主観)、上記のようにエアリスが「クラウドの中に別人格がいる」とわかっていなくても、恐怖は感じなかっただろうと思います。

わかりやすくここではクラウドの「偽人格」と表現させて貰いますが、偽人格はオクラ野郎さんの仰るように「幻想の自分であり本物らしく作られた人格」でありながら、それでも根っこは本物のクラウドの性格も顔を出している、と私は思っています。
開発陣の方々もRでは「精神年齢は16歳のクラウドを意識した」と仰っていたので、ニブルヘイム事件から時が止まってしまった16歳の本物のクラウドが持つ性質も、偽人格ながらRでは原作よりもわかりやすく表現されていました。
偽人格は、「クラウドではないけど、クラウドである」という状態だと認識しています。

書籍の解釈の違いについては、前回のコメントで申し上げたようにアルティマニアと解体真書です。
アルティマニアでは世間で言うクラティ、解体真書ではクラエアだったりするので、ゲーム本編だけで考察した方が客観的に考察できると判断しました。
それ以外にも、ジェノバの持つ能力についての記載も相違がありました。
以前の記事で解体真書を参考にしたものがありますが、ちょっと最近忙しくて記事を修正できていないんです…時間があれば修正します。失礼しました。

話を戻して、ティファとの決戦前夜や固定ではありますが、その内容は好感度によってあからさまに内容が違ってきますよね。
ティファの好感度が高いとティファとの関係が一歩踏み込んだ関係に、エアリスの好感度が高いと、そうでもない関係に。
このように好感度によってあからさまに演出が差別化されている時点で、ティファがクラウドの両想いの相手としてでも、また、そうではないように受け取れる(クラウドの心にエアリスが残っている等)ようにも作られていると認識しています。(ティファがクラウドを救う役目を背負うヒロインという意味では変わらないですが)
古代種の生き残りのエアリスが物語の最重要人物、ティファがクラウドを救うヒロインで両想い関係、それぞれの役割が最初から固定しているなら、そのような演出をわざわざ作る必要はありません。

上記で述べたように、物語の前半は偽人格のクラウドではありますが、「本物のクラウド」でもあるのです。
「君はもうクラウドになったかい?」のキャッチコピーの通り、プレイヤー=クラウドの要素が色濃かった発売当時、ゴンガガではあからさまに「嫉妬…やきもち…」というエアリスに対しての恋愛要素のある選択肢もあり、プレイヤーによっては「嫉妬」を選ぶことだってあるでしょう。
ここでの会話はエアリスもティファも固定ではないとはいえ、「そのような会話が(他にも多数)用意されている」時点で、ヒロインはエアリスでもティファでも、はたまたユフィでもバレット!?でも有り得ることを指しています。
ティファとエアリスの好感度を下げてユフィやバレットとデートすることだって可能で、そうすると決戦前夜もアッサリした会話になり、故郷を失った者同士で寄り添っている仲間の絆を深めた二人、としても、大いに解釈できます。

7は原作でもプレイヤーの解釈で真反対の意味でも取れる演出が多く、会話の選択によってはデートイベントも決戦前夜の内容も変わるのに、クラウドが自分を取り戻す前の選択は全て無効になって最初からヒロイン一択固定だったとしたら、非常にわかりにくい演出としか言いようがないですし、そもそも好感度システムを採用する意味が不明です。
プレイヤーの主観によって好感度の選択が可能、それによって見せ場でもあるデートイベントの相手と決戦前夜の演出の内容も大きく変わる。
10のようにその後の展開で主人公の想い人が物語上でも関連作品でも確定していない7では、主観によって解釈違いが起きる曖昧な演出も含め、プレイヤーの好みでヒロインが変わるという意見は今でも変わりません。

「そういう解釈はあってもいいがそうは思わない」で終わってしまう方が多いのは、実際にそこで終わっちゃう話なので仕方ないと思いますよ(笑)
要は、ただの主観による解釈違いですからね。同じ映画を観ても、誰もがみんな同じ感想を抱かないのと同じです。
公式が明確な正解を出していないので、少なくとも原作においては、どの解釈でも正解です。
シナリオライターの野島氏も、「同じ場面を見ていても受けとった情報と解釈は人それぞれ」だと仰っていましたしね。

考察する側としては、なるべく客観的に事象を並べて理論的に解釈することを心掛けてはいますが、私の考察記事だって私個人の主観がどうしても入ります。
それだけ、FF7って本当に曖昧で、どちらの意味でも解釈可だよね?という演出が多いんですよ。
もっとわかりやすく作ってくれ!と逆に思うくらいです(笑)
野島氏曰く、Rでは「プレイヤーの想像の余地をなくしてしまう」とのことですが、それでも曖昧だったよなぁと思いますからね。

これら全て私個人の見解なので、繰り返しになりますが押し付ける意図は一切ありません。
オクラ野郎さんの見解も非常に面白く拝見させていただきました。ありがとうございました!

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オクラ野郎

ご返信ありがとうございます!^^

言葉足らずですみません。
『「そういう解釈はあってもいいがそうは思わない」で終わってしまう方が多いのは、実際にそこで終わっちゃう話なので仕方ない笑』とのことですが、そういう意味ではなく、実際にゲーム内容や書籍を【公平に】読み解いた上で解釈する方がいなかったことを言いたかったのです。
つまり、一部だけをかいつまんで「そうは思わない」は完全なる主観。すべての事実に基づいて「こうだから違う」は公平な考察ですよね。
公式が明確な正解を出していないとおっしゃるのは、やはり書籍にあるクラティの部分だけをそのまま受け取っていないからだと思いますが違いますでしょうか。
なぜクラティでないのか、何が違うからクラティ部分の書籍は引用しないのか(したくないのか)の理由は解説されていますか?
解体新書とアルマニの解説に違いがあるから信用できないとのことですが、ゲーム内に選択肢が複数あるから偏らずに紹介しているだけではないでしょうか。書籍がどのシーンを紹介しているかで公式の見解が揺れていると判断しているのでしたらそれは違うと思います。
これらも、記事にされているのでしたらぜひご紹介ください。

野島氏の「同じ場面を見ていても受けとった情報と解釈は人それぞれ」の発言は『クラティ、クラエアだと双方に受け取った人たちが実際にいる』
ことを認識しているという感じで、【誰とでもクラウドと恋愛的な意味で成り立つのがFF7の正解】という意味ではないように思います。というのは、選択したらエアリスともプレイヤーが望んだ最後を迎えることができるというマルチエンディングではないからです。

また、「書籍は信じられないので、インタビューとゲーム内容で判断するしかない」のであれば、リメイクにおいてダブルヒロインの扱いを不公平にしないでほしい、と記事内でおっしゃることも筋が通っていないように思います。
なぜなら開発陣は「話の大筋は変えない」とインタビューで言っているので、開発陣の「変えていない」リメイクを作っているはずだからです。
であれば、不公平と感じること自体は個々人の自由だとしても、それが本来のFF7だったわけなので、実際不公平ではないですよね。

公園でエアリスが「恐怖を抱いた」とは自分は言っておりません。ザックスを思い出して切ない気持ちになっただけ、という解釈も理解できます。自分も最初はそう思いました。
でもなぜ陥没道路でクラウドにソルジャーでのことを聞いたのか?なぜクラウドがエアリスを好きと思うのは気のせいと言ったのか?を考えてみるとき、すでにエアリスがクラウド自身を怪しんでいる以外に答えが見つかりませんでした。
もしこれらの会話に全く意味がないとしたら、エアリスはいつも一言余計。単に気になるクラウドとおしゃべりを楽しんでいるだけ、そういうギャルゲー路線でとどまってしまうと思います。エアリスは果たして、そんな無意味なことをするキャラなのか?そもそも限られた容量で、メインキャラがストーリーに関係ありそうで実際は関係ない、そんな無意味な会話をするだろうか?
原作では、エアリスは確実にクラウドがクラウドではないことを知っていました。「自分が壊れてしまわないように」とも言ってましたよね。

では、アダすけさんは原作のどこでクラウドがクラウドではないとエアリスが気付いたと思いますか?
また、「あなたの中に彼を見ていた」とはクラウドの言動のどこのことだと思いますか。
本物クラウドは「ザックスから聞いた話」も擬態していると言っているので、確実にザックスに似た箇所がエアリスにとってはあったのでしょう。
自分は、原作のポリゴンの表現で正直クラウドのどこがザックスに似ているか全くわかりませんでした。だからこそ、声がついて画質が鮮明になったリメイクで分かりやすく表現したのだと思っています。ザックスと同じセリフを言うことこそ、彼らが似ている箇所だとエアリスが思っても何らおかしくないですよね?

原作では選択肢によって態度が変わる、というのはおっしゃる通りです。決戦前夜もティファの好感度が低いと寄り添って過ごすのみにとどまりますね。
みんなには大切な人に会いに行けと豪語しながらなぜクラウドはエアリスに関連した土地に行かないのか、一緒に過ごすとしてもなぜ肩を貸して寝るのか・・エアリスを想いながらであれば尚更理解できないポイントです。
そもそも好感度システム自体が、ヒロイン→クラウドへのポイントであって、ティファの好感度に合わせてクラウドの態度が変わるものです。
そのため、エアリスやユフィなどを選択したプレイヤーに配慮したシーンにしただけであって、クラウドからティファへの気持ちがないという証拠にはならないかなと思っています。
また、精神世界で『封じ込められた密かな願い』『大切な想いは誰にも打ち明けられることなく』と言って幼少ティファ落下に話が展開しますが、打ち明けられていない大切な想いとはなんでしょうか。
すでに給水塔で話しているので『ソルジャーになること』ではないですよね。このあたりも、記事にされていたらぜひ読みたいです。

冒頭に戻りますが、自分は「そうは思わない」という意見があることを否定したいのではありません^^;
主観や単なる感想ではなく正式だと主張する方や公平だと言って考察する方が、自分の出した根拠にどう根拠を持って公平に覆すのかを知りたいのです。
まだ考察しきっていないとおっしゃるのであれば、恐縮ながらプレイヤー次第でヒロインが変わるとか、選択肢だらけのエアリスルートが回避できないティファルートと同等に恋愛面で比較するのは、すこし物足りないかなと思っています。

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アダすけ

オクラ野郎さんこんにちは。
コメントありがとうございます!

