【大長編・映画ドラえもん感想】ドラファンが「のび太の大魔境」を語り尽くす!

 

大長編ドラえもんファン歴30年以上、大のドラえもんファンが、大長編・映画の第3作目に当たる、「のび太の大魔境」の感想をまとめてみました。

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大長編・映画ドラえもん のび太の大魔境

映画は1982年に公開されました。

2014年にも、リメイクされています。

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冒険の舞台は、アフリカの秘境にある犬の王国「バウワンコ王国」。

今回は、「大魔境」の感想をつらつらと述べていきます。

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*以下、少々ネタバレがありますのでご注意ください*

 

「大魔境」の声優さん紹介

はじめに、声優さんの紹介からです。

動物嫌いののび太のママから唯一受け入れられたペコは、清水マリさん。

日本初の国産アニメ「鉄腕アトム」のアトム役、「妖怪人間ベム」のベロ役など、主に60~70年代のアニメにご活躍されていた声優さんです。

前作「宇宙開拓史」のチャミーの担当をされていた杉山佳寿子さんは、今作でもバウワンコ王国に住む子犬のチッポを担当です。

頼れる親衛隊長ブルススは、村瀬正彦さん。

テレビドラマや洋画の吹き替えにも多数出演されていました。

悪役ダブランダー大臣は、お声を聞くとなぜか懐かしい気持ちになる、滝口順平さん。

私世代ですと、やはり「おしおきだべ」で有名な、「ヤッターマン」のドクロベエ役が一番に浮かびます。

もう一人の悪役コス博士は、永井一郎さん。

永井さんと言えば、「サザエさん」の波平さんですね。
ドラえもん映画シリーズでは、悪役も味方役も担当されていました。

ドラえもん映画シリーズでは最強の剣の腕前、サベール隊長は、前作「宇宙開拓史」でギラーミンのイケボを披露してくれていた柴田秀勝さん。相変わらずの渋いイケボです。

ペコの婚約者、スピアナ姫は、栗葉子さん。

同じ藤子作品「パーマン」の初代パー子役ですね。

未知の世界を冒険するドキドキ感

ここから「大魔境」の内容を語り尽くします。

大長編3作目の「大魔境」は、

 

未知なる土地を自分たちの力だけで冒険する

 

という、冒険物語では王道の物語ではあります。

「恐竜」でも白亜紀の世界を冒険していますが、あちらはあくまで、

「ピー助を日本に戻し、自分たちも元の時代に帰る」

という2つの大きな目的を持って、予定外に、白亜紀の時代の北アメリカを横断する冒険に出ています。

「大魔境」では、スネ夫とジャイアンの勝手な独断提案により、のび太とドラえもんは地球上の秘境を探し出し、

 

自分たちの意志で冒険を始める

 

という点で、最初から読者も一緒に冒険する気持ちになれるドキドキワクワク感がありました。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」38ページより引用

このくだりが、読者の高揚感を煽ってくれます。

アフリカのジャングルを探索中、どこでもドアを使って冒険を中断させてしまうギャグ要素もあり、ドラえもんの道具を駆使して食事をするシーンもあり、猛獣が登場して退治する描写もあり、冒険を楽しみながらワクワク感も味わえるのです。

このドキドキワクワク感を堪能できるドラえもん大長編シリーズは他にもたくさんあり、映画ではBGMも加わって尚更堪らない演出になっています。

途中、主要のひみつ道具を使えないという縛り要素が入ってからの冒険は、更にドキドキ感が止まりません。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」92ページより引用

本物のライオンを前に、武器も何もない状態でどうすればいいのか…!

