【FF7R考察】一般人にも容赦ない神羅魂が垣間見える!? 原作との違いを細かく挙げながら、第5章を考察してみる

 

前回の続きで、FF7R物語の展開を細かく原作と比較してみながら、順を追ってツッコミや感想を入れながら考察をしていきます。

これまでの考察と見解が違う部分も出てくることもありますが、ご容赦くださいませ。

 

*以下、FFⅦ REMAKEのネタバレがあります! FFⅦ関連のゲームを未プレイの方はご注意ください*

 

Chapter5 迷宮の犬

今回は、アバランチ第二のターゲット、伍番魔晄炉爆破のために列車に乗車した所から始まります。

 

★第1章(壱番魔晄炉爆破作戦)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】原作との違いを細かく挙げながら、第1章を考察してみる *追記あり! 黒い羽根のワンシーンが興味深い!?

★第2章(八番街でのエアリス・セフィロスイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】フィーラーの登場により、エアリスとの初会話も変化! 原作との違いを細かく挙げながら、第2章を考察してみる

★第3章前半(セブンスヘブンでティファと会話イベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】クラウドも2周目なのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part1

★第3章中盤(七番街スラムでティファと集金イベント等)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】ティファはクラウドの話をどこまで聞いていたのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part2

★第3章後半1(ティファのExイベント、カクテルイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】マーレさんの「ティファと仲良くするんだ」の意味とは? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part3

★第3章後半2(伍番魔晄炉爆破の作戦会議と決起会)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】ティファはなぜ魔晄炉爆破に消極的姿勢になったのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part4

★第4章前半(アバランチ3人組とプレート上で連続バトルイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】クラウドの無邪気な笑顔はココで見られる! 原作との違いを細かく挙げながら、第4章を考察してみる Part1

★第4章後半(スラムに帰還後、フィーラーによるジェシー襲撃イベント等)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた

【FF7R考察】伍番魔晄炉の爆破予告は故意に広められた? 原作との違いを細かく挙げながら、第4章を考察してみる Part2

 

列車にて…

列車内では固まっていない方がいいのでは…?と思いましたが、まずは軽くクラウドに本日の作戦内容の概要を説明するバレットリーダー。

「ジェシーとウェッジの分まで オレらでやりとげる」

「ああ」「うん」

最後のバレットの言葉に、クラウドも普通に頷いてる所が中々ジワります。

はじめは「仲間じゃない」とか言ってたのに、今となってはアバランチの「仲間扱い」されているようなこの会話で、しっかりと頷くのか…、と思うとね!

「爆破予告のこと ビッグスの予想より 早く広まってる」

この憂いが見える伏し目のティファ、凄く美しいなぁ~と個人的にはウットリ。

爆破予告が予想より早く広まってしまったことで、列車内も想定以上に空いてしまったことを懸念しているようです。

予想と異なる列車の状況、これから魔晄炉に侵入する緊張感、そして乗り切れない自分の気持ち全てが、余計にティファを不安にさせているのでしょうか。

★故意に爆破予告の噂が広められているとしたら、犯人は…?

【FF7R考察】伍番魔晄炉の爆破予告は故意に広められた? 原作との違いを細かく挙げながら、第4章を考察してみる Part2

 

原作では「魔晄炉爆破に消極的」という設定が無かったからなのか列車内でのティファはそこまで不安など感じているようには見えませんし、最初にバレットが追い出したので車両は違えどビッグスたちも同乗しています。

 

列車から飛び降りるのも、原作ではむしろ計画内のことでした。

Rではおそらく魔晄炉から一番遠い『プランE』でしか列車から飛び降りる予定がなかったこともあり、余計にRティファは走る列車から飛び降りるのに躊躇してしまったのでしょう。