先にザックス関連の考察から述べさせて頂きますと、陥没道路でエアリスがクラウドにソルジャーのことを訊いたのは、単純にザックスとの共通点だからと私は解釈しました。
初恋の行方不明になった人はソルジャーで、目の前にいる人も元ソルジャー。それとなく探りを入れてみたのでは?
これまでソルジャーに会ってもザックスのことを訊こうか迷っていたエアリスが、「今日は頑張ってる」その延長で、勇気を出して元ソルジャーのクラウドにそれとなく訊いてみる、という発想は、別れの物語展を見た後だと余計に理解できます。

Rではなぜか、自己紹介する前にクラウドが元ソルジャーのなんでも屋ということを知っていて不可思議ではあるのですが、これは、当初はエアリスに未来予知があるのか?とも考えていました。
しかし、最近では2周目説も有り得ると考え直している次第です。

また以前のコメントでも述べましたが、原作エアリスは「はっきり明確に、本当のクラウドではないと気付いていない」と考えています。
なのでどこで気付いたとか理屈でわかっていたのではなく、ティファやシドも感じていた違和感を、「感覚的に気付いていた」という印象ですね。
「あなたの中に彼を見ていた」も、クラウドがザックスと似た仕草をしていたから出た台詞なのだと思います。
クラウドの言動でわかったというより、同じソルジャーという経歴や勝利ポーズ等を見て、ザックスに似ていると感じていたのではないでしょうか。

Rでも、ザックスとクラウドが「同じ台詞を言っているから似ている!」ともちろん思ったかもしれませんが、私は「外見も性格も全く似ていないのに同じこと言うのが不思議だな」という感覚だったのではないかと。
つまり私の意見としては、
「ザックスに似たカケラはあるのにザックスは知らない」
→少数精鋭とはいえソルジャーは他に何人もいるので、違和感や疑問に思うほど不自然でもなく、
「全く同じ台詞は言うのに、ずっとザックスというわけでもなさそう…」
→ずっとザックスとはどういう意味でしょう?クラウドがザックスでないのは赤の他人だから当たり前であり、
「クラウドがザックスに不気味なほど似ているけど、どうやらクラウド自身ではない」
→Rをプレイしていて、容姿も性格も全く違うザックスとクラウドが”不気味なほど”似ていると私は思えませんでした。
また、なぜそこで急に「ザックスに似ている」=「クラウド自身ではない」という発想になれたのか、非常に謎です。
「誰かと全く同じ台詞を言ったというだけで、つまりそれは本人ではない」と結論付けることが不自然でないと仰るなら、もう少し納得できる根拠を頂きたいのですが…。
そもそも、ティファだって序盤からクラウドに対して違和感を感じていたのです、どうしてティファですら明確にわからなかった違和感を、クラウドと会ったばかりのエアリスが、Rでは物語の序盤の序盤から「目の前にいるクラウドは本物ではない」と推測ができるのでしょうか?
以上を理由に、私はRのこの時点では、エアリスが「本物のクラウドではない」と気付いて然るべきとは思っていません。
以前も書きましたが、古代種はジェノバ細胞がある人間を察知できるわけでもなければ、仮にエアリスが災厄ジェノバの能力を知っていたなら、尚更ザックスの姿に擬態していないクラウドに不信感を持つはずです。
ライフストリーム内で知識を得たセフィロスならまだしも、古代種とはいえ人間のハーフであるエアリスが、いきなりそこまで正確に推測できるとしたら非常に不思議です。

それと少し誤解していらっしゃるようですが、私はクラウドからティファへの想いがないとは思っていません。
プレイヤーがヒロインを選べると何度も申し上げているように、当然クラティだってあります。
それとは別に、クラウドにとってティファは一貫して大事な人です。それは原作でもリメイクでも同じだと認識しています。
書籍にあるクラティの部分を拾い上げていないのではなく、その部分だけでティファのみがヒロイン確定と断言できないと言っているだけです。エアリスの恋心については、書籍ではなく物語をプレイしていての客観的事実です。
前回のコメントでも世間ではアルティマニアがクラティ、解体真書がクラエアだから、とも申し上げましたが、両方を読んだ私はそれでもヒロインはプレイヤー次第、という自分の意見が変わらなかったこともあり、参考にしないと判断しました。
参考にしない理由として、ジェノバの能力についての解説でも相違があった、とも述べましたよね?
参考にしないからと言って、クラエア確定と思っているわけでもなく、クラティは有り得ないと思っているわけでないということは、最初から申し上げています。

なぜクラティでないのか?
クラティは無いとは私は一言も申し上げておりません。当然クラティもあります。クラティだけでなく、プレイヤーの解釈次第でクラエアもある、とも思っています。
ヒロインをティファ固定、クラティ断定と考えていないのは、当たり前ですが根拠があります。
前提として、クラウドにとってティファが大事な人であることは変わりないです。
「今度はティファと一緒だから(次は大丈夫)」とAC前日譚小説でも言っているくらい、クラウドはティファのことを大切に想い、頼りにしています。
ただ、ACでは家族のように生活していても、二人はいわゆる夫婦ではありません。家族の中にはバレットもマリンも、途中からはデンゼルだって加わっています。
もちろん、二人は恋人とも解釈できますが、そうでないとも解釈できる曖昧な描き方でした。
原作の後に発売された公式本の「互いに好意を抱いていた」の一文を拾い上げても、関連作品含む物語全体を見ると明らかな「恋人同士」に描かれていないことは、どうしてなのか?
クラウドとティファの間で、わかりやすい恋愛要素のある「好き」という単語が出たのは、AC前日譚小説だけです。
それも、クラウドはティファに「好き?」と尋ねられても返事をしていません。(この描き方も解釈が複数できて、非常に上手な書き方だなと感嘆しました)
原作でのヒロインがティファ固定で確定なら、1997年の原作発売から後に発売されている関連作品で、はっきり恋人とわかる描写を入れてもいいのでは?
その方が、ファンだってスッキリしますよね。
それが、はっきりとそのような描写は入れずに如何様にも解釈できる演出だけなのです。
つまり、他FF作品のように明確にクラウドの恋愛相手を物語の中で演出しておらず、クラティ以外の解釈も可能である演出をしているため、私はティファをヒロイン固定と考えていないのです。
これはクラエアでも同じことが言えます。

何が違うからクラティ部分の書籍を引用しないのか(したくないのか)?
先程も申し上げた通り、アルティマニアの文言だけでティファのみがヒロイン確定と断言できないと言っているだけです。
世間は「ずっと好きだったティファ」等の部分がクラティだと認識しているのは承知していますし、私も同じ認識をしていましたが、かと言ってティファヒロイン固定だとは考えておりません。

ここは主観ですが、ヒロイン固定と言われると、原作現役プレイヤーの立場からするとちょっと首を傾げたくなるんですよね。
当時は、「君はもうクラウドになったかい?」のキャッチコピーの通り、プレイヤーの好みでデート相手が選べた(隠しキャラのユフィや男性のバレットまで!)ことが、遊び心があってそれもまた楽しい要素のひとつだったんです。
オクラ野郎さんは「クラウドの想いはプレイヤーの意思とは別物」と仰っていましたが、主人公クラウド=プレイヤーという要素が強いゲームでした。
アルティマニアの文言をそのまま受け取っても、物語前半は偽人格とはいえ根っこはクラウド、七番街スラムで目覚めた後のクラウドが、本当はまともに話したことがなかったティファ以外の人間に惹かれることも有り得たとされていたのが、原作でした。
実際にデートイベントだって、ティファ固定じゃないですよね。
発売当時は、物語前半半分を占める選択肢が全て無効になる可能性もあるヒロイン固定論なんて全く聞かなかったのに、どうして今になってヒロインティファ固定論が出て来たのか?と疑問にも思っています。
24年の間に、色々な解釈が生まれるんですね。
もちろん、Rはまだ未完ですし、野島氏も「想像の余地がなくなる」物語になると仰っているので、もしかしたら非常にわかりやすくヒロイン固定の演出がくる可能性もありますから、この先私も見解が変わる可能性は充分にあります。

また、回避できないティファルートと仰いますが、ここもプレイヤーによって解釈違いが起こる部分というのを忘れていませんか?
10などのように主人公と想い人が確定していない7なら、ゲーム後半も受け取り方はプレイヤー次第です。
ご自分でデートはエアリスがしやすいと仰ってましたよね?
エアリスの好感度が高い場合の決戦前夜、肩を貸して寝るくらい恋人同士でなくてもすると私は思います。
明日はもしかしたら命を落とすかもしれないセフィロス戦です、大事な仲間であり、原作後は家族のような存在になるティファなら、そのくらいしても特別おかしいことではないのでは?
ティファがクラウドに対して淡い気持ちがあるなら(物語後半はそう見えるティファ発言が多い)、尚更そんな状態のティファを放置することはクラウドならばしないでしょう。
エアリスに関連した土地に行かないのは、同じく故郷を失ったティファが目の前にいるのに、そんな彼女をたった一人置いてクラウドは行けるでしょうか? リーダーとしての立場として…などとも解釈できます。
ティファに気持ちがない、と言いたいのではなく、エアリスに対して恋愛的感情がないと言える証拠がない、と言っているのです。
後半はエアリス不在のため、ティファ固定イベントの精神世界と決戦前夜が目立ちますが、どちらも解釈がひとつだけに留まらないことを含めると、エアリスへの気持ちがないと断定するのは客観的事実として思えないのですが…。
「打ち明けられない大切な思い」も、プレイヤーによって解釈はまちまちですね。
大切な思い=恋心はもちろんのこと、本当はティファたちと友達になりたかった、ティファがニブル山へ登った時と怪我をした後の自分の本当の気持ち、でも有り得ます。
公式が物語内で明確な答えを出していない以上、複数の解釈が可能であることを考慮すれば、どちらか一方だけが有り得ないとは言い切れないと思いますし、現時点で言い切れるのだとしたら単なる主観による否定なので、それこそ公平な根拠になりません。

最後に、議論がされたいのはわかりますが、結局のところオクラ野郎さんは主観での反論がほとんどです。
「自分はこのような見解だ」とブログ等で発信するのは主観や感想でも構わないと思いますが、「自分の根拠をどう覆すのか」と仰ってる割に、その根拠のほとんどが主観を中心とした意見なので、覆す必要がない、というのが正直な感想です。
これまでも、

クラウドが笑った場面は序盤以外にもある
→主観です。オクラ野郎さんが提示したシーンは、少なくともエアリスとのようなお互いに楽しく笑い合うシーンではありません。
コスモキャニオンでの「俺たちがいるだろ」は恋愛的な意味ではない
→主観です。恋愛的な意味ではないと言い切れる、主観ではない明確な根拠は何ですか?
「エアリスの思いを解き放つため」は友情と断定
→主観です。上に同じ。
寄り添って過ごす決戦前夜、エアリスを想っているなら理解できないポイントがある
→主観です。上に同じ。
ティファのターンが後半に寄っただけ
→主観です。最初からクラティ前提の主観でプレイしていれば、エアリス亡き後の後半はもちろんティファターンと捉えられます。
以前のコメントでも述べましたが、偽人格とはいえクラウドはクラウドです。それは、クラウドが本当の自分を取り戻した後、偽人格時の記憶もしっかりとあり、かつそんな自分を全て否定していないことが根拠です。
ティファがヒロイン一択で、ティファ以外のキャラの好感度を上げても結局全て無効になるのであれば、決戦前夜のシーンまで好感度に関係させる必要はありません。
頭の中の「二人きりになれるチャンス」はティファに対する恋愛的な意味
→会話したことのないマドンナ的存在の女性に恋していたのだから、16歳クラウドが話しかけていたとすれば確かに恋愛的意味です。かと言って、友情的意味を否定するのは主観です。

…と、オクラ野郎さんはほとんど主観のみでクラエアを否定しています。
もちろん推測主観も物語を楽しむ上で大事な要素ですし、私自身オクラ野郎さんの解釈を頭から否定する気もないのですが、もし議論がしたいのあれば、主観のみでの否定ではなく、過ぎた推測と主観を抑えた公平な根拠をお願いします。
一応言っておきますと、私はあえてエアリス寄りの解釈を述べているだけでクラエア確定と言っているわけではないですし、クラティを否定しているわけでもありません。
何度も申し上げているように、ヒロインはプレイヤー次第だと考えているので、(隠しキャラのユフィや男性のバレットを除外するにしても)クラティと受け取ってもクラエアと受け取ってもそれは人それぞれ、当然どちらも有り得ます。
これまでのオクラ野郎さんの見解を拝見していると、解釈は複数できるのに一方の解釈だけを「自分はそう思わない」と主観だけで否定していることが多いので、「エアリスはヒロインで有り得ない」明確な根拠が述べられないようなのであれば、議論はここで終わりにさせて頂きたいのですが…。

頂いたコメントの中には今後の考察のヒントになるものもあったので、とても感謝しています。
ありがとうございました!