主要なひみつ道具がなくても、なんとか自分たちの力で道を切り拓いていく様は、子供心に非常に楽しかったです。

「大魔境」は、

 

ドラえもん大長編シリーズでは初めての冒険物語

 

なのです。

バウワンコ王国の復興物語

アフリカでの冒険の次は、バウワンコ王国の復興物語です。

物語冒頭、アフリカを冒険する前にのび太が拾った、犬のペコ。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」22ページより引用

実は犬の王国の、由緒正しき王子様です。

人間界ではただの犬で、全財産を落とすという大失態を犯したのび太ママを救済したことで、動物嫌いのママを黙らせる説得することに成功、大っぴらに野比家の一員になれました。

「恐竜」のピー助、「ふしぎ風使い」のフー子、「ワンニャン時空伝」のイチなど、のび太は(勝手に懐かれて?)拾ってきた生き物を全てママに内緒で飼っていましたが、このペコだけは、ママからのお許しが出た唯一の野比家のペットでもあったのです。(ペット生活はたった2日で終わりましたが)

このペコ、最初から何かあるな…と思っていたら、案の定、人の言葉を話す犬の王子様だったのです。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」47ページより引用

人間界なのに思わず寝転がって素が出ちゃうペコ様……完全にオッサンです。

このペコの案内で、ドラえもんたちはペコの故郷でもあるバウワンコ王国に辿り着きます。

バウワンコ王国には、子どもにもわかりやすい敵がいて、その敵を欺くためにドラえもん一行は隠密行動をすることになります。

 

「ペコが故郷に帰って来た! ワーイ!」

 

という展開ではなく、

 

不穏な空気の中で明確な「敵」を倒さないといけないドキドキの連続

 

が、物語を全く飽きさせないのです。

終盤はピンチになりながらも、未来から来た5人の自分たちが助けに来てくれて、一気に形勢逆転!

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」181ページより引用

巨神像を動かして反撃する姿は、とても気持ちの良い展開です。

映画だと、それは尚更でしたね。

未来から来た5人の謎も、タイムマシンを自由に使える「ドラえもんならでは!」というオチで、読んだ後に爽快感が残る結末でした。

ジャイアンかっこいいシリーズ第一弾

さて、「大魔境」と言えば、

 

ジャイアンがかっこいい

 

大長編の第一弾です。(と、私が勝手に認識している)

初っ端はワガママを言ったり、主要なひみつ道具を置いて行かせたり、なんだかんだ周囲に迷惑をかけてしまいますが、実はその責任を終始感じていて、だけどそれを誰にも言えずに一人で苦しみもがきながらも、最後は仲間のために身体を張れる、大長編らしいかっこいいジャイアンでした。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」87ページより引用

素直にはなれないけれど、犬だと思っているペコには涙を流して本音を言える…。

このシーンだけで、ジャイアンがただの横暴な嫌な奴ではないということがわかります。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」106ページより引用

責任を感じているからなのか、危険な場所には自分から進んで一番に乗り込みます。

なんて男らしいのジャイアン…。

バウワンコ王国に着いてからのジャイアンはほとんど喋りませんが、ペコが一人に敵地に向かった後、「ペコだけじゃどうにもならん」と言って、彼の後を追う姿は本当にかっこよくて…!

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」160ページより引用

映画だとこのシーン、お馴染みの「俺はジャイアンガキ大将~」のBGMが流れるんです。

そこがまた良い!!

大長編では、ジャイアンは序盤で何か大きいことをやらかしても、中盤以降で少しでも挽回してくれる男らしさを持っているんですよね。

大魔境はその典型的な物語で、ラストでは、ペコのために爆弾が落ちるジャングルを戻ります。

コマには台詞はなくても、ペコと口論になりながらも和解するシーンがまた美しいです。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.3 のび太の大魔境」161ページより引用

映画でもこのシーンは主題歌「だからみんなで」のBGMが流れていて、やはり台詞はありません。

しかし、充分にジャイアンたちとペコの友情が伝わってきて、感動的なシーンになっています。

個人的には、ジャイアンのシーンは「大魔境」最大の見所です。

まとめ

大長編・映画シリーズ「ドラえもん のび太の大魔境」をドラファンが語り尽くしてみました。

  • 未知の世界を冒険するワクワク感
  • バウワンコ王国でピンチが続くドキドキ感
  • 男らしくかっこいいジャイアン

が、「大魔境」の見所です。

映画でのサベール隊長が中の人繋がりでかっこ良かったり、ラストで巨神像がドリルを両手で受け止めてからの反撃が胸熱展開だったり、原作の大長編はもちろん、映画もかなり面白いですよ!

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大魔境は映画版もオススメです。

原作の大長編でも、ジャイアンはかっこいいです。

旧ドラ映画9本分がセットになっているDVD BOXもオススメです。

 

 

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