Rの神羅課長は、神羅魂を持つ熱血サラリーマン風です。

七番街スラム駅付近でご家族と一緒に見かけたことから推測するに、おそらくスラム街に居住していると思われます。

一昨日に喧嘩を売ってきたアバランチの味方をする大男に向かって、正面から何やらぶちかましています。

オドオドしていた原作と性格が違うのか、原作ではバレットの方が相変わらず威圧的な態度で、ティファがそんな彼を窘めていました。

めちゃモブキャラだった当時の神羅課長も、設定を変えてきたのかなという印象です。

Rでは、神羅の裏の顔を知らない一会社員として正論を吐く神羅課長に喧嘩を買いそうになるバレットに対し、クラウドのこの苦い表情…。

この後日本語版では、「あんたはどっしり構えてろ」、英語版では「You know you’re better than that」と言います。

英語版だと、「あんたはそんなバカじゃないだろ」という感じでしょうか。

神羅課長から突っかかってきたとはいえ、大事な作戦前に無駄に喧嘩を買って騒ぎを広げかねないバレットの行動は決して褒められるものではないので、窘める意味もある英語版の方が個人的にはしっくり来ました。

「根はいい人」ながら、原作でもRでも作戦前はピリピリしているバレットの様子をクラウドに見に行かせたティファの判断は、正しかったということですね。

 

またも究極にどうでもいいシリーズなんですが、最後尾の車両の乗客たちは皆さん傘を持参していました。

七番街スラム駅で乗車する時は雨は降っていなかったので、プレート上では夕方や夜の天気予報が雨だったのかな、なんて勝手に推測しています。

敵は全排除する方針の神羅魂

手配IDを発見したとのことで、突如として非常警戒態勢に入る列車内。

神羅の警備兵器たちが、窓を破って列車内に突撃してきます。

 

一般人にも容赦ない所が、神羅魂ぃ~!

 

なんというか、神羅の開発する兵器は相当にヤバイもんばかりですよね。

確実に人間を戦闘不能にするか、大怪我を負わせることが可能な無機物をこのようにサラッと世に放つ神羅のヤバさが、こんな所でも垣間見えます。

また、手配ID3名を発見したとのことで、手配ID所持者がクラウドたち3名なのは確実でしょうが、

原作では、ジェシーがクラウドの偽造IDに手をかけ過ぎたために、なぜかID検知システムに引っかかってしまった、というオチでした。

が、Rではどうやらアバランチが列車内にいる時から、神羅の治安維持部門統括ハイデッカーがクラウドたちを終始監視しているので、

 

ジェシー作成の偽造IDのせいではなさそう

 

です。

そもそもジェシーは、昨夜調達しばかりの火薬を使っての爆弾製作に忙しかったでしょうから、クラウドに好意は持っていても、彼のIDに手をかけるヒマは無かっただろうと思われます。
(手をかけるなら、任務成功後のピザだったよきっと…泣)

とはいえ、コルネオの部下に片腕が銃の男のネグラを探らせていた原作同様に、完全にアジトまで神羅にモロバレしていると見て間違いなさそうですね。

なんにせよ、警備兵器なんてものは突撃してこなかった原作と比べると、R神羅はマジで容赦ないです(笑)

Rではこの時点で「ミッドガルを出る」とだけ聞いていたジョニーも、原作ではクラウドたちと同じ列車に乗っていました。

 

さて、警備兵器との戦闘はクラウドに任せ、バレットとティファはひとまず、恐怖におののく一般人を逃がそうと隣の車両に誘導します。

「あたしは神羅社員だ 敵だろ?」

課長さんもさすがにティファがアバランチだとは思っていないでしょうが、アバランチの味方をするバレットの仲間=神羅の敵、という認識なのでしょう。

課長さんとティファの会話も、個人的には英語版の方がしっくりきましたね。

神羅課長さんに対し「敵じゃない」「みんなを守りたい」とティファは言っていますが、「課長さん個人は敵じゃない」という認識だったとしても、現にアバランチは課長が勤める企業=神羅を敵視しているからこそ重要施設である魔晄炉に爆弾を仕掛け、今回もアバランチが列車に乗り込んでいたことが原因で警戒態勢が発動したわけですから、英語版の「I don’t care」(=どうでもいいの!)の方が、

