前回の続きで、FF7R物語の展開を細かく原作と比較してみながら、順を追ってツッコミや感想を入れながら考察をしていきます。
これまでの考察と見解が違う部分も出てくることもありますが、ご容赦くださいませ。
*以下、FFⅦ REMAKEのネタバレがあります! FFⅦ関連のゲームを未プレイの方はご注意ください*
Chapter4 真夜中の疾走 ②
前回、ジェシーの依頼でプレート上で大暴れしたので、七番街スラムに帰還します。
★第1章(壱番魔晄炉爆破作戦)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】原作との違いを細かく挙げながら、第1章を考察してみる *追記あり! 黒い羽根のワンシーンが興味深い!?★第2章(八番街でのエアリス・セフィロスイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】フィーラーの登場により、エアリスとの初会話も変化! 原作との違いを細かく挙げながら、第2章を考察してみる★第3章前半(セブンスヘブンでティファと会話イベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】クラウドも2周目なのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part1★第3章中盤(七番街スラムでティファと集金イベント等)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】ティファはクラウドの話をどこまで聞いていたのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part2★第3章後半1(ティファのExイベント、カクテルイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】マーレさんの「ティファと仲良くするんだ」の意味とは? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part3★第3章後半2(伍番魔晄炉爆破の作戦会議と決起会)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】ティファはなぜ魔晄炉爆破に消極的姿勢になったのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part4★第4章前半(アバランチ3人組とプレート上で連続バトルイベント)を、感想や考察を入れながら振り返ってみた
【FF7R考察】クラウドの無邪気な笑顔はココで見られる! 原作との違いを細かく挙げながら、第4章を考察してみる Part1スラムへ帰還
わかりやすいクラウドの笑顔が見た後は、全員でスラムへ帰還します。
ウロチョロ…チラッ
背中に大剣背負った金髪男なんてめちゃ目立つ容貌なのに、神羅兵の側を通っても尋問もされない!
ビッグスもウェッジもさっきまでめっちゃ素顔を晒していたというのに、原作と違いリアル描写になると途端に突っ込みたくなりますね(笑)
「あんたの父親も 早く良くなると――」
「おい その話は……」
逃走中、うっかり口を滑らすクラウド君、やはり天然なん?(笑)
慌てて誤魔化すビッグスとウェッジでしたが、最後に溜息を吐くビッグスが苦労人を匂わせます。
この何気ない会話はクラウドのうっかり具合についクスリとする場面ですが、よくよく考えてみると、父親が昏睡状態のジェシーを気遣う旨の発言を言おうとしたということでもあり、第二章で予想外の大きい爆発に驚くアバランチの面々に対し、
「今さらなにを」
と、
冷たく吐いていたクラウドと比べると、かなり態度が軟化している
ことがわかります。
彼が少しずつでもアバランチ3人組に対し心を開き始めたのかな、と思うと、勝手に感慨深くなります。(安定のオカン目線)
そんなこんなで、無事に(?)パラシュートでスラムへ帰還することに。
「余計な心配 かけたくないから」
と、バレットとティファにはこの件を内緒にするよう頼む辺り、ジェシーにとってビッグスとウェッジはやはり特別な絆がある間柄なのでしょうね。
それでも仲間に違いないバレットたちに隠し事をする後ろめたさからなのか、個人的には、ジェシーのこの表情はなんだか切なげに見えました。
「残りの報酬 下に戻ったらウチまで来て」
今回のスクエニさん、ヒロインたち(←勝手にジェシーをヒロイン枠に入れてる)の口元アップ多くないですか?
いやみんな可愛いから全然イイんですけどね!
