【大長編・映画ドラえもん感想】ドラファンが「のび太の宇宙開拓史」を語り尽くす!

 

大長編ドラえもんを見続けて30年、ドラえもんが人生の教科書だったアラフォー世代が、大長編・映画の第二作目に当たる、「のび太の宇宙開拓史」の感想をまとめてみました。

 

大長編・映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史

映画は1981年に公開されました。

新しい声優さん方でも、2009年にリメイクされています。

冒険の舞台は、地球からはるか離れた惑星、コーヤコーヤ星。

今回は、「宇宙開拓史」の感想をつらつらと述べていきます。

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【大長編・映画ドラえもん】「のび太の宇宙開拓史」名言ランキング!

「宇宙開拓史」の声優さん紹介

はじめに、声優さんの紹介から。

聖人と名高いロップルの担当声優さんは、菅谷政子さん。

主に60~80年代に活躍していた声優さんで、藤子作品のアニメによく出演されていました。
「忍者ハットリくん」のケン一の声は、ロップルの声そのまんまですね。

チャミーは杉山佳寿子さんで、「キテレツ大百科」のコロ助(2代目)、「アルプスの少女ハイジ」のハイジ役が特に有名な声優さんです。

ロップルの妹・クレムは今もご活躍されている小山茉美さん。

「キテレツ大百科」の初代コロ助役で、「ドラゴンクエストⅪ過ぎ去りし時を求めて S」では主人公の母・ペルラを演じています。

そしてなんと、ロップルの隣人ブブを演じていらっしゃった山田栄子さんは、「小公女セーラ」に出てくる超いじめっ子ラビニアと同一人物です!!

何それ、声質違い過ぎやん……俳優さんって本当に凄い。

ガルタイト鉱業主任のボーガントは、内海賢二さんです。

静香ちゃん(野村道子さん)の旦那様で、ドラえもん映画シリーズでは、今作以外にも敵役でいくつか演じていらっしゃいます。

用心棒のギラーミンは柴田秀勝さん。

ときメモシリーズの如月美緒ちゃん(関根明子さん)の旦那様で、次作映画「のび太の大魔境」ではサベール隊長も演じていらっしゃいます。

スーパーマンのび太

さて、ここから「宇宙開拓史」の内容を語り尽くします。

まず冒険の舞台となるコーヤコーヤ星は、地球よりも重力が低いために、地球人であればたとえのび太でもスーパーマンになれます。

地球ではスポーツもダメ、ケンカも弱い、犬にもしょっちゅう噛まれる(!?)のび太が、コーヤコーヤ星に行けば途端に人が変わり、周囲の人々から尊敬されるスーパーマンになれる姿は、宇宙開拓史一番の見どころです。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」112ページより引用

地球ではこんな姿がデフォルトののび太ですが…。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」111ページより引用

コーヤコーヤ星では、まさにスーパーマン!

大人からも頼られる、完全無欠のスーパーヒーローになれるのです。

更に、のび太の特技のひとつ、射撃でも、如何なくその素晴らしい能力を発揮しています。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」77ページより引用

のび太の射撃の腕前は、ガチで天才レベルです。

この天才的能力を持って、敵をバッタバッタと倒していきます。

ドラえもんのひみつ道具を使わずに、身体的にここまでカッコ良くなれるのび太は、映画版でもかなりレアなのです。

ロップルとの友情

地球とはかけ離れた場所に存在する、コーヤコーヤ星。

そのコーヤコーヤ星の住人、ロップルとのび太の友情物語は、大人になるととてもジンワリきます。

ロップルが超空間で起こした事故がきっかけで友人となったのび太とドラえもんは、ロップルの相棒?であるチャミー、ロップルの妹、クレムとも仲良くなります。

コーヤコーヤ星と地球は時間の経ち方が違い、コーヤコーヤ星での1日は地球ではたったの1時間ほどしか経過していないので、のび太たちはコーヤコーヤ星で過ごした約1年で、友情を育んできました。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」114ページより引用