アバランチに籍を置くティファの切羽詰まった緊迫感

が伝わってきました。

「誰もしなせたくないの、お願い!」

自分たちアバランチが列車に乗り込んだせいで警戒態勢が発動し、一般人を危険に巻き込んでしまったのだから、ここも英語版の台詞の方が違和感ない台詞でしたね。

「(自分たちのせいで無関係の乗客には)誰も傷ついて欲しくない」

という、ティファの強い意志が伝わってきます。

そして、

「私の番よ」

からの、

拳でロボ破壊!!

ティファめちゃくちゃカッコイイ~!!

蹴りでロボをぶっ飛ばすシーンも見たかったけど、列車内だからこそパンチでの破壊だったのでしょうね。

「そりゃビッグスの 『プランE』だな!」

結局列車から飛び降りることになった一行、ビッグスがここまで作戦を練ってくれていたとは……そりゃ、考え過ぎて熱を出しますわな。

Rではティファが列車に飛び降りるのに躊躇してしまい、それまでにクラウドが列車内の警備兵器を一掃していれば、列車から二人で飛び降りるシーンが見られます。

この態勢でクラウド君が表情ひとつ動かさないのがスゲェよ。

英語版ティファも言ってるけど、ティファをフォローする台詞を聞いても、クラウド君って実は気遣い屋さんなんだろうな、と思いました。

 

原作ではこんなこともティファに言っちゃうクラウドで、ティファも最初は怖がっても、なんとか一人で列車から飛び降りるくらいでした。

Rでは警備兵器を一掃していないと、クラウドだけが最後尾車両に隔離されることになり、バレットが列車から降りることを決断した結果、クラウド一人で最後に列車から飛び降りることになります。

「バレットが飛び降りたあと 私 すぐに続けなくて」

クラウドが側にいなかったティファは、やはり躊躇してバレットの後にすぐ飛び降りることができなかった模様ですが、そのおかげか、クラウドとは早急に合流することができるのが、一緒に飛び降りないルートです。

どちらのルートも、クラウドがさりげなくティファをフォローしているのが良いですね。

細かいことですが、原作とは飛び降りる順番も違いました

原作でははじめがティファ、クラウド、最後にバレットでしたが、Rでははじめがバレットで、次にクラウドとティファが一緒に飛び降りるorティファ、(隔離された車両で)クラウドが単独で飛び降りる、の順番でした。

ビッグス・ウェッジ・ジェシーは、原作では神羅兵などの変装姿で列車内に残っており、後から合流することになります。

神羅に泳がされているアバランチ

一番先に飛び降りたバレットと合流するクラウドとティファですが、これも全てハイデッカーに誘導されています。

作戦会議をするクラウドたちを、監視カメラでバッチリ見張っているのです。

 

アバランチ側も、ハイテク機能を使いこなす神羅が監視カメラを至る所で使用していることくらい、想像つくはずなのですが…。

 

ここはメタ的に突っ込んではいけない所ですかね。

「E区画にある 大型実験機を起動させます」

次々と警備兵や警備兵器を撃破していくクラウドたちに対し、ハイデッカーは部下に圧をかけて大型実験機の起動を決断させます。

何かあっても、部下の失敗として自分が責任を被ることがないようにしているのでしょう。

軍の長としては典型的なダメ上司です(笑)