クラウドと拳を合わせるジェシーの何気ないこの動きも、何も言わずとも「仲間」である雰囲気が伝わってきて、本当に素敵。(最期の時にもやるんだよこれ…泣)
神羅の一般兵士時代は、ザックスとは腕を合わせて挨拶できちゃうくらいのクラウド少年だったので、ジェノバ細胞の影響でクールな性格になっている今もこんなことされたら、「本当のクラウド」の心が刺激されていたとしても大いに納得できます。
「傷は 仲間のためだろ」
「胸を張っていろ」
ウェッジにこんなことが言えるようになったのも、彼らと過ごした今夜のミッションがあったからではないでしょうか。
「仲間」たちと過ごせたことで、クラウドにも少しだけ変化が起きた
ように感じます。
「アニキ……」
ウェッジから「アニキ」と慕われるようになったのも、原作と違ってRでは彼と交流を深められたからですね。
原作ではあまりクラウドとアバランチとの絡みはなかったので、プレイしていて非常に新鮮でした。
ウェッジの家に向かう途中、ビッグスとジェシーの家に寄ってみると、ウェッジの口から彼らの性格を聞くことができます。
ビッグスは考え過ぎで熱を出すこともあると言い、ウェッジを送った後にそんなビッグスの家に立ち寄れば胃が痛くなりがちなビッグスと再び会話することも可能で、キレイ好きらしく気持ちを落ち着かせるためなのか、真夜中にも関わらず家の周囲を掃除しています。
「ジェシーの様子も変だったから 放っちゃおけなかったし」
ビッグスは明日の作戦を前にナイーブになってるようで、それでも、ジェシーの態度が気になって作戦の前日でも彼女のために動いたビッグスとウェッジの優しさが、オカン目線になればなるほど悲しくてやりきれない気持ちになります。
クラウドはと言うと、「落ち着け」とそんな彼に冷静に声を掛け、「興味ないね」なんて言っていた序盤のクラウドと違い、Rではアバランチと契約も切れて明日の任務には関係なくなったと言うのに、彼らと少し仲良く?なったことで言動も柔らかくなって、ビッグスからも「世話になったな」と礼を言われるほどになりました。
原作では寝言でバレットに文句を言っていたり、
お酒を飲むと態度が大きくなっていた印象が強いビッグスでしたが、
Rではその個性が少し変更したのかな、という印象ですね。
そういえば、決起会ではお酒は出ていなかったのでしょうか?
全員大人だし、テーブルに出ていた食事もおつまみ程度に見えたので、てっきりお酒が出ているものだと思っていましたが…。
ジェシーの態度が気になってそこまで量を飲んでいなかったから原作のように態度が大きくなっていなかったのか、それともRでは酔っても態度が大きくならない性格になったのか、ゲームをプレイしただけでは判断が難しいですね。
「変な気起こしちゃダメッスよ」
ビッグスの家の次にジェシー宅に立ち寄ると、ウェッジからなぜか誤解するなと警告されます。
ジェシーは七番街スラムの住人からは女優と思われているそうで(英語版ウェッジ曰く)、だからこそ役者志望の子たちと寮暮らしをしていても不審に思われていないようです。
女優が銃を持ち歩いてることに誰も不審に思わないのはモンスターも出るスラム街だからなのでしょうね。
また、寮暮らしで爆弾製作は難しいのでは?と思いましたが、きっとジェシーには個室があるのだと推測しています。
むしろ、そうでないと人の目がある寮ではさすがに偽造IDや爆弾製作するのは難しいですからね。
「ジェシーは今頃 爆弾の準備をしてるんだよな」
ビッグスも言っている通り、明日の爆弾製作のための火薬を頂くために今夜わざわざ神羅の倉庫に侵入したのであって、
ジェシーが「今」爆弾を製作しているのは間違いありません。
(正確には、クラウドに報酬を渡した後から爆弾製作を開始したと考えられます)
セブンスヘブンの地下アジトにも多少の設備はあるのでしょうが、アジトには幼いマリンも出入りしていることを考えると、おそらく自宅であるエトワール寮の個室がジェシーの本当の仕事場なのでしょう。
「アニキも 本気にしちゃダメっすよ」
「なんのことだ」
ジェシーに対し本気にしてはダメと二度も念押しするウェッジ君。
ジェシーがクラウドをからかう?ような姿を目にしているからなのか、バイクで大人のお姉さんのご褒美を貰ったり後ろからハグしてる所を目撃していた?からなのか。
何のこっちゃなクラウドの態度が、なんだか可愛く見えます。(ウェッジから「アニキ」と言われて普通に返事しているのも良い)
ここで究極にどうでもいいシリーズ!
