「人は見た目が100パーセント」は全五巻。
2017年には、桐谷美玲さん主演でドラマ化までされたギャグ漫画です。
作者は大久保ヒロミ。
人は見た目が100パーセント
とにかく全員お洒落に縁遠い、「女子モドキ」を自称している典型的なリケジョ3人が主人公。
しかしそれではいけないと、ステキ女子を目指して“美”について研究する――というギャグ漫画。
この漫画、お洒落心をどこかに置き忘れてきたアラサーBBA女性世代の笑いのツボをことごとく抑えてくれる、ある意味癒しの効果を持つ漫画です。
特に女性にオススメ!!なので、その理由をお伝えしていきます。
同じ女子モドキの気持ちを全部代弁してくれている
この漫画が本当に面白いと思うは、お洒落に縁遠いとか、お洒落をどうしたらいいのかわからないとか、
本気で今のお洒落がわからない女性の気持ちを見事に代弁
してくれている所です。
アラサーになってもアラフォーになっても結婚して子供を出産した後も、お洒落心を常に持ち合わせているステキ女子の皆さんでは共感できない部分が多いだろうと思いますが、私のようにお洒落心を分娩室に置き忘れたままになっているBBAからすると、まさに共感の嵐……!(感涙)
悲しい時ー! この漫画を読むと笑顔になれるー!
と、某芸人さん風に言えるくらい笑えます。
お洒落に対して疑問を持つポイントを全部再現してくれている
例えば、2巻10話の“美”のテーマは「ヘアアレンジ」ということで、女子モドキ3人が雑誌を見ながらゆるふわアレンジに挑戦します。
しかし、雑誌に書いてあるヘアアレンジの説明を頭の良いリケジョが読んでも、
「何を言っているのか全然わからない…」
と、愕然とします。
それな!!
まさに! それなボタンがあったら高橋名人並に連打してるわ!
…というように、お洒落しようにも、簡単なようで実は難しいお洒落に対して「なんて?」とリアル女子モドキが疑問に思うポイントを、忠実に全話で再現してくれています。
題名が地味にクる
各話の題名を見ると、ほとんどの題名が過去にヒットしたドラマや曲をもじっていることがわかります。
特に70~90年代にヒットしたドラマや歌が多いですね。
1巻だけすぐにわかるのが、
「20世紀おばはん(少年)」
「私の彼は頭好き(左利き)」
「アヒル口のドレイ(赤ちゃんのドレイ)」
「レンズだけ(あなただけ)見つめてる」
「はじめてのサロン(チュウ)」
等等…。
名前だけでも知っていたり当時を現役で生きていた世代としては、地味にわかると嬉しい気持ちなります。
ウォーリーを一瞬で見つけられた…!みたいな。
ちなみに「赤ちゃんのドレイ」は、同じ原作者の大久保ヒロミさんの育児エッセイ漫画です。こちらも笑えます。
まとめ
というわけで、
- 同じ女子モドキの気持ちを全部代弁してくれている
- お洒落に対して疑問を持つポイントを全部再現してくれている
- 題名が地味にクる
これら3つが、漫画「人は見た目が100パーセント」の面白ポイントでした。
おそらく男性向けのギャグ漫画ではなく、最近お洒落してないなーとか、お洒落何それ食べ物?と思う女性向けギャグ漫画なので、身に覚えのある女子モドキの方は本気でオススメできる漫画です!
ドラマでは桐谷美玲さんが主演されていました。
原作漫画よりも恋愛要素を色濃く出したのでギャグ要素は若干減りつつも、水川あさみさんがさすがコメディードラマに慣れてるなという感じで、ギャグの掛け合いのシーンは笑えました!
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