みんなでパオパオに乗っているワンシーンです。

元は藤子先生の漫画「ジャングル黒べえ」の登場キャラだったパオパオですが、「宇宙開拓史」でもちょろっと登場しています。

新ドラえもん映画「のび太のカチコチ南極大冒険」では、メインキャラで登場していましたね。

この後、

「住む星は遠く離れていても、いつまでも友達でいようね」

という言葉が続き、畳一枚で繋がっている友情関係の行く末が、ここで少々暗示されたように感じます。

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」188ページより引用

ラストで超空間が外れる間際、最後のお別れの時の、のび太とロップルです。

二人とも「……」が長く、涙は流さずとも、なんと言ったらいいのか言葉に迷っている様子が窺えます。

もう二度と会えないであろう大切な友人との別れ……大人になればなるほど、その意味がわかってきて切なさが倍増になります。

映画版では、ここで主題歌の「心をゆらして」が流れ、コーヤコーヤ星での思い出が代わる代わる映像として出てくるので、更に胸に響きます。

敵役ギラーミン

個人的に「宇宙開拓史」を語る上で絶対に外せないのが、敵キャラのギラーミンです。

原作ではロップルたちと対立するガルタイト鉱業の腕利き用心棒、映画版では自分で「ころし屋稼業」と名乗っています。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」123ページより引用

丁寧な話し方ながら職人気質の原作から、映画版ではべらんめえ口調の江戸っ子になっています。

このギラーミンが、普通にカッコイイ!

宇宙開拓史の(個人的)名言ランキングでも、ギラーミンのカッコ良すぎる台詞がTOP1です。

【大長編・映画ドラえもん】「のび太の宇宙開拓史」名言ランキング!

スーパーマンになっているのび太たちをコーヤコーヤ星から追い払うため、悪知恵を使って目的を果たそうとするその姿は、まさに悪役腕利き用心棒!で、確実にのび太たちを追い詰めて行きます。

ギラーミンは終盤からの登場になっていますが、そのカッコイイ台詞や立ち居振る舞いがさりげなくイケオジ過ぎて、「宇宙開拓史」では欠かせない敵キャラなのです。

 

藤子・F・不二雄、小学館「大長編ドラえもんVOL.2 のび太の宇宙開拓史」181ページより引用

原作ではラストにのび太と一騎打ちをしており、しかし射撃の天才のび太には負けてしまいます。
(関係ないけど、抱き合っているドラえもんとチャミーがさり気なく可愛い)

おそらく銃の腕もピカ一だったようなのに、それ以上にのび太の射撃の腕前が神レベルだったので、これはもう運命に抗いようがなかった…。

だけど負けた時も、潔く負けを認めて男らしかったです!

しかし、もしかしなくてものび太はギラーミンを射さt(以下略)。

映画版ではのび太は銃の照準を合わせただけで、ロップルが引き金を引いてギラーミンの息の根を止m(以下略)。

またギラーミンで残念なことと言えば、リメイクされた「新・のび太の宇宙開拓史」では、ギラーミンの設定が酷いくらいに改悪されていたことですね。

あれは無い。

*辛口評価になってしまった、新声優陣によるリメイクされた「新・のび太の宇宙開拓史」の感想記事はこちらから。

【映画ドラえもん感想】「のび太の新・宇宙開拓史」の感想! 原作・旧作映画とも比較してみた

まとめ

というわけで、大長編・映画シリーズ「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」をドラファンが語り尽くしてみました。

ひみつ道具を使わずともスーパーマンになっているのび太、コーヤコーヤ星の風情、敵役ギラーミンが見どころです。

映画リメイク版では、私イチオシのギラーミンのキャラ設定が改悪されてしまったので、絵柄は古くても旧作映画の方が本来の「宇宙開拓史」を楽しめるかと思います。

*大長編第一作目「のび太の恐竜」の感想記事はこちらから!

【大長編・映画ドラえもん感想】ドラファンが「のび太の恐竜」を語り尽くす!

 

大山ドラの宇宙開拓史の方が、原作に忠実です。

DVD BOXもオススメ。

原作では、ギラーミン氏とのび太の一騎打ちが見られます。

 

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