返信する
オクラ野郎

こんにちは!
ご返信ありがとうございます。返信していただいたことに気付くのが遅れました。

>「エアリスはヒロインで有り得ない」明確な根拠が述べられないようなのであれば、議論はここで終わりにさせて頂きたい

まず、終わりにされたいところ恐縮なのですが、自分がこちらにコメントした一番の疑問は「好きは気のせい」について考察されていないことであって、エアリスがヒロインか否かではありません。
(最初の返信でクラウドが誰を好きになるのかはプレイヤー次第と仰せでしたので、それに伴って徐々に話がそれてしまったようです)
そもそも、ダブルヒロインだけどそれぞれの役割があると明確に申し上げているので、エアリスがヒロインではないと言った覚えもありません。
アダすけさんの最初のコメントで「好きなのが気のせいなのは、一度はクラウドがエアリスに好意を抱くから」と仰っていることが正直回答になっていなかったので、アダすけさんの出される話に回答しつつ、その点を確認したいとずっと思っておりました。
なので、改めて論点を戻させていただきます。

回答になっていないと申し上げたのは、好意を抱くだけなら「好きにならないで」だけで終われるんです。
けど、アダすけさんの仰るようにエアリスは最重要人物です。
(何のか?と言われれば、ストーリー上の、という点は認識同じでしょうか?)
その人物が、自分の死を予感して「好きにならないで」で終わらず、「もしそうなっても気のせい」と言った。エアリスの中にはキリッと断言する根拠がこの時点であったわけですよね。
二周目説を信じているのであれば尚更、クラウドが偽人格であることをすでに知ってるはずです。もしそれでクラウドが本当にエアリスを好きになっていたのであれば、すぐに破綻する回答ではないでしょうか。さらに、二周目の可能性を考えていながら、好きにならないでだけにフォーカスしていることの方がギャルゲーに見ているように見えます。
ご自身で仰られたので再度お返ししますが、FF7はギャルゲーではありません。

陥没道路で聞いたのはザックスとの共通点だから探りを入れた?→分かります。
エアリスがクラウドとザックスが似ていても確信はしていなかった?→分かります。
勝利のポーズなどがザックスに似ている?→分かります。
で、そうであれば結局「気のせい」は何がでしょうか。
全く同じセリフを言うことを似ているとアダすけさんが思わないのもなぜですか?
不気味なほど、というのは自分の表現ではありますが、陥没道路の問いかけやザックスと同じセリフを言う演出もすべて、エアリスが「好きになるのは気のせい」とはっきり言ってしまう部分に繋がっていると考えることだって、全く不自然ではありませんよ。
ザックスの名前を出されたあとの頭痛、そのあとのザックスのセリフ・・・クラウドがエアリスの中のザックスの記憶を読み取った可能性が高いシーンなのに。

原作「あなたを探してる」「???俺はここにいる」『うんうん分かってる、でも』→目の前のクラウドはクラウドじゃないことを分かってますよね?古代種の神殿でエアリスを殴ったり、「クックック…黒マテリア」と言って渡したり、「自分が壊れてしまわないように」と言ったり。
これらが「エアリスはすでに『気のせい』の時点で別人格であることを知っていた」と自分が言える根拠です。
(言いましたが、指チリや眠りの森のオマージュをこの時点で演出されているので、原作通りの時系列ではないのも理解できるはず)
原作でストーリーの最重要人物がこれだけひどいことをされておいて、例えば「いつか飛空挺に乗せてやる」と言ってくれた優しいクラウドとはかけ離れているのに、同一人物がちょっとおかしくなっただけとか思おうとする方が流れとして苦しいです。
クラウドを操作しているプレイヤーは、すでに何かおかしいと明確に気付く頃合いなのに、ストーリーを牽引する人物が気付いていない根拠こそないと思いますがいかがでしょうか。
逆に「別人格であることを確信はしていない」のであれば、戻りますが「気のせい」とまで言う必要がないんです。クラウドが本物クラウドであると死を予感したエアリスが思っているなら、かつ本物クラウドに好かれていたと思うなら、「好きにならないで」だけでいいので。
つまり、「気のせい」なのは『クラウドがエアリスを好きになること』もしくは『本物クラウドの想いではない』のどちらかですよね。

アダすけさんの別の考察ページで、エアリスのextra storyのときの優しいクラウドがザックスだと言われるのはつまらない、と仰ってましたが、それは自分も賛同します。ザックスを擬態しているだけなら無粋だと思う。

ただ、そうは言っても、前回もお伝えしましたが本物クラウドが体を支配しているクラウドに自ら話しかけに行くスタンスなんです。
「俺クラウドになりきれませんでした」からライフストリームに落ちたとき、そこでは分裂したクラウドが各記憶の扉の前で座っていますが、これが「ソルジャーになれなかったことを恥じた弱い俺」たち、ですよね。謎の声の正体です。
それらがずっと本編の最初から話しかけていたので、本物のクラウドに戻っても記憶があるのは後ろで見てるからです。たまに声で出てきて接触する状態で、基本的に引っ込んでいる。恥じた弱い俺を見せたくない相手がいたので、そのときからその状態を一貫して演じていただけです。ザックスから聞いた話と、『自分で見た話』を混ぜて『幻想の自分を作り出した』。むしろ、クラウドが常に本物である描写の方が作中にありません。

主観だと仰る点とヒロイン論争について。

・楽しく笑い合うのが恋愛だと言える根拠もありません。
そもそも偽クラウドに支配されている状態で出会ったばかり。大筋を変えられていないリメイクではカットされ、梯子が崩れた時にもわざわざ△ボタンを押さないと助けない関係性のシーンです。インタビューで話されているように、原作を分かりやすくしたリメイクなので、カットされたことでこのシーンが恋愛のために作成されたものではなかったことを認めるべきだと思います。(初回の返信でクラエア要素の一つとして取り上げられていた)
・「俺が、俺たちが〜」も何度も申し上げますが、エアリスに気があるプレイヤーが『わざわざ』話しかけにいかないと聞けないセリフです。スキップ可能。ご存知でしょうがこの場面はシリアスで少しさみしげな状態で、セトラについて語りだした空気感や仲間の状況を全く読まずに恋愛方面に解釈するのは、主観的な意見ですが恋愛脳な見方ですね。このスキップできるシーンについて、例えば「クラティが長年想い合っていた」ような史実もない。スキップできる箇所で前後の流れを全く読まない見方ですが、ないものには根拠の出しようもないので、主観とされても問題ありません。
・ティファのターンが後半というのが主観→プレイヤーの想いの話ではありません。
最初からティファ寄りであっても、前半怪しむだけで特に目立ったことはしないですよね。パーティにいなくてもストーリーは進む。そういう意味です。

そうは言っても、「やきもち、嫉妬」のように恋愛としか考えられない選択肢があるのは理解しています。
だからあえて申し上げますが、プレイヤーの意思が反映されるのは本物クラウドが出てくる前までです。ユフィやエアリスと最後まで過ごしたくても過ごせないのもプレイヤーの意思ですか?違いますよね。
クラウドがエアリスに好意を抱いていたのは選択肢があること自体が根拠と仰いますが、それらは演じられていた偽クラウドの期間のみ出現。つまり、上記の箇所でそれぞれ主観と言われた箇所について意見を述べましたが、仮にそれらが全部恋愛だとしても、結局クラエアがあり得るのは選択肢ありきの期間だけです。

冒頭の質問「クラエアがあり得ない根拠」とは、エアリス寄りの言動はすべて選択肢であって、クラウドの精神世界にも出ないことです。ティファを仲間だと思ってエアリス寄りに進めていても、クラウドの精神を構成しているのがティファ一択だからです。
本物クラウドに戻ったあとも記憶があるので、偽人格とはいえクラウドはクラウド、なんですよね?であれば、エアリスと出会った後、本物クラウドがエアリスに恋したならその記憶もあるだろうに、本物クラウドに戻るために辿っていったクラウド構成要素は全部ティファとの思い出だけです。それらを回収して再びみんなの前に出られたときに、「今までの俺は演じていた」と言う流れです。
仮に精神世界のティファへの想いが仲間としての想いだとしても、本物クラウドに戻るための要素にエアリスがない時点で、恋愛エアリスと比べるまでもなく仲間ティファへの想いのみがクラウドを構成していることになる。憧れたセフィロスも、親友ザックスも一切出てこないのに、小さい頃に憧れただけのティファがかくもクラウドを占めている理由が「仲間だから」?とても疑問な回答です。

「エアリスの思いを解き放つ」→守りたいものをはっきり見つけてこいと言って、仲間みんなでエアリスの思いを解き放ちに行くときのセリフですが・・・これがなぜクラウド単独の恋愛的な思いだと見えるのでしょう?
そもそもエアリスの思いとは、星を守りたいから厄災を跳ね返すホーリーを発動したい、ですよね?クラウドが守りたかったものがそれだとしても、それをすることで星が守られてそれぞれの大切な人が無事であることに繋がるというだけなのに、何を根拠に恋愛だと思えるのでしょうか??素で疑問です。エアリスが星を救えるセトラの使命を分かってそれをしようとしていたことを解き放ちたかったのであって、例えば「クラウドと一緒にいたい」というような恋愛的な願いなどがあって、それを守りたかった、ではありません。

決戦前夜も好感度によって態度が変わる点については、記載されているものもないので根拠はありません。主観だと理解していますが、ストーリーの流れによるスクエニの配慮に尽きると思っています。
デートイベントの相手を選択できることは遊びとして自分も楽しいものでしたが、キャラの役割が違うので、伝えたい内容がキャラごとに違いましたよね。これはリメイクの分岐でも表れています。

原作エアリス:クラウドがクラウドでない内容(ストーリーに一番重要)
原作ティファ:クラウドへの恋心
(原作ユフィ・バレット割愛)
Rエアリス:人はいつか死ぬ。だから好きにならないで。そうなっても気のせい。
Rティファ:故郷が再び無くなった悲しみ
Rバレット:仲間を失った悲しみ

デートを誰とでも出来て途中までは『プレイヤーの』恋愛的なヒロインは選択肢でエアリスにもなり得ますが、精神世界につなげたくてエアリスのデートに力を入れているので、スクエニとしてはそちらに誘導したい意図があります。そのためのエアリス加点ポイント増大。
しかし、クラウドがティファによって本物に戻る流れがあり、決戦前夜は回避できないイベントでティファと濃密に過ごすのみだと、それまで偽クラウドが意図的にエアリスも選べるようにしていただけに、配慮に欠けることになってしまう。エアリス寄りだったプレイヤーが置いてきぼりになる感じです。
このようにスクエニ側の背景を推測することも、主観ではありますが事実に基づいていて筋は通っているつもりです。

ティファと過ごさないことは出来ないので好感度は行為に及ぶか否かの違いであって、エアリスとティファを迷っているという描写は好感度が低くても出ないし、本にもありません。むしろ、誰といるかを選択させたかったならユフィやバレットと過ごす選択肢だって作ったら良かったんです。
また、ティファが自分に気があると分かっていて肩を貸しながらエアリスを想っているのであれば、クラウドはどうしようもないクズ男になりませんか?
そんな好感度の低い状態で過ごしても、次の日みんなと合流した際にシドたちにからかわれ、ユフィからは「クラウド優しいねえ。何かあった?」と、精神が満たされていることを匂わせるコメントもあります。ユフィからのセリフに限ってはユフィを仲間にしなければ聞けませんが、事実優しくなれる何かがあったことはその直前のシドたちの流れから想像できるので、エアリスの「俺が〜」のくだりと同じく回避できる会話であっても、前後の流れを読んでクラウドが満たされる時間があったことは恋愛的な意味で話が通ります。

エアリスはヒロインの一人に間違いないですが、ヒロインは恋愛的な意味のみを持つものではありません。FF12のアーシェとヴァンの立ち位置に似てると思います。
エアリスからの矢印はあっても、クラウドからの矢印はティファのように固定ではない。
ACでクラティ要素が曖昧だと仰るのは確かにそうですが、クラウドの性格の問題と選択肢制だったからではないでしょうか。

アルマニと解体真書でのジェノバ細胞の説明「感情を読み取る」の表記違いや、エアリスとデートした後にティファとあっさり過ごしているページの紹介の仕方などによって本は信じないことにしたと仰いますが、ザックスの感情を読み取るか否かは恋愛模様に結局関係がなかったことはアダすけさんも考察されており、エアリスだけでなくティファにももちろん関係ありません。それに、エアリスとデートしてもティファと高い好感度で過ごすことも可能です。
そしてそれらの乖離が、クラティは恋愛として明記されている一方でクラエアにはそれがないという箇所を受け止めない理由にはなっておりません。
その2つだけで本全体が信じられなくなるのであれば、今まで解体真書やアルマニから引用されている事実が、辻褄が合わなく見えます・・・^^;

と今回もたくさん書いてしまいましたが、結局のところ自分が確認したかったのは、あくまで「気のせい」が何なのかです。それさえなかったら、もう少し違う見方でクラエア要素ありと見えたかも知れません。
しかし、最重要人物なのであれば、「気のせい」のフレーズひとつすら拾うくらい、意味があるものと捉えるべきではないでしょうか。
クラエア寄りではないと仰せですが、「分かりやすくした」などの『インタビュー』を参考にしながら、リメイクに対して「ヒロインの扱いが不公平」と仰っているのは、クラエア寄りなのではと思ってしまいます。
これは主観と言われてもいいですが。w

返信する
オクラ野郎

すみません、補足です。
精神世界でセフィロスもザックスも一切出ないと言いましたが、断片的には出ますね。
そういう意味ではなく、結果的にそれらが全部ティファに関連して出てくる、ということを指したつもりでした。精神世界三つの構成要素、それぞれの柱の最重要人物がティファだという意味です。分かりづらく失礼しました。
ここをクラウドの成長物語でティファが案内人なだけと仰る人もいますが、ティファが主役の想いのみで構成されている事実、幼なじみとは言い難い関係の人に関連した内容しか出てこないこと。
そこには、エアリスと笑い合ったこともデートイベントも、エアリス主体の話がないわけですから、エアリスを選択できた今までの俺は「演じられていた」と解釈するのが普通です。

返信する
アダすけ

オクラ野郎さんこんにちは。
コメントありがとうございます!

