【逆転裁判】第1話「はじめての逆転」を考察! 犯人と被害者がそれぞれやらかしてしまったミスとは?

 

以前から大好きなゲームだった逆転裁判から、第1作目にして第1話、「はじめての逆転」を考察します。

犯人と被害者がそれぞれやってしまったミスを、カガク的に考察という名のツッコミをしていきます。

 

*以下、ゲーム内の重大なネタバレ(犯人等)が盛り込まれているので、未プレイの方は要注意!*

 

「はじめての逆転」とは

逆転裁判シリーズの記念すべき第1話です。

なので、まさに手慣らしといった感じのチュートリアル的な単純明快ストーリーになっています。

  • 被害者:高日 美佳(22)
  • 被告人:矢張 政志(23)
  • 真犯人:山野 星雄(44)

事件の主要人物はこの3人。

物語の冒頭から犯人がわかっている、古畑任三郎スタイルですね。

交際していた高日美佳にフラれていたけどまだ付き合っていると思い込んでいた成歩堂の幼馴染である矢張が、空き巣の山野に高日さんを手にかけた罪を着せられそうになり、なんやかんやあって新人弁護士の成歩堂くんが矢張を助けるお話です。

★第2話「逆転姉妹」の考察記事はこちらから。

【逆転裁判】第2話「逆転姉妹」をガチ考察! 御剣検事はなぜ被害者の実の妹を起訴したのか

★第3話「逆転のトノサマン」の考察記事はこちらから。

【逆転裁判】第3話「逆転のトノサマン」をガチ考察! 事件は事故だったのか、故意だったのか?

★派生シリーズ逆転検事の第1話「逆転の来訪者」考察記事は、こちらから。

【逆転検事】「逆転の来訪者」を考察! 御剣怜侍は、最初から犯人がわかっていた?

被害者がやらかしてしまったミス

被害者の高日美佳がやってしまったミスとは、

 

外出の際に部屋の鍵を閉めなかったこと

 

です。

無施錠だったために、簡単に空き巣である山野が侵入して、惨い事件が起きたわけです。

しかし、ここで純粋な疑問。

高日美佳は若い女性の一人暮らしの身なのに、

本当に無施錠で外出をしてしまったのでしょうか?

もし高日さんが鍵を閉めて外出したならば、山野が部屋に侵入するには、

 

  1. ピッキング等の手法で鍵を開けた
  2. 矢張が部屋の合鍵を持っていて、その合鍵で矢張が鍵を開けてそのまま施錠せずに立ち去った後に、悠々と侵入

 

の、どちらかの手段があります。

が、1のピッキング等で鍵をこじ開けたのならば、帰宅した被害者が鍵を開けようとした時点で開けっ放しの鍵に不審に思い、室内に入る際には周囲に注意しながらドアを開けるでしょうが、アニメを見る限り、被害者は不審がる様子もなくドアを普通に開けて帰宅しています。

また、昼間からピッキングで鍵をこじ開けるのは、目撃される恐れもあることから、可能性としては非常に低いです。

侵入した後に山野が律儀に鍵を閉めた可能性もありますが、詳しい回想シーンがあるアニメでは帰宅した被害者が、鍵を開けている描写も鍵を持っている描写もありません

被害者宅はキーロック式の部屋ではないし、ドアに鍵穴もあります。

つまり、

 

鍵を開けっ放しで外出した

 

可能性が非常に高いです。(なんと無用心な…)

 

また、2の矢張が合鍵を持っていた可能性も無きにしも非ずですが、高日さんにとって矢張はお遊びの相手だったのならばそんな男に合鍵は渡さないし、渡していたとしても別れる際に返却して貰うのが筋でしょう。

矢張の態度を見る限り、合鍵を渡されていたとするならば、高日さんから鍵を返却するよう言われた時点で全力で拒んでいそうですが、そんな話は矢張から一切出ていないので、最初から合鍵なんて渡されていなかった可能性の方が高いです。

ゲーム版では“パパ活”をしていた高日さんなので、自宅の合鍵を男に渡すことにはリスクが伴うことから、余計に合鍵を渡していなかったと考えられます。

ゲームでの矢張は、鍵のかかっていない被害者の留守宅に一度足を踏み入れ、しかし目当ての彼女がいなかったためにムシャクシャし、子供のようにドアを開けっ放しにしたまま立ち去ったのです。

山野の証言中、矢張は一言も反論をしなかった=矢張は証言が違うと思ったら空気を読まずに反論してしまう性格なので、これは事実でしょう。

アニメでは、紳士?にそのまま立ち去ったということですね。

 

つまり、被害者はちょっとの間の買い物なので、

 

鍵をかけずに外出してしまったと推測

 

できます。(何度も言うけど、本当に無用心過ぎるわぁ…)

この行為が、残念ながら高日美佳の運命を決定づけてしまったわけですね。

犯人がやらかしてしまったミス

では、次に犯人の山野のミスです。

高日さんを手にかけた山野は、捕まりたくない一心から、部屋に侵入する前に見かけた男、つまり矢張に罪をなすりつけようと考えました。

警察に通報するまでの間に、自分が疑われるであろう持ち物=空き巣に必要な小道具を始末し、物色した部屋も綺麗に片付けておけば準備完了です。

しかし、山野の最大のミスは、ここからです。

尋問中の証言ではなく、彼が犯した最大のミスは、

 

現場から逃げなかったこと

 

です。

実は、山野は被害者を手にかけた後、悠々と逃走することも可能でした。

本物の新聞勧誘員として堂々と部屋から出て行けば、誰かに目撃されても大して印象には残らないものです。

それなのに、彼はなぜか第一発見者を装うことにします。

初めて人の命を奪いパニックになった頭で、

「自分の証言がないと、あの男(矢張)に罪をなすりつけることができない」

と考えたのか…?

とはいえ、もし逃走していたとしても、現在は監視カメラもあるのでなんらかの証拠を残し、逮捕される可能性は充分にありますけどね☆

まとめ

逆転裁判シリーズの第一作目とあって、冒頭からしっかりとプレイしていれば犯人が丸わかりだったお話でした。

チュートリアル的なお話だけあって、犯人は二度と再登場することないと思いきや、逆転検事2でまさかの再登場を果たしたのは、個人的には驚きでしたね。

このお話で心底感じたのは、少しの外出でも家の鍵は絶対に閉めること!ということです。

皆さんも気をつけましょう。

★次話「逆転姉妹」のガチ考察記事は、こちらから。

【逆転裁判】第2話「逆転姉妹」をガチ考察! 御剣検事はなぜ被害者の実の妹を起訴したのか

★第3話「逆転のトノサマン」の考察記事はこちらから。

【逆転裁判】第3話「逆転のトノサマン」をガチ考察! 事件は事故だったのか、故意だったのか?

 

逆転裁判シリーズの1~3は、これ一本で楽しめます。

こちらはPS4ヴァージョンです。

アニメも大変面白いです。

 

 

 

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