「1000回でジェシーちゃんに告白!」
ジェシーを狙っていると思しき筋トレ男なら七番街スラムで見つけましたが……俺ウドも挑戦したい!(笑)
ウェッジの家まで行けば、飼い猫ちゃんたちが出迎えてくれます。
ウェッジには、ニャンコ好きという新たな個性が加わりました。
プレートの上にもニャンコはいましたが、現代技術は凄いなと改めて思った瞬間です。
自宅に戻る前にジェシーの家に寄ると、残りの報酬であるマテリアを貰いながら、特別なご褒美として熱い抱擁も頂けます(笑)
バイクのミニゲームの時、冗談でも抽象的なアプローチだと天然クラウドには通じないとわかったから、あえて大胆に、直球に誘ったのかな!?
しかも明日の夜、同居人がいないからと(←ココ重要)自宅にまで誘われて!!(「ビッグスとウェッジもいるよ~」というオチかもだけど。笑)
選択肢によっては良いお返事もできて、ジェシーはヒロイン!!と勝手に思い込んでいる私としては、ジェシー姉さんとの会話を存分に楽しめました。
クラウドが断っても、すぐにサッと引けるのがまた大人な女性ですねー。
アパートに戻ると…
アパートに戻ってベッドで休んでいると、ティファがやって来ます。
「いる?」
実は、この時まだ夜は明けていません。
ティファは普通にクラウドの部屋に入って来るのですが、
この時一体夜の何時頃なのでしょうか?
ジェシーの実家でピザを食べていた時には既に夜中の0時半を過ぎていて、それから倉庫でひと暴れしてスラムに帰って来てウェッジを家まで送ってジェシーから報酬を貰って…って、どんなに早く見積もっても現在真夜中ですよね。
また、自分の部屋に戻る前にティファの部屋に不法侵入入ろうとすると、
「もう寝てる時間だ」
とクラウドが呟くので、夜にお酒を提供するバーの店主ですら寝ている時間であろうことが窺えます。
つまり、クラウドが横になったのがほんの少しの時間だったと仮定しても、
ティファがクラウドの部屋を訪れたのはやはり真夜中
だったと推測できます。
七番街スラムは夜中でも普通に住人が屋外で世間話をしていたりするので、真夜中とはいえ友達の部屋を訪れるのは当たり前の世界なんでしょうかね。
「古い友達が ピンチらしくてな」
「そんな時は 助けるって約束したんだ」
ちょっとした世間話の後の、クラウドのこの切り出し。
前回の記事でも述べましたが、
原作では7年前の約束を一度は断っていたクラウドでしたが、
Rではクラウドの方から自ら約束の話を出し、ティファのピンチに寄り添おうとします。
「話したいなら 聞くぞ」
マーレさんがここにいたら満足そうに微笑んでいそうな、クラウドのこの言葉!!
以前の第三章で解説したように、
【FF7R考察】マーレさんの「ティファと仲良くするんだ」の意味とは? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part3
七番街スラムで発生するクエストを全てこなすとマーレさんから個人的な依頼を受け、その内容が、日本語版では「ティファと仲良くするんだ」、英語版では「ティファには本当の友達が必要だ」でした。
つまりマーレさんは、
ティファの気持ちに寄り添ってくれる友人が必要
だと言っていたので、「ピンチ」である彼女の話をクラウド自身が聞こうとするその姿勢は、ティファを孫同然と可愛がるマーレさんが見れば嬉しい限りでしょう。
なんといっても、
クラウド自らティファの気持ちに寄り添おうとした
という事実が素敵です。
つまり、意図せずともマーレさんの依頼を果たしたことになりました。
しかしティファは、
「あれ……なんか 雰囲気変わった?」
とクラウドの変化を指摘するだけで、原作のように7年前の約束を無理に守らせることはもちろん、彼の申し出に乗っかることもしません。
むしろ、眠いからとすぐに自分の部屋に戻ります。
前章でも解説したように、
【FF7R考察】ティファはなぜ魔晄炉爆破に消極的姿勢になったのか? 原作との違いを細かく挙げながら、第3章を考察してみる Part4
そもそもRティファは魔晄炉爆破に消極的で、これ以上クラウドに伍番魔晄炉爆破に協力して貰おうとは考えていないので、原作ほど約束にこだわる必要も無いですし、すぐに話を終わらせてしまったのも、真夜中だったということがまずひとつ。
それと、クラウドがスラムに帰って来たことに加えて、明日は自分も前線に出る大一番の作戦を前にクラウドが7年前の約束を思い出してくれたこと、実際にクラウドの雰囲気が柔らかくなっていることも嬉しくて、照れ隠しもあって話を切り上げたのだとしたら、とても可愛いなぁと思いました。
「おやすみ ティファ」
ここのクラウドの声も優しくて、良いワンシーンでした。
伍番魔晄炉爆破作戦の朝
そんなこんなでクラウドが眠っていると、
まるでホラー映画のワンシーンの如く、フィーラー登場(笑)
そりゃあクラウドもうなされるわ…。
「眠れ なにも気にすることはない」
それにしても、これは一体、誰の声でしょうかね…?