長くなるので、気になった箇所を抜粋してお返事させて頂きますね。
(とはいえ、だいぶ長いです。申し訳ありませんm(__)m)

>二周目説を信じているのであれば尚更、クラウドが偽人格であることをすでに知ってるはず。もしそれでクラウドが本当にエアリスを好きになっていたのであれば、すぐに破綻する回答
→二周目だからと言って、エアリスが全ての記憶があるとは私は考えておりません。
原作?時代の記憶が完全に残っているわけではなく、あやふやな記憶かつ途中が抜け落ちている部分も多い可能性の方が高いです。
記憶が完全に残っているなら七番街スラムが潰れることも事前にわかっていたということになりますが、エアリスはウォールマーケットではダンスショーに興じていましたし、第八章では原作と違いクラウドがレノやルードと戦闘になった時も、特に驚いた様子はありませんでした。
つまり、二周目だとしてもエアリスは全ての記憶があるとは考えにくいです。
また、エアリスが亡くなった時点でクラウドの正体はまだ明かされておらず、生存中に彼女がクラウドの真実を知ることはありませんでした。
とはいえ、古代種であるエアリスだからこそライフストリームの中で自分を維持し、クラウドの正体を後々知れた可能性はありますが、その点は確証がありません。

>二周目の可能性を考えていながら、好きにならないでだけにフォーカスしていることの方がギャルゲーに見ているように見えます
→決意イベントでの会話、エアリスのこの台詞が一番「どういうこと?」と疑問に感じたから考察しました。
二周目説はHollowの歌詞など、後に新たに考察をした結果であって、実際にオクラ野郎さんも「気のせい」が気になっているのですよね?
ティファやバレットのようにわかりやすい会話ではなく、少し考えさせられる最重要人物の台詞を考察しただけでギャルゲーと見ているように見られるなら、否定する気もありません。

>そうであれば結局「気のせい」は何がでしょうか。
→仮に二週目説が正しいのだとすれば、クラウドが将来エアリスに恋心に近い感情を持っても、自分は先に死ぬ運命だからそれは「気のせい」だと思って前を向いて、という意味だと推測しています。
不治の病にかかった人間が、良い関係を築いている相手に対し「自分はいずれ絶対に死ぬから好きにならないで」というシチュエーションに似ている、と例えればおわかり頂けますか?
原作の頃の記憶がなく、だけど予感めいたものを感じることができるならば、自分の死が予感できてもおかしくありません。
七番街プレートが落とされる前、ウェッジが「嫌な予感がする」と言った時、エアリスも同意していました。マーレさんに「プレートは落ちるのかい?」と訊かれた時には、曖昧な回答ではなく「はい」とはっきり答えている。その直前まではウォールマーケットで悲観な様子を見せることなく、女装イベントをこなしていたのに。
これは、七番街スラムに到着してからはっきりと原作のヴィジョンが見えたのか、ウェッジと同じく悪い予感を感じた結果、最悪の事態を想定してマーレさんに「はい」と答えたのか、Rに関しては物語が完結していないので、現時点では推測しかできません。

>全く同じセリフを言うことを似ていると思わないのもなぜですか?
→似ていると思わない、とは言っていません。
クラウドがザックスと同じ台詞を言う演出等が「好きになるのは気のせい」に繋がるのではないか、とプレイヤーが考える発想は面白いのですが、エアリス視点で考えれば、「クラウドがザックスと同じ台詞を言う」=「つまりクラウドではない」と発想できることが、どうにも不思議だと言っているのです。
全くの他人でも、同じニュアンスの台詞を言うことは現実生活でも大いに有ります。ましてソルジャーは魔晄を浴びた瞳がわかりやすい外見の特徴です。
クラウドがザックスと同じ台詞を言ったとしても、「同じこと言ってるな」「似てるな」「不思議だな」とは思っても、そこからいきなり「だからクラウドは本物ではない」とどうして結論付けられるのか、どうしてエアリスはいきなりそのような発想に至れたのか、理解ができません。
ましてやみどり公園でのイベントは、二人が教会で再会してから丸一日と経過していません。つまり、エアリスもクラウドのことをまだよく知らない状態であり、そんな彼が初恋の人と同じ台詞を言ったからといって、「クラウドではない」と気付ける要素がどこにも無いと感じます。
もしクラウドがザックスと同じく「もっと見てよ」と笑顔で顔を近づけながら言ったのであれば、さすがにエアリスもザックスと錯覚するような感覚に陥るかもしれませんが、「瞳きれい」に対しての反応が同じ台詞でも、態度も言い方もザックスとは全く違うのだから、同じ台詞を言う=目の前の人物が本物ではない という発想は、相変わらずよくわかりません。
それとも、二周目だから知っていたのでしょうか?
しかし上記で述べたように、原作の記憶があるならばウォールマーケットでのエアリスの行動は不可解にも思います。

>クラウドがエアリスの中のザックスの記憶を読み取った可能性が高いシーンなのに
→クラウドのジェノバ細胞はティファの記憶を読み取ったのであって、クラウドの偽人格形成後は他の人物の記憶を読み取った形跡はありません。
もしもエアリスの中のザックスの記憶を読み取っているならば、みどり公園での限られた台詞だけ読み取る方が不自然極まりないです。
みどり公園以外でも、エアリスの中にある思い出深いザックスの記憶を読み取れる場面はありました。(教会や伍番街スラム散策中など)

>「エアリスはすでに『気のせい』の時点で別人格であることを知っていた」と自分が言える根拠
→なるほど、確かに原作では古代種の神殿のイベント辺りから「クラウドが別人格?」であると察知していたとしても不思議ではありませんね。この点は私も認識を改めます。
が、Rでは原作で言う所の序盤の序盤です。
「エアリスはすでに『気のせい』の時点で別人格であることを知っていた」とはやはり私は考えられません。
上記で述べたように、仮にエアリスが二周目だとしても、原作の記憶はあってもあやふやにしか覚えていないを考えられるので、みどり公園や決意イベントの時点でエアリスがクラウドの正体に気付けることはないと考えています。
Rの続編で、エアリスが「序盤からクラウドではないと気付ける要素」が新たな出れば私の考えもまた変わりますが、現時点では気付けないだろう、という認識です。
(エアリス二周目説も、あくまで推測なのですが…)

>「別人格であることを確信はしていない」のであれば、戻りますが「気のせい」とまで言う必要がない
→そもそもエアリスの決意イベントは「夢」なのですが、もちろんオクラ野郎さんはそこにエアリスの意思が入っているとお考えなんですよね。
クラウド自身がエアリスを好きになっても「気のせい」だと思って前を向いて、等と言った意味では特に不自然ではない言葉の流れだと思います。

>原作を分かりやすくしたリメイクなので、カットされたことでこのシーンが恋愛のために作成されたものではなかったことを認めるべきだと思います。
→私は基本、どの場面でも(選択肢にあるあからさまな恋愛要素が含まれない限り)友情的な意味でも恋愛的な意味でも解釈可能、というスタンスで述べています。
笑い合うシーンも、友情でも恋愛でもどちらも解釈可能であり、それはプレイヤーの解釈次第で両方とも有り得ます。
カットされただけで、恋愛のために作成されたものではない、と断定する客観的要素はどこにもありません。
「Rでカットされた=原作では恋愛のために作成されたものではなかった」というのは、「Rでカットされたくらいだから原作でも大して意味のない一場面だったor仲間的な意味と断定」という意味でしょうか。
Rは笑い合うシーンがカットされた代わりに、リアルにクラウドが少しずつエアリスと打ち解けていく様子は、むしろ原作よりも非常に丁寧に描かれていたと私は思っています。
「ボタンを押さないと助けない関係」と表現されていますが、言い換えれば「ストーリー必須で助けないといけない関係」とも表現できます。
地下水路に落ちた時、先にティファに話しかけても(実質決意イベントの相手が決まる選択肢)、「助けられて、助けて、また助けられてる」と、ティファの好感度が高くても、エアリスとは互いに助け合えている関係であると認識し、クラウドも一定の信頼をエアリスに置いていることが窺えます。
この関係を恋愛関係ではない、と解釈するのも、恋愛関係になりつつある、と解釈するのもプレイヤー次第であり、そこを一方的にどちらかは有り得ないと断定する要素は、現時点ではひとつもありません。
→また、RはFFⅦコンピ作品の第五弾として企画されたものであり、現代の技術で原作を作り直すという意図もありました。
Rで新たに設定が加われば原作でも同様に加わり、Rで設定が無くなれば原作も同様に無くなるというわけではありません。
「原作でのクラウドとエアリスによる一場面→Rでカット→原作のその場面は大したことないor恋愛のために作成されていなかった」
と、Rでの変更点は原作でも反映する、いう理屈が仮に正しいとするなら、Rでは魔晄炉爆破に対し消極的姿勢を取っているティファは原作でも消極的だった、という理屈も通ることになります。
自分ですら魔晄炉爆破に気持ちが乗り切っていないのに、アバランチとは無関係で再会したばかりの(本当は幼馴染ではなかった)クラウドにテロ活動を依頼し、更に7年前の約束を持ち出して一度は断ったクラウドに次の爆破まで協力させる、という原作本来のティファとは正反対の立ち位置に様変わりすることになりますが…そんなティファってどうなんですかね。
原作とRを比較するのは面白いですが、あくまで原作とRは別物であり、Rで起きた変更点は原作でも同じように変更、と考えるべきではありません。

>プレイヤーの意思が反映されるのは本物クラウドが出てくる前までです
>仮にそれらが全部恋愛だとしても、結局クラエアがあり得るのは選択肢ありきの期間だけです
→以前もそれは仰っていましたが、つまりプレイヤーの選択肢はクラウドの意思とは別物であり、自分の好みでティファ以外の選択肢を選んでも、本物クラウドが出てきて以降、それまでの選択肢は関係なくなる、というお考えですよね。
解釈は人それぞれなので否定はしませんが、そう考えると、なんだか途端にFF7というゲームがつまらない作品だと感じます。
自分の選択肢が結局全て無かったことになる恐れがあるゲームを製作した会社の意図が、本当に全くもって意味がわかりません。
24年前は、4人のキャラとデートできる自由性も面白く、ヒロインもプレイヤーによって好きなキャラがわかったり攻略法が変わったりでそれも話題のタネになっていましたし、プレイヤーの想い=主人公クラウドの想いがリンクできる所や、エンディングもプレイヤーの解釈に任せる、という発想も、非常に面白いと思える作品でした。
プレイヤーの意思が関係ないのであれば、「君はもうクラウドになったかい?」のキャッチコピーも、まさに無意味だったということになり、もっとわかりやすい他のキャッチコピーを作れば良かったのに、と心底疑問に思います。
どうしてスクエニさんは、ほとんどのプレイヤーが勘違いしやすいキャッチコピーを大々的に宣伝していたのか、当時は主に10代の子どもがターゲット層だった割に、配慮がなされていないことに驚きを隠せません。
一番デートがしやすく、当時も今も人気キャラだったエアリスを選んだつもりでも、後半になったらプレイヤーの意思関係なく突然ティファが恋愛相手固定?になるとすれば、「クラウド」になれないプレイヤーが続出するということになります。
「俺、クラウドになりきれませんでした」が答えということになるなら、ブラックジョークもいい所です。