こういった様子を見ていると、ハイデッカーは当初、列車内もしくは螺旋トンネル内でアバランチたちを捕獲しようとしていたのだろうと推測できます。

「クライマックスに備えて少々前倒しで 開始しております」

神羅幹部であるハイデッカーが敬語を使う相手はプレジデント親子以外には考えられないので、現時点でのハイデッカーの電話相手は、現社長のプレジデントでしょう。

この会話に出てくる「クライマックス」とは、エアバスターによる公開制裁(と、おまけのプレジデントの演説)のことだと思われます。

あくまで最後は公開制裁が目的ではあるのですが、早くアバランチを捕獲できればそれはそれでプレジデントの評価が上がるからラッキー、もし早急に捕獲できなくても、追い詰めた先の魔晄炉でのエアバスターによる公開制裁演出もあり、「戦意扇動広報作戦」自体は滞りなく成功させるつもりだったのでしょうね。

それにしても、「ガハハ」のハイデッカーは原作の頃からキャラ設定が変わっていないようで何よりだな、と微笑ましくも感じました(笑)

この人の下で働かなきゃならん兵士たちは大変そうですが…クラウド君は一般兵時代、ハイデッカー直下で働いていなかったのでしょうかね。

伍番魔晄炉を目指す

話をクラウドたちに戻して、螺旋トンネル内では、忠犬スタンプの絵を目印に進むことになります。

忠犬スタンプは壱番魔晄炉でバレットの口からしか聞いてこなかったですが(八番街ではその姿も見られましたが)、ここで初めて「スタンプ」とその姿を繋げることができました。

別れの物語展でのエアリスの言葉で「スタンプ」という言葉を聞いた時は「スタンプって何だ?」と思っていましたが、Rオリジナルのイメージキャラクターだったようです。

「伍番街の仲間が 目印をつけてる」

また、伍番街にも過激派思想であるバレットたち分派アバランチに賛同する仲間がいるらしく、七番街スラムを拠点としているメンバーがバレットたち5人で、かつメインである実行部隊であろうことも推測できます。

 

トンネルを抜けていくと、虫タイプのモンスターが巣をつくっているのを発見します。

そのモンスターを駆除する警備兵たちも、アバランチたちは容赦なく叩き潰します(笑)

神羅は敵だからしゃーないですな…。

途中、クラウドとバレットの雑談がまるでコントのようで、非常にほんわかしました。

クラウドのボケ?とバレットのツッコミが的確過ぎて…(笑)

ティファは絶対、こっそり笑っているでしょうね!

螺旋トンネル内では、神羅側が起動させた大型実験機が中盤ボス扱いとなって登場します。

神羅はクラウドたちのデータも収集しているようで、しかし予想以上に彼らが強すぎて、ことごとく兵器が破壊されてしまう事態になっています。

当初の予定通り、クラウドではなく戦闘要員でないジェシーが伍番魔晄炉に向かっていたら、螺旋トンネルまでに捕獲されていた可能性の方が高いです。

Rでは短いながらも一章分使った列車~螺旋トンネルですが、原作では列車イベントの後は中ボスも現れることなく、一瞬で螺旋トンネルのダンジョンが終了し、すぐに四番プレート下部に入れました。

まとめ

Chapter5は、伍番魔晄炉に向かう列車内のイベントと、螺旋トンネルのダンジョンイベントでした。

Rでは、

  • バレット、ティファ、クラウドだけで列車に乗り込むように変更
  • ジェシーの失敗ではなく、神羅側の誘導によって警戒態勢が発動する演出に変更
  • 条件次第で、クラウドとティファが一緒に列車から飛び降りる演出が追加
  • 最初から全て、アバランチが神羅に監視されている演出が追加
  • 伍番街スラムにもアバランチの同志がいる設定が追加
  • イメージキャラクターである忠犬スタンプが新たに設定
  • 螺旋トンネル内に虫タイプモンスターが巣を作っている演出が追加
  • 中ボスタイプの大型ロボが登場する演出が追加

というように追加・変更がなされました。

原作では本当にあっという間に終わった螺旋トンネルでしたが、Rではだいぶダンジョンが広くなっていたことが驚きでした。

 

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