【ときめきメモリアル】ルー語を話す片桐彩子は、なぜ人気があったのか

 

「ときめきメモリアル」が今年で発売から25周年!

ということで、現在もメモラーのワタクシが、ときメモを語ります。

第一回目は、私の推しキャラ、片桐彩子ちゃんの考察です。

 

片桐彩子の人気の秘密とは?

片桐彩子ちゃんは、1994年に発売された、恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」に登場する、攻略キャラの一人です。

芸術肌の女子という設定で、プレイ側が何も細工をしなければ、基本は美術部に在籍しています。

独特の髪型が特徴で、髪の中から飴ちゃんでも取り出せそうな勢いではありますが、運動しないタイプの割にスタイルは良く、頭だけを注視するのは非常にもったいない女の子です。

そして、片桐さんの一番の特徴と言えば、もちろんルー語です。

 

ルー語とは?

ルー大柴が芸として用いる、日本語を単語ごとに英語化する話法。

Wikipediaより引用

 

ルー大柴さんは今もご活躍されているタレントさんで、有名なルー語には

「トゥギャザーしようぜ!」
「藪からスティック」

等等、数え切れないほどあります。

 

片桐彩子ちゃんの話し方も、まさにこのルー語で、ちょいちょい会話に英語を挟んできます。

 

「ソー、ファン。とても楽しかったわね」

「ビューティフル、素敵な絵ね」

「ザッツグッド、良かった」

 

等等、別にここで英語挟まなくても良くね?と思うくらい、会話に英語が入ってきます。

 

こんな感じで、一歩間違えれば世界征服を企む紐緒結奈ちゃんレベルの奇人変人枠なのに、なぜか初代ときめきメモリアルのキャラ人気投票では、毎回上位につけていました。
(個人的には紐緒さんも大好きです。この子、今で言うツンデレに近いキャラですよね?)

そのため、(諸事情がありましたが)外伝作品になるドラマシリーズのメインヒロインにも抜擢されるほどで、当時は本当に人気があったことが窺えます。

 

では、独特な言い回しが多く男性からは敬遠されがちかと思いきや、なぜ片桐彩子は人気があったのか?

その理由を考察していきます。

明るく気取らないキャラ

怪しげなルー語を使いこなしている片桐さんですが、その性格はとても明るく、ゲーム内やドラマCDでも、主人公や友人らと男女関係なく、冗談の言い合いをするほど社交的です。

会話をしているだけでこちらも自然体でいられる、一緒にいて楽しい女の子なのです。

特に「彩のラブソング」のドラマCDでは、片桐さんのその明るい性格がとても上手に表現されていて、聞いているだけで彼女の明るさがこちらに伝わってくるほどです。

留学を前に多少ナイーブになる所はあっても、そんな繊細な気持ちは一切表に出さず、常に「片桐ルー語」を披露しています。

こんなキャラなので、もちろん(?)性格も前向きで楽天家。

基本は受け身がちなギャルゲー主人公だと、前向きな女性キャラはとても魅力的に見えますね。

そんな、誰にでも同じ態度で明るく接してくれる前向きな片桐さんの楽しい性格は、もはや怪しげなルー語を凌駕してしまうほどに、魅力的に見えてしまったのだと推察できます。

楽天家……だけど、現実主義

楽天家の片桐さんはギャルゲーには定番の「明るい女友達キャラ」かと思いきや、何気に現実主義です。

きらめき中央公園に遊びに行って、ロマンチックな雰囲気に呑まれてつい「恋愛小説の一場面みたいだね」なんて言った日には、

 

「ソーリー。私ね、そういうの読まないのよ」

 

と、真顔で返されます。

おそらく、片桐さんが男子受けの良い、女の子らしさもあるただの明るいキャラなだけであれば、他のキャラ(朝日奈さん等)に埋もれて「片言の英語しか話さないヤバイ奴」という評価しか出なかったかもしれません。

……が、ルー語を操りながらも意外と現実的な面も持っているその姿は、逆に芯の通った片桐さんの強さを垣間見せられたようで、そのギャップがとてもリアルで魅力的でした。

ただの変人ルー語マスターではないと思わせたことが、片桐さんが人気の出た原因のひとつなのでしょう。

どこまでもキャラがぶれていない

いつでもルー語を話す片桐さんですが、ゲームで一番の山場である最後の告白シーンでも、相変わらずルー語をぶっぱなしています。

 

「ウェット! ちょっと待って!」

「アイミスユー……あなたがいないと、寂しくて…」

「アンビリーバブル! 信じられない…」

 

と、最初から最後までルー語なので、クッソ真面目なシーンでも絶対にぶれないキャラ設定が、逆にファンを安心させてくれました。

告白の真面目なシーンでルー語が無くなるのでは、「普段のルー語はわざとか?」となって怪しい英語が耳障りになっていたかもしれませんが、こうまで徹底してルー語を話してくれると、

「ここでもルー語なのか…」

と、諦めの境地変わらずに明るい片桐さんのキャラを、ルー語も含めて全て愛せるようになってくるのではないでしょうか(笑)

まとめ

ルー語で話す片桐彩子ちゃんが、なぜ人気があったのか、考察してみました。

 

  • 明るく気取らないキャラ
  • 楽天家……だけど現実主義
  • どこまでもキャラがぶれていない

 

この辺りが、使い方が怪しい英語を操る片桐さんの人気の秘密だと、個人的には考えています。

ただの変人ではないとても魅力的なそのキャラが、

 

本来ならば怪しげなルー語使いの女性に対して、鬱陶しく感じなくなった

 

のかもしれません。

ときめきメモリアルは、今は若い世代の方にも是非一度プレイして頂きたいゲームです!

 

懐かしきゲームなので、今は中古しかないようです。

片桐さんの魅力が詰まったドラマシリーズもあります。

 

 

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