セフィロスの声(=声優の森川氏)に聞こえるのですが、どうでしょう。
フィーラー自身がクラウドに声をかけているのだとしたら、単純に「え、アンタ喋れたの?」と驚きを隠せません(笑)
(フィーラーのせいで?)悪夢を見たのかクラウドが飛び起きると、ティファが部屋に飛び込んできます。
昨夜も思ったけど、単純に施錠をしていないのか、最初から鍵がついていない部屋なのか。(スラム街とはいえ、少なくとも女性のティファの部屋には鍵はついていると信じたい)
七番街スラムにフィーラーの大群が押し寄せてきて、バレットとジェシーが応戦していると言うので、クラウドも彼らと合流しようとセブンスヘブンに向かいます。
今までと違い、クラウドを襲ってくる大量のフィーラーたち。
セブンスヘブンに行こうとするのを邪魔するかのように道を塞ぐのは、ジェシーに怪我をさせて伍番魔晄炉に行かせないようにするまでの、時間稼ぎでしょう。
店の前ではバレットとジェシーが銃で応戦しています。
これまでエアリスとクラウドにしか見えていなかったと思われるフィーラーが、アバランチのメンバーたちにも見えるようになった瞬間ですね。
「運命」に関係する人間にはフィーラーが見えるらしいので、伍番魔晄炉爆破作戦に関連のある彼らにも見えるようになったと推測できます。
バレットはともかく、そこまでバリバリの戦闘要員ではないジェシーにはキツイ所業です。
ここでは更に、ティファがフィーラーによってクラウドの側から離れさせられるのですが、
フィーラーが間近で連続攻撃を繰り出しているからなのか、格闘家のティファですら何もできず蹲ることしかできていません。
格闘家相手に隙を与えないということは、フィーラーも結構エゲつない攻撃をしよるということですね。
ジェシーがどつかれて階段の上から転げ落ちた後、階段下に落ちたジェシーが悲鳴を上げるのですが、これはフィーラーが襲い掛かってきたために上げた悲鳴に聞こえました。
が、結果的にそれ以上ジェシーに危害を加えたようには見えなかったので、彼女の足の怪我を確認しようとして近付いただけだったと思われます。
「大丈夫か?」と声をかけた後、クラウドがサッとジェシーを抱き上げるのも、昨晩の影響だとしたらとても良いな!と思いました。
なんだかんだ素のクラウドも根は優しい少年だったので、困っている人がいたらぶっきらぼうながらも助けようとしてくれるんですよね。(某アンパンのヒーローみたい)
セブンスヘブン周辺に人がいないのは、フィーラーが見えない他の住人にしてみればいきなりバレットとジェシーが銃を乱射しているようにしか見えなかったため、とりあえず避難していたようです。
誰か通報していてもおかしくない状況ですが、周囲はモンスターが出たと認識している人も多く、子どもたちも街にモンスターが出ることには慣れていることから、プレートの上とは生活環境が全く違うことが改めてわかります。
再び、アバランチと契約
「どうしたんすか その足」
ウェッジが地下アジトから出て来てジェシーの怪我に驚いている様子を見ると、彼は外での騒ぎを知らずにアジトで何か作戦のための準備?をしていたのでしょうか。
この後の会話を聞いても、
ウェッジが最初から伍番魔晄炉爆破作戦の実行部隊だったようには考えられません。
実行部隊の予定だったら、ティファたちがはじめに作戦に出ようとした時に一緒にフィーラーに襲われているはずですし、仮に後発部隊だったとしたら、ジェシーが怪我をしただけで彼に留守番に言いつけるのも予定外ということになり、そうすればウェッジだって、
「オレは元気ッスよ!?」
という反論ではなく、「オレだって行く予定だったのに!」という内容の反論になるはずです。
前回の壱番魔晄炉の時はティファが留守番で急遽雇ったクラウドが実行部隊でしたが、今回の伍番魔晄炉は、最初からウェッジが留守番の予定だったようです。