>「クラエアがあり得ない根拠」とは、エアリス寄りの言動はすべて選択肢であって、クラウドの精神世界にも出ないこと
→ジェノバ細胞が埋め込まれる前、クラウドの幼少期やニブルヘイム事件の真相を読み解くイベントなのだから、ティファとの思い出のみクローズアップされたり、幼少期からニブルヘイム事件時に知り合ってもいないエアリスが登場しないのは当たり前です。
逆に、ここはクラウドと同郷のティファが活躍しなければならない場面であり、クラウドの幼少期を知らないエアリスが出ないからクラエアは有り得ない、は根拠になりません。
更に、物語前半の選択肢による好感度の違いが、自分を取り戻した後の決戦前夜の会話イベントで反映されている(ティファとの会話に大きな違いがある)のだから、「選択肢のみだからクラエアではない」と言うのも同じく根拠になりません。

>ティファが主役の想いのみで構成されている事実、幼なじみとは言い難い関係の人に関連した内容しか出てこない
→ティファへの想い「のみ」で構成されている解釈も可能ですが、そもそもクラウドが精神崩壊を起こした原因を探るイベント=幼少期のコンプレックスやティファが事故に至った経緯、その後のクラウドの心境の変化を知るイベントなのだから、クラウドと大いに関わりのあった同郷のティファがメインの構成になるのは不思議ではありません。
また、幼少期からニブルヘイム事件のことを辿っている最中に、偽人格とはいえクラウドはクラウドである彼が大人になってから出会ったエアリスの話が出ないのも当たり前です。
ほぼ会話したことがない、憧れのマドンナ的存在だったであろう女性にクラウドは恋していたのだから、当時彼は決してティファの内面を好きになったわけではないのは物語から確定しており、この事実から、ティファへの想いのみでクラウドを構成していたのか、クラウドがソルジャーになりたいと思ったきっかけを作った初恋のティファがメインのイベントだったのか、解釈は複数可能です。
このイベントで「ずっと好きだった」「今でも好きだ」くらいの台詞があれば100%ティファが恋愛相手だと確定しますが、本編ではそのようなあからさまな会話がないこと、以降のティファ固定イベントは決戦前夜のみ(しかも分岐あり)という事実も含めれば、解釈は色々できます。

>エアリスを選択できた今までの俺は「演じられていた」と解釈するのが普通です
→クラウドが「演じ続けていた」のは「元ソルジャーの経歴を持つクラウド」であり、彼はそれまであったこと全てを否定していません。
また、誰に「演じられていた」のでしょう?セフィロス、またはプレイヤーでしょうか?
自分を取り戻すまでのクラウドが全て「演じられていた」もしくは「演じていた」のであれば、物語前半でティファへ恋愛選択するのも全て「演じていた」ということになりますよね。
ティファを選んだ「演じた」状態で精神世界に突入し、そこで本物を自分を取り戻しても今までのことはなかったことになっていて、更に決戦前夜でティファの好感度が高い時の会話は「演じていた」時の選択が反映されているのは物語上の設定なのだから、精神世界のイベントは全く関係なく、つまり決戦前夜のクラウドの返事は全て虚構ということになるのでしょうか。
ティファの好感度が高い決戦前夜の会話は「物語上避けられないルート」ではなく、あくまで物語前半での選択肢による結果であり、どんな選択肢を選んでも自然にティファの好感度高い決戦前夜ルートに入るわけではありません。
「自分を取り戻すまではクラウドは演じていた」と仰るのであれば、「クラウドが演じていた期間の選択」によって変わるティファ好感度が高い決戦前夜の会話も、クラウドの意思ではない、ということになりますが…。
→もちろん、ずっと忘れていた恋心を思い出したからクラティとする解釈も大いにアリですが、精神世界以降のティファ固定イベントは前半の選択肢によって会話が違ってくる決戦前夜のみ、ティファの好感度が低ければ恋愛だけに留まらない解釈が可能なのだから、やはり「クラエアが有り得ない根拠」にはなりません。
ティファがクラウドの初恋相手だったのはそれこそ公式設定だとして、ティファの存在が彼に影響を与えたのは間違いないですが、それが後に恋愛関係に繋がるか、友情で終わる(=他の人物に恋愛感情を向けた)かと考えるかは、プレイヤーの解釈次第です。
初恋のザックスがエアリスに影響を与えその後に彼女がクラウドに惹かれたように、初恋のティファがクラウドに影響を与えその後に彼がエアリスに惹かれたとする解釈だって有り得ます。
どう解釈するか、そこに正解も不正解もありません。

>エアリス寄りだったプレイヤーが置いてきぼりになる感じです
→ティファの好感度が低い決戦前夜の会話では、特に恋愛関係に発展するような会話ではないと解釈することも可能であるため、エアリス寄りの解釈でも置いてきぼり感覚はありません。

>ティファと過ごさないことは出来ないので好感度は行為に及ぶか否かの違い
→ちょっとこの発想はありませんでした。
ティファの好感度が低いあの短い会話、クラウドから会話を終わりにしてティファに対し気の利いた返事もしていないのに、どこで「互いを求める気持ちを確かめ合った」のか、皆目見当がつきません。

>誰といるかを選択させたかったならユフィやバレットと過ごす選択肢だって作ったら良かった
→以前も同じようなことを仰っていましたが、「プレイヤーが選択したキャラと望んだ最後を迎える」ことができるなら、それこそ完全にギャルゲーです。
デート相手が選べる遊び心は当時確かにありましたが、FF7のテーマはあくまで「星の命」であり、RPGです。

>ティファが自分に気があると分かっていて肩を貸しながらエアリスを想っているのであれば、クラウドはどうしようもないクズ男になりませんか?
→解釈は自由ですが、私はクズ男とは思いません。エアリスが生存しているならまだしも、エアリスが亡くなった後に気持ちを心に秘めたままでいるのだとすれば、青年期を超えた男女ならば肩を貸すくらい何ら不思議はありません。

>前後の流れを読んでクラウドが満たされる時間があったことは恋愛的な意味で話が通ります。
→ティファの好感度が低いあの会話で、友情的な意味があると解釈しても意味は通ります。

>リメイクに対して「ヒロインの扱いが不公平」と仰っているのは、クラエア寄りなのではと思ってしまいます
→ダブルヒロイン二人とも個人的に好きなキャラなのでどちらか一方だけが目立つ演出はしないで欲しいと思ったのと、ダンジョンが間延びしていたりエアリスが神羅にさらわれたりすることもあり、Rではダブルヒロインの出演時間に明らかに差が出たので「平等に出演して欲しい」という私個人の願いを込めた一文がクラエア寄りと感じるのであれば、別に否定する気もありません。

>ACでクラティ要素が曖昧だと仰るのは確かにそうですが、クラウドの性格の問題と選択肢制だったからではないでしょうか。
→クラウドの性格関係なく、ティファと恋愛関係ならばティファとの会話から匂わすことは充分に可能です。
AC前日譚小説でも、バレットやマリン含む彼らは「家族」であり、「恋人」や「夫婦」とは表現されておらず、読み手によって解釈が広がるような文面でした。
つまり、選択制だったからACでクラティ要素が曖昧=どうとでも解釈可能ということになるので、原作でのクラウドの恋愛相手がティファ固定ではないということになりますね。
デート相手云々関係なく、原作で所々で発生する会話の選択肢はどれを選んでもACに影響を及ぼすほどではないので、クラティ固定が史実なのであれば、ACでクラティ要素を曖昧にする必要は一切ありません。
公式は選択肢制なんて関係なく、もっと明確にクラティ要素を描写すればいいだけです。

>クラティは恋愛として明記されている一方でクラエアにはそれがないという箇所を受け止めない理由にはなっておりません
→まずクラエアは恋愛関係で有り得ない、とする記述はどこにもないので、受け止めない理由もありません。
ゲーム内容や書籍を公平に読み解いた上で、と仰るのなら、野島氏執筆のAC前日譚小説の中にある「クラウドは女の友人であり、恋人であり――」の部分も触れるべきではないでしょうか?
物語最重要人物エアリスが一方的にクラウドを恋人と思い込んでいるだけ、という解釈なのでしょうか?
もちろん様々な解釈はあるのは百も承知ですが、例えばクラウドとエアリスが恋人である、CCのザックスとエアリスのように恋人と思われるような良好な関係だったという解釈に対し、主観を一切含まない客観的根拠を持っての反証ができるから、あえて無視しているのでしょうか?
では、その客観的根拠とは一体何でしょうか?
クラティの恋愛と明記、と言うのも、クラエアデート部分は「複数ある選択肢の紹介」とお考えなのに、分岐イベントであるクラティ部分のみを史実として引用しているのはなぜなのでしょうか?
そもそも、ティファの好感度が高い決戦前夜のシーンで「長年、互いに好意を抱いていた」と紹介している、固定イベントではなく好感度の違いで分岐する箇所を、なぜ「史実」として捉えることができるのでしょうか?
好感度が低い決戦前夜の会話も恋愛関係であると仰いますが、その会話を「仲間・友情」では有り得ないとする、主観を含まない客観的根拠があるのなら、私も考察の参考にさせて頂きたいので教えて頂けますでしょうか?
また、仮に24年前の1997年からクラティ固定が「史実」ならば、どうして以降の関連作品で「史実」として演出しないのでしょうか?
上記に述べたように、「史実」ならば選択肢制であることにも配慮する必要はありませんよね?
クラエア解釈を客観的事実を持って反証せずほぼ主観で否定して、更に関連作品のクラエアとも取れる記述になぜか触れていない時点で、クラティ寄りなのでは?と私も思っています。

これは書くと長くなるので避けたかったのですが、そのクラティの恋愛部分がちょっと不可思議なんですよね。
公式本通り「長年互いに好意を抱いていた」のであれば、なぜティファは好きな人が勤めているかもしれない会社にテロ活動を画策していたのか?
テロ=人の命をも奪うものです、仮にクラウドが本当にソルジャーになっているかも(つまり強い)と考えたかもしれませんが、それでもクラウドの安否を考えなかったのか?
間接的にクラウドに迷惑がかかると考えなかったのか?
再会した時にクラウドがおかしいと気付いても、「側で見守っていたかったから」という理由だけで無関係のクラウドをテロ活動に勧誘するのは、「長年好意を抱いていた」相手にすることなのか?
それはつまり、神羅への憎しみの方がクラウドへの好意より強かったということにならないか?
好きだけどテロ活動=犯罪行為に加担させてしまったのであれば、ゲーム本編でバレットがリーブに叱責された描写はあったのに、ティファ個人のクラウドやテロに対する後悔や懺悔が見られる描写が全く無かったのはなぜなのか?
それとも、七番街スラムで再会した時点をスタートに、「長年」?想っていたという意味なのか?
…と、クラウドと「長年互いに好意を抱いていた」とすると、ティファの行動に違和感を感じざるを得ません。
以前の記事を修正していない点は恐縮ですが、公式本による記述がゲーム本編の描写を見ると疑問を感じる所が多い、という点を踏まえて、フラットに、公平に解釈するために、私はヒロイン解釈(とジェノバ細胞解釈)についてあえて本を参考しないことにしたのです。(公式本を読んでも、解釈が変わらず同じだったこともあります)
その結果、24年前当時のFF7熱気を肌で感じていた私は、「ヒロインはプレイヤー次第」という解釈に落ち着いています。

以上、自分の見解を長々と書いてしまいましたが、私はあくまで解釈はプレイヤー次第、というスタンスなので、オクラ野郎さんの解釈を頭から否定するつもりはありません。
ご質問にもお答えさせて頂き、「クラエアが有り得ない根拠」もやはり主観論になりがちで客観的根拠とは言い難いものだったので、次からは私のコメントは控えさせて頂きますね。
ありがとうございました!

