【逆転裁判3】若き御剣怜侍がうっかり暴露? 「始まりの逆転」で判明した、検察のあるまじき失態とは?

 

逆転裁判シリーズから、逆転裁判3の第4話「始まりの逆転」の中で、当時は新人弁護士だった千尋さん同様、超新人若手検事だった御剣怜侍が裁判中にやらかしてしまったことに、リアルにツッコミを入れていきます。

 

*以下、ゲーム内の超重大なネタバレ(犯人等)が盛り込まれているので、未プレイの方は要注意!*

 

「始まりの逆転」

若成歩堂くんが活躍した逆裁三部作の3作目、4話「始まりの逆転」は、若千尋さんと若御剣くんが登場する過去のお話になります。

千尋さんにとっても御剣くんにとっても初法廷を果たしたお話でもあり、逆裁シリーズでは超性悪な女性と名高い美柳ちなみが登場する、因縁の法廷です。

本編5年前、美柳ちなみの狂言誘拐を実行して逮捕された尾並田美散が脱獄したことから始まるこの法廷では、なんやかんやあって結局最後はちなみの思惑通り、最後は尾並田が自ら命を絶つことで裁判は有耶無耶に終わってしまいます。

プレイヤーとしても歯痒い思いをするこのお話、新人らしい可愛らしさがあった千尋さんとは違い、初法廷と言っても師匠譲りで最初からクッソ偉そうベテランっぽい雰囲気を醸し出していた御剣くんですが、やはりまだまだ20歳の小坊主新人さんでした。

裁判中は決定的な失言をしてしまい、しかもその内容は信じられないレベルの、あるまじき!なものだったのです。

うっかり怜侍が暴露った

5年前の誘拐事件で死刑判決を受けていた尾並田美散ですが、御剣くん曰く、その罪状は営利誘拐及び、殺人でした。

はい、ここ大事な所なのでもう一度言いますね。

 

罪状は、営利誘拐及び、殺人でした。

 

誰も亡くなってないですけどね。

 

そうなんです、5年前の事件は美柳姉妹と尾並田の共犯によるただの狂言誘拐で、尾並田は姉妹に裏切られて捕まっただけなんです。

誘拐された当時14歳の少女、ガッツリ生きてます。

悪女に磨きをかけて、蝶を飼い慣らしながらこの裁判当日まで生きていたんですよ。

 

つまり、ちなみが生きていたから、5年前の尾並田の死刑判決は間違っていたということに?

もちろん、逆裁世界が現実世界のような法律の基準だとしたら、結果的に見れば大間違いにも程があるくらいの大間違いな判決です。

しかし、5年前の事件当時、誘拐された美柳ちなみが本当に命を落としてしまったものだと検察関係者たちも考えていたそうなので(御剣談)、当時の判決はまぁ…故意に他人(しかも未成年)の命を奪ったのだから、致し方のない?ものだったのかもしれませんが…。
(当事者の尾並田にしてみたら、仕方のないことだと到底済まされる話ではないですが)

さて、問題はここです。

 

5年前に亡くなっていたと思われる被害者が実は生きていた、と御剣くんが事前に把握し、証人として法廷に呼んでいたこと

 

が、大問題なんです。

それってつまり、

 

検察の過去の失態を知りながら、あえて暴露した

 

ということなんですから。

検事になった御剣くんの立場ならば、弁護士の千尋さんにいくらツッコまれても、(最初はもちろん誤魔化していましたが)ちなみの正体だけは最後まで隠し通すべきでした。

なんてったって、5年前の誘拐事件、“殺人罪”になるか“殺人未遂罪”になるかによって、被告の量刑が大きく変わってしまうかもしれない重大なポイントだったのですから。

当時の検察側は、身内の証言だけで遺体もない被害者を死亡したと認定し、被告に殺人罪を突きつけ、結果的に誰の命も奪っていない男性を死刑囚にしたということになり、ある意味、検察側にとって美柳ちなみは絶対に生きていてはいけない人物だったのです。

当時の被害者であるちなみが生きているならば、求刑する罪状はおそらく“殺人未遂罪”になるので、おそらく死刑判決にはならなかったでしょうからね。

それなのに、“証言”目当てとはいえ、あろうことか美柳ちなみが深く関係している人間の裁判の証人として召喚し、結局正体をサクッとバラした御剣くん。

堂々過ぎる態度に一瞬ど忘れしますが、やっていることはうっかり八兵衛もビックリするレベルの、うっかり怜侍でした。

★経験を積んだ御剣くんは、とても優秀な検事になりました。

【逆転検事】「逆転の来訪者」を考察! 御剣怜侍は、最初から犯人がわかっていた?

逆裁世界のヤバイ戸籍制度

上記では、

「実はちなみが生きていた!」

という事実にのみ焦点を当て検察側の大失態として述べましたが、そもそも、逆裁世界の戸籍制度がザル過ぎます

5年前の誘拐事件がトラウマになり、本名の「美柳ちなみ」を名乗ることが怖くなってしまったので、「無久井里子」を名乗っていたというお蝶婦人ですが、それって単なる通称名ではなかったのでしょうか?

「法律的に、5年前にちなみは死亡している」

と御剣くんがキザに言っているけど、そんなことができちゃうのって制度的にかなりヤバイです。

いくら公務員の姉がいたって(しかも行政である役所の人間ではなく警察官)、一人の人間を死亡させ、一人の人間を生み出すなんて、簡単に出来るのでしょうか…というか、

 

完全にダメ、絶対!な事案でしょう。

 

そんなこと出来たら、世の犯罪者はみんな自分の存在を消してますわ。

しかも、その後は再び「美柳ちなみ」を名乗っているし…。

なんともザル過ぎる逆裁世界の行政事情が、こんな所で明るみになってしまいました。

★美柳ちなみの行動を考察した記事はこちらから。

【逆転裁判3】「始まりの逆転」可憐な少女の行動に矛盾? 被害者をトランクに詰め込んだ本当の理由とは!

まとめ

イケメンみったんを勝手にうっかり怜侍と可愛く表現してしまいましたが、アニメ版ではさすがに、御剣くんが事前にちなみが生きていたことを把握していたという事実はなくなり、裁判中に初めて、無久井里子=美柳ちなみと知ったということに変更されています。

確かにそうでないと、検察側としてはかなりまずい立場になりますからね。(主に御剣くんが)

御剣くんはアニメでは終始、真面目イケメンで終わり、もっと白目むいて表情を崩して欲しかったです。

 

若千尋さんと若みったん両人が登場する「始まりの逆転」は、逆転裁判3の4話です。

こちらはPS4ヴァージョンです。

 

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