返信する
オクラ野郎

こんにちは^^
コメントありがとうございます。

自分の説明の仕方が悪かったのか、誤解されていることが多々あるので、返信せずとも読まれるだろうことを前提に返信させていただきます。
なお、基本的に全文が長いために端折ったり気遣いが不足したりしていることは自覚しておりますが、苛立ちなどの負の感情を持っているということは一切ありませんので、その点誤解なさらないで終始読んでいただければ幸いです。

>ティファやバレットのようにわかりやすい会話ではなく、少し考えさせられる最重要人物の台詞を考察しただけでギャルゲーと見ているように見られるなら、否定する気もありません。

明確に線引して記載したのでよく読んでいただきたいのですが、「好きにならないで」を考察したこと自体をギャルゲーと指摘してはおりません。最重要人物なのにそこだけにフォーカスしてその後の「気のせい」を取り上げないことがギャルゲー的目線であると申し上げたつもりでした。
エアリスはセトラという立場上、星の声を聞いたりフィーラーが何なのかなどを知れたりする、『祈って知れる』能力が特別にあるわけですよね。二周目でなくても、確実に未来を読み取る力があることは誰しもが理解できる演出がされています。
二周目であっても全部は覚えていないかも知れないというのは分かりますが、終盤ホーリーを発動する際にエアリスの手が出てくる描写や、ライフストリームのなかで自分を保てる状態であるとの史実から、時間がかかったり部分的だったりしても、ストーリーの結末を知ることができる可能性がある人物なわけです。
そして、二周目だろうがなんだろうが、原作の大筋は変えないと言われている。
そうであればクラウドが偽人格であると暴露する未来がくるのは確実なのに、「好きになるのは気のせい」→クラウド偽人格?を匂わせる意味がストーリー上ないんです。それも、クラウド以上に主人公のような立場の、ストーリーを牽引する最重要人物の発言に。
スクエニは、エアリスだけがクラウドを偽人格だと見分けることが出来る人物に設定した。それはセトラだからに間違いないですが、原作でもどの程度エアリスが星の声を聞けるのかなどは明らかにされていませんでした。今後リメイクでそれが明かされるかは不明ですが、少なくともエアリスがどのタイミングでプレートが落ちると知れたのか、最初は知らなかったはずのフィーラーの詳細をいつ知れたのか、などは一切描写されていません。
そのため、知り合って間もないとしても、プレイヤーに見える範囲のみでしかエアリスがストーリーを知れないということもないわけです。ましてや、出会ったばかりのタイミングで「好きになるのは気のせい」と言ったわけでもないので。
そのため、自分も最初は考えた「気のせいだと思ってほしい」という線は、上記の内容とエアリスがクラウドの目を見ながらしっかり伝えている描写から見ても、恐縮ながら考察として薄いなあという印象です。

>Rでは原作で言う所の序盤の序盤です。

仰るとおりです。
だから何度もお伝えしていますが・・指チリや眠りの森のオマージュ(エアリスが待ち伏せしていてクラウドの前を歩く描写)が今作にある時点で、原作と同じ演出もしくは時系列ではないことは理解できますよね。
序盤の序盤という見方が通るのであれば、エアリスが死を予感していることも現時点では早すぎます。
よって、序盤には序盤のみの内容を、という理屈はリメイクでは通らないと考えるべきです。
エアリス自身が「序盤からクラウドではないと気付ける要素」が新しく出れば、と仰る気持ちも理解できますが、上述のようにエアリスの祈りの能力がどれほどかは不明であるにしろ、プレイヤーに知らないところで確実にいろいろ知ることができていることは確かな上に、クラウドが偽人格であるという大筋が変わらないこと、さらに演出もしくは時系列が原作と全く同じでないのであれば、エアリスがクラウドの真実をこの時点で知ることができると言っても筋が通りますよね。

>そもそもエアリスの決意イベントは「夢」なのですが、もちろんオクラ野郎さんはそこにエアリスの意思が入っているとお考えなんですよね。

そうですね。本当のエアリスの意識であったかどうかまではわかりませんが、自分はあくまで『RPG』としてプレイしているので、最重要人物が主人公に関わる秘密に迫っていそうで全然関係ない話にするわけがないと思っています。
現にFF7はメインストーリー以外の細かいところでも、キャラの性格が窺える動きをしていました。
例えば壱番魔晄炉爆破後、セブンスヘブンにいた客を銃で追い出したバレットの後始末でティファが謝って回っていたり、コスタ・デル・ソルでユフィがマテリアを売っていたり。そのような細かい描写を作ることがFF7のスタッフは好きだというインタビューもあるのに、7の集大成とも言えるリメイクでストーリーの最重要人物が、分岐とは言えストーリーに関係ないことをする意味がありません。

>カットされただけで、恋愛のために作成されたものではない、と断定する客観的要素はどこにもありません。
>「ボタンを押さないと助けない関係」と表現されていますが、言い換えれば「ストーリー必須で助けないといけない関係」とも表現できます。

ちょっと論点がずれていますが、つまり笑いあったシーンに代わるものが△のボタンのシーンということでしょうか?スクエニがそう言っていますか?
原作よりも丁寧に描かれていることは同意しますが、それは「笑いあったこと=クラエアの恋愛描写だ」という説明にはなっていないですよね?
自分がここで言いたかったのは、あくまで「笑いあったシーンがクラエアの恋愛要素だ」とアダすけさんが仰っていたことについてです。(コメント初回)
原作とかを考えずにフラットに見ても、信頼関係が徐々にできあがってくること自体は理解しますが、その信頼が原作の笑いあったシーンに代わって恋愛だといえる客観的要素こそありません。どうしたらそう見えるのでしょうか??ここですぐに恋愛的に考えることの方が自分には理解できません^^;
なぜなら、ビッグスやジェシーたちと知り合ってから徐々に信頼して仲間になる過程とほぼ同じ度合いの表現であり、彼らと比較してもエアリスはメインキャラなので△ボタンがあることへの違和感もなく、ストーリー必須で助けないといけないメインキャラなので当然の対応です。
むしろ、エアリスもクラウドのことを気にはなるけど好きというところまではいっていない段階なので、この最初のシーンが恋愛になるとも言えません。
笑いあったことが△のシーンに代わり、それが恋愛要素であると見えるのはそれこそアダすけさんの主観です。客観的要素を出していただきたいところです。

>Rでの変更点は原作でも反映する、いう理屈が仮に正しいとするなら、Rでは魔晄炉爆破に対し消極的姿勢を取っているティファは原作でも消極的だった、という理屈も通ることになります。

だいぶひねくれた見方に思えるのですが・・そういう意味ではありません^^;
リメイクは最新版ですべてのコンピ作品を網羅するというスクエニの発言があります。
『原作を分かりやすくした大筋を変えていないリメイク』でカットされた=カットしても問題なかったシーンだった。クラエアの恋愛要素に必要なのであれば、このシーンはカットしないべきですよね。
あくまでリメイクは『原作を分かりやすくした大筋を変えていない』ものとして作り変えているので、公園での語り合いのようにカットされていない部分と比較しても、ストーリーに関係あるところはそのままカットされていないとすれば、笑い合うシーンのカットはストーリーに関係がなかった、あるいは重要ではなかったことを意味する以外にありません。
なおティファの魔晄炉爆破に対する姿勢に関しては、仰るとおり原作とは変わりました。(後述します)
ただ、キャラの補正について言うならば、エアリスも助けに来てくれたティファやバレットそっちのけでクラウドばかり追いかけているような発言が多かった部分が、今作では他のキャラとも積極的に交流を持つようになっていますよね。そういう補正が、原作でもそうだったはずという意味で言ったつもりはありません。あくまで自分はそれらを含むリメイクを最新版として受け止めています。現代の情勢や音声追加、画質の向上に合わせて補正されることが悪いとも思いませんしね。
ただし、カットされたからさほど重要な意味はないシーンだったと理解することと、キャラの性格が補正されることとはまた観点が別です。
公式を否定する感覚が自分にはないので、リメイクが原作を分かりやすくしたものと言われているならそれを正解として受け止めており、リメイクも決して不公平ではありません。
(これだけ自分が普通にプレイしてクラティだと思っていても、スクエニがクラエアが正解とリメイクで言えば自分はそのまま受け止めるつもりです)

>4人のキャラとデートできる自由性も面白く、ヒロインもプレイヤーによって好きなキャラがわかったり攻略法が変わったり
>プレイヤーの想い=主人公クラウドの想いがリンクできる所
>「俺、クラウドになりきれませんでした」が答えということになるなら、ブラックジョークもいい所です。

アダすけさんが楽しかったと仰るのって、ギャルゲー的な部分ですよね。
選択肢を選ぶことで主人公とリンクしていると感じられるのが楽しい。まさにギャルゲーそのものです。ギャルゲーは自分と主人公がリンクして、主人公は自分の意思がなく、選択肢が出て、自分が選んだヒロインの女の子を攻略するゲームですよね。
FF7はギャルゲーではなく、ストーリーが決まっているRPGなので、自分が選んだからと言ってそれが主人公にとっても正解になるとは限りません。
キャッチコピーをそんなに大事にされているところ恐縮なのですが、まさにクラウドになれなかったというセリフがキャッチコピーへの回答だと思います。
途中までは本物クラウドが自分とリンクしていると思って選択肢を進めていても、最後まで選択肢がありますか?エアリスを生かしたまま最終決戦に望むという裏技も流行りましたが、結局プレイヤーが操作できた期間はまさに偽人格の期間。クラウドにとっては「プレイヤーに選択させられていた」期間とも言える。クラウドはクラウドであり、誰もクラウドにはなれなかったんです。「俺は俺の現実を生きる」と言っているのも、まさにそのままですしね。
自分は選択肢を選ぶことより(それも楽しかったですが)、主人公が本当は偽物だったことの方が面白かったです。9や10にもその要素がありますが、まさに主人公に秘密があるという原型が7だと思っています。
それをつまらないあるいはブラックジョークだと感じる気持ちは個人の感想であるため否定しませんが、その、ある意味での裏切りが7の肝であり、世界を救うありふれたストーリーをより一層面白くした部分でもあったので、分かりやすいキャッチコピーが正解で、そうでなければ配慮がないから間違いとは一概に言えないのではないでしょうか。それこそ主観になり得ます。
また、原作が分かりにくいことはスクエニスタッフも承知の上なので、それを払拭するように作っているのがリメイクです。アダすけさんが分かりにくいと仰る観点はご最もですが、分かりやすいことが原作の正解だったのではないのです。

>クラウドのジェノバ細胞はティファの記憶を読み取ったのであって、クラウドの偽人格形成後は他の人物の記憶を読み取った形跡はありません。

アダすけさんのその考察ページも読みました。
が、そもそも、ジェノバ細胞は一人の人物の記憶しか永遠に読まないのでしょうか?その点はアダすけさんの考察にも史実にもないし、事実あり得ません。
なぜなら、ティファのなかには「俺クラウドになりきれませんでした」「俺、失敗作だから博士がナンバーをくれませんでした」という記憶はありません。
これはクラウド自身の記憶もしくは宝条の記憶を読んだ、あるいはセフィロスによって操られていたゆえの発言ともとることができるため、ティファの記憶を読み取る以外にもキャパはあるということです。あるいは、すぐに誰かの記憶を読んで成り代わってまた戻ることができる可能性もある。
それを元に、例えばティファに魔晄の目について聞かれたとき、「ソルジャーだからな。魔晄の目だ」と言いますが、そういう回答の仕方もできるのに、エアリスにはザックスとまるまる同じ回答をすることが果たして偶然なのでしょうか?
クラウドが偽人格を作り出したのは、FF7開始前「う・・ああ・・」の状態でティファに声をかけられたとき、ソルジャーになれなかったことを知られたくなかったからですよね。そこから一貫して誰と接するにも元ソルジャーのクラスファーストだと思っている状態です。
エアリスに公園でザックスの名前を出されたときに頭痛が起きたのは、クラウドがザックスから聞いた話を元に自分がそれを擬態していることを誰にも知られたくなかったジェノバ細胞の防衛反応からであって、ザックスの名前に反応してエアリスの中のザックスの記憶をとっさに読んだと考えられます。
自分にとっては、ティファへの説明とティファの反応、エアリスへの説明とエアリスの反応が対比できて面白い箇所でしたが、同時にそれぞれのヒロインの立場をプレイヤーに向けて明確に見せたかったスクエニの意図もあるとも見えました。(ティファは昔のクラウドを知っていることの違いからくる不審と恐怖、エアリスはザックスへの想いと記憶のフラッシュバック)
アダすけさんが考察されたように教会にいても伍番街を散策してもザックスの記憶を読み取る箇所がありませんでしたが、クラウドはそもそもエアリスには何も隠したり恥じたりする事実や想いがありませんので、エアリスからザックスの記憶を読み取る意図も目的もありません。
しかし、ザックスの名前を聞くことは自分の状態にも大いに関係があることなので、反射的にエアリスの中の記憶を読むことだっておかしくないですよね。
そのため、ティファには普通に回答することができた一方で、エアリスにはエアリスが覚えているザックスのセリフをまったく同じように返すのが偶然とも思えません。
忘れないでいただきたいのが、これはゲームです。意図がないのにそのような表現をする必要もないのではないでしょうか。

>ほぼ会話したことがない、憧れのマドンナ的存在だったであろう女性にクラウドは恋していたのだから、当時彼は決してティファの内面を好きになったわけではない

アダすけさん、最初の方は精神世界はクラウドがティファに「憧れていただけとも言える」と仰っていたのに、クラウドがティファを好きだったという意見に変わりましたね。
で、精神世界で、クラウドが村を出てから毎日クラウドが載っていないか新聞を見ていたというティファに、「あとでこいつに言ってやって。きっとよろこぶよ」と幼少のクラウド(クラウドの核)が言います。
仮にエアリスを好きな現在のクラウドが、今さら昔のことを知って喜びますか?「それを当時知っていたらなあ」のような過去のことにするセリフもないのに。
そのあと幼少クラウドが「また会うためにさよなら」し、ようやく自分を取り戻したクラウドが「やっとまた会えたな、ティファ」と言います。
「久しぶり」とかではなく、「やっと会えた」。ここで「やっとまた会えた」ということが、7開始当初からクラウドが偽物で、本当はティファと再開してなかったんだとプレイヤーが知る7の肝です。謎の声がゲーム初期からリアルタイムで言っていた「二人きりで会えるチャンスだったのに」とリンクします。ずっと会いたかったということですよね。
以上のことから、想いは過去のことではなく、むしろ現在進行形であると捉えられます。
好きなのが内面か外見かまでは分かりませんが(その点は展開されていないので正直どうでもいい)、
『ティファがクラウドを気にしていたことを本物クラウドは現在も喜ぶはず』で、『やっとまた会えたティファ』。
つまり、アダすけさんの仰るクラウドの『憧れのマドンナ的存在だったであろうティファに恋していた』は過去の想いではなく、現在も引き続きティファが好きだということになります。
このような流れからの決戦前夜です。

>このイベントで「ずっと好きだった」「今でも好きだ」くらいの台詞があれば100%ティファが恋愛相手だと確定します

ネアカのティーダやジタンですら「好きだ」と直接相手に言わなかったのに、クラウドにそれを求めるのはお門違いとしか言いようがありません。
むしろスクエニスタッフも言うように、基本的に分かりづらいんです。
あけっぴろげな性格ではないクラウドかつ明確に好きとは言わないのですが、部分的な言動や選択肢ではなく、上記のように回避できないストーリー全体でそれを読むことができるんです。それを読めたかどうかの違いです。

>「クラウドが演じていた期間の選択」によって変わるティファ好感度が高い決戦前夜の会話も、クラウドの意思ではない、ということになりますが…。

これはRPGであることを忘れていませんか?
クラスファーストだと思っている、エアリス寄りに選択できた期間のクラウドは偽物で、確かにその期間に選択した好感度の結果ではありますが、あくまで決戦前夜は精神世界の後で本物のクラウドに戻っているんです。本物が出ていない状態、あるいは複数の人を選べる選択肢と決戦前夜を比べるのは状況が違いすぎて同等の比較にはなり得ません。
また、RPGのため、エアリス寄りに選択した結果であっても、=クラウドからのティファへの気持ちがないということにはなりません。
ティファからクラウドへの好感度であるという設定自体を今一度ご認識いただくと良いと思います。
これは主観ですが・・・ティファからの好感度が低いとあっさりしているのはあくまでティファからクラウドへの好感度によるものですが、このイベントをティファと過ごす以外の選択肢がないことが、クラウドからティファへの気持ち(ティファ以外に選ばない)とも読んでいます。(精神世界でクラウドに変わらない恋心があると判明した上でのイベントなので)

>クラティの恋愛と明記、と言うのも、クラエアデート部分は「複数ある選択肢の紹介」とお考えなのに、分岐イベントであるクラティ部分のみを史実として引用しているのはなぜなのでしょうか?
>どこで「互いを求める気持ちを確かめ合った」のか、皆目見当がつきません。

ここで自分とアダすけさんの認識の違いが分かりました。
デートは選択しないことも可能です。公式が誘導したかったとしても、エアリス一択ではありません。それは理解できますよね?
しかし、決戦前夜はティファからの好感度を選択こそできますが『ティファと過ごすイベント』自体の回避はできません。そして、高い好感度バージョンで行為を行ったかどうかのみが「想いを伝え合う」を表しているものではありません。
なぜなら、好感度が低い状態でもシドたちにからかわれて「聞いてたの・・・?」とティファが返しますよね。
好感度が高ければ「見てたの?」→行為に及んだことが分かりますが、行為自体は作中に描写されていません。
では、好感度が低い状態でティファは何を聞かれてからかわれ、恥ずかしがったのでしょうか?
寄り添う前の二人の会話は特段恋愛と思えるようには確かに見えません。
アダすけさんが仰るように、好感度が低いとあっさりした会話のみ聞けますが、そこからどのようにして二人が寄り添って寝たのでしょうか?
「早く寝よう」と言って、暗転されたからそのまま無言で機械的に寄り添ったと思いますか。好感度が低い状態なのに、いきなり無言で寄り添えると考える人は逆にいないのではないでしょうか。ここで重要なのは、あくまで精神世界でクラウドの想いが判明した後だと言うことです。
もし、寄り添って寝ることをからかわれたのであれば、ティファの反応は「見てたの?」一択でいいのに、「聞いてたの?」がある。
これは、暗転したときにプレイヤーに見えない状態で会話が行われ、想いを伝えあい、その過程で寄り添って寝た→そのときの会話をシドたちに聞かれてからかわれたから恥ずかしがった、と考えるのが自然ではないでしょうか。
それ以外に聞かれて恥ずかしがる会話はプレイヤーの目に見えるところではしておりませんし、逆に好感度が高い状態で「見てたの?」となっても、無言で行為を行い、朝方に一時目が覚めるまで一切会話がなかったとは非常に考えにくいです。
暗転する前の会話をしている夕方はすでにみんなが飛空艇にいなかったので、プレイヤーが見れる会話シーンのときはシドたちもいなかった。→からかえるような会話もされていないし聞かれていない。
つまり、暗転してから朝方もしくは飛空艇に戻るまでの会話のなかで、好感度が低くても、聞かれたら恥ずかしがるくらいの会話をしていたと読めませんか。
それが互いを求める気持ちを確かめたと言える根拠です。

>エアリスが亡くなった後に気持ちを心に秘めたままでいるのだとすれば、青年期を超えた男女ならば肩を貸すくらい何ら不思議はありません。

それを、スクエニがゲーム内のセリフや史実で表現していますか?
単にクラエア好きなプレイヤーが、「ティファに冷たいように見える=エアリスを想っている」と考えたくてそのように見ているとしか言いようがありません。なぜなら、ティファからの好感度がいくら低くても、クラウドがこのシーンでエアリスを想っているというセリフも史実も一切ないからです。
冷たく見えるのはティファからクラウドに対する好感度が低いからで、それに比例してエアリスを想っていたとはなりません。
行為をするかしないかに関わらず、仲間たちにからかわれる描写も変わりません。
よって、「クラエアがないと言える根拠ではない」とは言えません。
むしろアダすけさんがこれらを主観と言い張るほど、覆せる客観的根拠もこちらとしては出されていないです。

>まずクラエアは恋愛関係で有り得ない、とする記述はどこにもないので、受け止めない理由もありません。

自分は史実にあるものをそのまま受け止めているので、クラエアの記述がない時点で、クラエアがあると主張することの方が妄想の範囲でお話されているとしか思えません。さらに、ギャルゲーでもマルチエンディングでもないので、『複数の解釈がされている』のは事実あるとしても、複数の解釈および結末がそれぞれ正解であるとは誰も言っておりません。
坂口さんが「エアリス殺しちゃえって感じでした」と言っているインタビューがあるのはご存知ですか?主人公に必要なヒロインであれば、そんなことを軽々しく言うとも考えられません。あくまで、ストーリー上でそういう役割、扱いだったと考えることができます。

>ゲーム内容や書籍を公平に読み解いた上で、と仰るのなら、野島氏執筆のAC前日譚小説の中にある「クラウドは女の友人であり、恋人であり――」の部分も触れるべきではないでしょうか?

ここの英語版は「Cloud was her friend. More than a friend, for she had loved him.」です。
クラウドにとってはエアリスは友人であるが、エアリスは友人以上に彼を愛していたという意味ですね。つまり、エアリス→クラウドへの想いの文章です。
日本語での「恋人」は現代ではカップルを指す意味合いが強いですが、本来は「想い人」です。また、「友達のような彼氏」(修飾)とは言っても、「友達であり恋人」(並列)とは言わないですよね。
自分もここの並列である意味が分からなかったので英語版を調べました。アダすけさんもリメイクを英語版でプレイされたようですが、であれば日本語と違うことを英語でも言わない(むしろ英語の方が直接的である)ことは理解できるかと思います。これこそが客観的根拠、それ以外にありません。
なお、ACについては長くなるので自分もあまり触れたくありませんでしたが、クラウドは終始エアリスに対して「許されたい」系の会話しかしておりませんし、ティファとの幸せな生活が星痕によって崩れてしまうのが怖くて逃げ出したクラウドですから、教会に逃げたのは見殺しにした懺悔の気持ちであって、それ以上でも以下でもありません。

>クラエア解釈を客観的事実を持って反証せずほぼ主観で否定して、更に関連作品のクラエアとも取れる記述になぜか触れていない時点で、クラティ寄りなのでは?と私も思っています。

主観だ主観だと仰いますが、前回も今回も実際にあったことを元にお返ししており、前回は主観だと指摘された箇所へも言及しているのに、今回それに一切触れずにどこが主観なのかを明確に返していないのは、恐縮ながらアダすけさんの方ではないでしょうか。
事実、恋愛の描写においては自分の方がセリフやストーリーを引用している気がしますが。

>どちらか一方だけが目立つ演出はしないで欲しいと思った

文章的にエアリス不遇だという言い方に見えますが、逆にどの辺がティファが優遇されていると思われたのでしょうか。
それぞれがクエストを行う章およびextra storyがあり、原作の描写にプラスされたのは、ティファはアパートの設定、列車から飛び降りるのを助けられる、プレートでクラウドに助けてもらうほかは、バレットもしくはエアリスと一緒の戦闘シーンが多い印象です。
対してエアリスは、ドレスのムービー、花摘みとリーフハウス、闘技場イベント、ハイタッチ、列車墓場での回想、マリンを助けるシーン、そして18章は主役級です。「空、嫌いだな」の闇を吐き出しつつみんなを誘導する。どこが目立っていないのでしょう?あるいは、ティファオンリー、エアリスオンリーが出ているシーンの秒数を計ったとか、セリフの文字を数えたとかでしょうか?それであれば納得しますが、エアリスがティファと比較して目立っていないことはないし、仮にティファの方が出ている時間やセリフが長かったとしても、再三お伝えしますが、ダブルヒロインでも同じ役割ではないので、比較する意味がないです。

>テロ=人の命をも奪うものです、仮にクラウドが本当にソルジャーになっているかも(つまり強い)と考えたかもしれませんが、それでもクラウドの安否を考えなかったのか?
>間接的にクラウドに迷惑がかかると考えなかったのか?

テロ=人の命を奪う、というのは我々現実世界での観点です。これはゲームであることを忘れないでください。
アバランチの活動目的は事実上魔晄炉を止めて星の命を守ることであり、無作為に神羅社員を殺すことや神羅の会社全体を見境なく爆破することではありません。
ティファがクラウドを壱番魔晄炉爆破に誘う描写は作中にないですが、ビッグスたちにクラウドが『元』ソルジャーであることを伝えたのはティファであるはずなので、誘う前に迷惑がかかるかとかのティファなりの確認の会話は少なからずあったものと言えます。

>好きだけどテロ活動=犯罪行為に加担させてしまったのであれば、ゲーム本編でバレットがリーブに叱責された描写はあったのに、ティファ個人のクラウドやテロに対する後悔や懺悔が見られる描写が全く無かったのはなぜなのか?

あのシーンは、マリンが安全なら良いというバレットの感覚に対してリーブが「他の人の命を考えろ」と言っているのであり、星の命を救うためとはいえ、アバランチのやり方がまずかったことはティファも原作で後悔しています。
バレットがリーブに叱責されたあと「私たちがミッドガルでやったことはどんな理由であってもけして許されない。そうでしょ?私たち、忘れたことないわよね?」これは、ティファもティファなりにずっと反省しているのが明確に分かるセリフです。
そこでいきなり「わたしがクラウドを誘ったりするから・・・」と盛大に自分の気持ちに流れを持っていくべきという意味ですか?w
上述していますが、最初の爆破ミッション前に何かしらクラウドの素性も含めて合意を得る会話をしているはずですし、ティファも許されないことをしたと理解している。
まずもって、アバランチのリーダーはバレットです。セブンスヘブンにいた客を一瞬で追い払い、それをメンバーから止められることもないくらいの存在です。
ジェシー達含む他のメンバーも何かしら神羅を憎む気持ちを持つ正当な理由がありますが、アバランチの方針を決めているのはバレットの復讐心によるところが大きい。その代表のバレットが矢面に立って非難されているので、ティファがしゃしゃり出る必要性も感じませんでした。
現代ではテロと言われるとテロだけが悪いと思われますが、このゲームの世界では実際に神羅が一方的にコレルやミッドガル、ゴンガガなどの村全体を無条理に焼き払っており、プレートも落としている。ゲーム内で殺戮を行っているのはほぼ神羅もしくは神羅あがりのセフィロスです。テロでも起こさない限り、世界を牛耳っている神羅に楯突く力がありません。楯突けなければFF7自体のストーリーが進みません。
テロとは言え一方的に被害を受けた人たちが集まった被害者の会のようなもので、関係ない人たちを巻き込んだことは当人たちも反省しているのに、ゲーム上にそこまで「テロ」に対してだけ憎む想いを持ち込むのは少し疑問であり恐怖です。

>それはつまり、神羅への憎しみの方がクラウドへの好意より強かったということにならないか?

おそらくそういう指摘あるいはスクエニ側での会議の結果、リメイクでは「軽率だったと反省してる」「仕事だ」という会話を入れ、無理にクラウドを爆破に誘うこともなくしたんでしょうね。
前述しましたが、自分はリメイクが最新版だと思っているので、そのことだけでティファはクラウドへの想いより復讐心の方が強いということをスクエニが言いたいわけではないと解釈しています。約束を守ってもらおうと次の爆破ミッションを依頼したのも引き止めたかったからですし、それがバレットの「人手に困ってるのが本音」という利害と一致したというだけです。
そもそも「長年想い合っていた」ばかりを引用されますが、史実には「ティファは徐々にクラウドに惹かれていって、後半ではそれによって口調が女らしくなる」という記載があります。
そのため、ティファにとっての好意は給水塔からカウントして「長年想い合っていた」としている可能性があり、本格的に気持ちが盛り上がったのは作中後半だと言えます。そのため、クラウドと駅で再開してすぐのときから少なくともティファは完全に好きだったとは思っておりませんし、「長年」がいつからなのかの時間もスクエニは明らかにしていません。

総じてですが、クラエアがあり得ると考える人は、前後の流れを読まずに部分部分でしか捉えていない傾向にあるように思います。
「俺が、俺たちがいるだろ」も、このセリフだけを抽出したら確かに恋愛に考えられるセリフですが、前後の仲間のセリフや流れやに恋愛と捉えられる要素はない。決戦前夜の後の仲間のセリフが考慮されていないことも然り、「気のせい」を重要に扱わないことも然りです。
全体的に自分の伝えた内容について「そういう意味ではない」という捉えられ方が強く、客観的根拠がないと仰る指摘も事実で覆るものだっただけに、理解し合えない終わり方が非常に残念ではありますが・・長文を打ち続けることで頭がパンクしそうなのは確かですねw
『原作を分かりやすくした大筋を変えていない』リメイクの完結が何年先になるかは分かりませんが、いちFF7好きとしてはスクエニが発表するリメイクを一人でもそのまま受け止められるよう祈るばかりです。

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ok

なんか長文になってますが色々違いますね。

それ全部オクラ野郎さんの感想でしかありませんし。
そもそもクラウドはクラウドである、後半に選択肢がないという原作の論点が間違ってます。
決戦前夜は分岐されますよ?
デフォルトではティファとの甘い夜はクラウドから距離を置いています。
その描写はただ添い寝をしただけです。
しかしティファが好きなプレイヤーからすればクラウドはティファと甘い夜を過ごす事になるでしょう。
クラウドの心としてはエアリスでもティファでもどちらでもない、そしてどちらとも捉えられるという事です。

総じてですが、クラティが公式と思う人はなぜか自分の意見を押し付ける行動を起こします。ゲームなので、ゲームから考察しましょう。
客観的な根拠から目をそらしてはいけません。

クラウドが好きだったのは記憶を取り戻す前の過去のクラウドですから、そのままティファが好きなままなのか、エアリスが忘れられないのかは、クラウドの気持ち次第です。
結果的に展開や描写も変わりますから、その事実から目を背けるのは良くないですよ。

返信する
オクラ野郎

OKさん
間違ってると指摘する割に根拠が一切ないようなので、教えていただけますか?これは自分の所感ですが、「どちらもある」「クラエアはある」と仰る人たちはゲームや史実から引用しない傾向にあると思ってます。

>決戦前夜は分岐されますよ?
“ティファの反応の”分岐はありますが、自分が分岐がないと言ったのは”ティファ以外の人と過ごす”以外の選択肢がないということです。そして、これもティファの反応がどう変わるかを選べるだけであって “エアリスを想っているからティファが塩対応になる”という根拠や史実はありません。史実にあるならぜひ教えて下さい。

>その描写はただ添い寝をしただけ
自分のコメント読んでなさそうなコメントですが…暗転したあと機械的に添い寝したんでしょうか?「もう寝よう」or「想いを伝えられるのは言葉だけじゃない」→すぐ添い寝?
ではその後のシドたちのからかいに対する「聞いてたの?」「見てたの?」は何を聞いた・見たことを意味してるんでしょう?
ちゃんと時系列を理解していただきたいのが、決戦前夜の夕焼けに二人で話している間は、二人はメンバーをそれぞれの故郷に送っていっているので誰も飛空艇に残っていません。
とすると、戻ってきたシドたちが声もかけられない雰囲気だったというのは、いつ、なにを、見て・聞いたからでしょうか?
添い寝する流れになった暗転中になにかがあって・話していたから以外にどう考えているのですか?

>クラウドが好きだったのは記憶を取り戻す前の過去のクラウド
クラウドがティファを好きだったことは認めているようですね。
・ゲーム序盤から聞こえる謎の声「あのとき二人きりになれるチャンスだったのに」→精神世界「やっとまた会えたなティファ」
→→本物クラウドはずっとティファに会いたかった。
・野島さんの小説でも「これからはティファが一緒だからな」「(テ:ずっと一緒だったじゃない)ちょっと意味が違うんだ」

クラウドの気持ち次第と仰いますが、「ただ添い寝」「クラウドの気持ち次第」と言いながら、これらのクラウドの言動にある気持ちを考えていないようなのですが、どちらが押し付けなのでしょうか。
押し付けと感じるだけならそれこそ感想です。感想の話ではなく引用して根拠を説明できるようにしてから返信ください。

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タークス

オクラ野郎さんの記述を読んで、まさにその通りだと思った者です。自分は、FF7原作から好きで全てをplayしてきた多くのファンの一人として、カップルがどうこうは二の次であり、ティファ派でもエアリス派でもありません。なので、ただFFシリーズが好きな一般の人間から見た場合です。
素直にクラウドの闘う意味は、ティファを守りたいからである。そしてその心の深い部分が徐々に表されていくのが、この作品のストーリーに惹かれる理由である。
我々もこのFF7を通して、あの時代青二歳の小僧で独身だったが、クラウドの様に恋をして結婚し、今や二児の父親となりました。だからこそクラウドのティファに対する想いが、20年経った今現在、気持ちに自然に浸透してきます。コミュニティでミニゲーム等ゲーム自体の攻略を指南してくれる方々に言わせても、FF7と言うゲームがクラウドのティファへの愛から始まり終わるストーリーだと、一般にカップルを推しとしない者等の、素直にゲームをやり尽くした人間からの意見として。
ですので、普通に人生を過ごして歳を重ねたFF7と言うゲーム自体の根幹のファン、自分含めて、オクラ野郎さんの語られるお話が自然とすんなり入ってきて非常に最もだと感じた訳です。
→「どちらもある」「クラエアはある」と仰る人たちはゲームや史実から引用しない傾向にあると思ってます。
そう思います。自分が考えたいストーリー展開にしたいが為、見たい部分だけに注目し、偏った見方や考えをなさる方々が、あちこちに湧いていますが、普通にこの作品を愛してきたファンは、見たい物だけ解釈しているこの種類の捉え方をする方達にいくら正論をぶつけても無駄です。本来のゲーム事態をやれていないのでしょうね。そして我々は、そういう偏った目で捉えている人たちを実は軽蔑して見ていますから、オクラ野郎さんもどうかもう相手になさらず、我々は素直にストーリーに従えば良いかと思います。
オクラ野郎さんの大変な労力に敬意を評して。

返信する
オクラ野郎

すみません、上記訂正します。

× ”ティファ以外の人と過ごす”以外の選択肢がない
○ ”ティファと過ごす”以外の選択肢がない

返信する
通りすがりの村人

アダすけさんはじめまして、こんにちは。
考察、頷きながら拝見させて頂きました。
アルティマニアプラスで色々分かった事もありましたね、クラウドが涙を流した理由なんかも驚きました。ジェノバじゃなかったですね。
みどり公園でのクラウドの心境についてなんかの記述をみてもクラウドは記憶が変だけれど、感情はクラウドなのかな?と個人的には思いました〜。
アダすけさんの考察をこれからも楽しみにしています。

返信する
アダすけ

通りすがりの村人さん、当記事を読んで頂きありがとうございます。
アルティマニアプラスは結構突っ込んだことも記載されていましたね。正直、驚きました。
私も、記憶が混濁しているだけでクラウドはあくまでクラウドである、と認識しています。
有難いコメント、ありがとうございました!

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