元ソルジャーのクラウドがいた前回よりキツい任務になることは間違いないですが、今回は格闘家で戦闘要員扱いのティファが前線部隊に出るのと、何よりも部外者のクラウドを頼るわけにはいかない、というアバランチメンバーの思いから、この配置になったように感じます。
「よけい 心配」
ジェシーが行けない分バレットが頑張ると言い切っても、メンバーたちのこの表情(笑)
メンバー総意ということで、冷静に考えればさすがのバレットも作戦を強行するわけにはいかず、結局クラウドを頼ることになります。
「報酬は 割増だ」
前回2000ギルだったけど、今回の報酬はいくらになるのか…。
報酬の設定は最初にしなきゃいけないのが鉄則だけど、Rでは明確な報酬額を決めずに500ギルだけ貰って、ソッコーで任務開始となります。
原作では壱番魔晄炉爆破の報酬が1500ギル、伍番魔晄炉爆破の報酬が3000提示から2000ギルまで下がりながら、報酬額は最初にしっかりと決めていました。
「おまえ 今から出られるよな?」
また、伍番魔晄炉爆破の依頼はバレットからの申し出で、
原作では7年前の約束を理由にティファが協力のお願いをクラウドにしていましたが、Rではティファは一切口出ししていませんでした。
Rティファは、本音ではクラウドに伍番魔晄炉爆破は頼りたくないと考えていたから、からだと推測しています。
ただ、バレットがクラウドに依頼した時も止めようとする等の反対は特にしていなかったので、不測の事態だったとはいえ、やはりクラウドが来てくれること自体についてはティファも内心では安心したのかもしれません。
クラウドに指摘されるくらいわかりやすく緊張していたのだから、頼れる元ソルジャーが作戦に参加してくれるのは、おそらく初めて?前線に出るティファにとっては非常に心強かったはずです。
爆破予告を広めたのは誰なのか
「どうしても今日なのか?」
駅に着いた後、クラウドから当然の疑問です。
ジェシーが怪我をしたのだから、という意味もあったでしょうが、昨日神羅の手下(実際はコルネオの手下)がバレットの周辺を探っていたことを知っているクラウドは、既に神羅に目をつけられているかもしれないバレット=アバランチを気遣ったのか?とも思ったり…。
しかしそう考えると、その割に昨日のことはバレットに報告しないんですよね。
神羅の末端がバレットを探っていたと知れば、バレットたちも警戒して作戦を中止するとか、何かしらの対応を取ると思うのですが…。
あくまで、依頼されたことだけを忠実に実行する「なんでも屋」ということなのでしょうか。
「大勢の同志が 動いてくれたんだ」
「爆破の予告もしちまってる」
大勢の同志とは、元々一緒に活動していたフィン、アル、ネリーたちのことも含むでしょう。
壱番魔晄炉侵入のためのパスコードは本家アバランチ側の人間が入手していましたが、バレットが言う「同志」が、本家の人間たちを指しているかは不明です。
★壱番魔晄炉に侵入できるパスコードを入手した本家アバランチが、分派の魔晄炉爆破を黙認したのはなぜか?
【FF7Rインターグレード考察】本家アバランチと、バレット率いる分派アバランチ、ユフィの故郷ウータイの関係性
また、爆破予告をしていることで余計に後が引けなくなっているなら、
「爆破の話 広まり方が早いような……」
自警団員の方が言っていることが確かで、爆破予告の噂が広まったのが本当に通常より早かったのだとすると、
誰かが故意に爆破予告を広めた可能性
があります。
前日に爆破予告を出していれば丸一日かかって住人に噂が広まるのは特に不自然でもないので、おそらく今朝になってから予告は出されたのでしょう。
アバランチが朝に神羅に出した爆破予告が、バレットたちがスラム街を出発する頃には既に住人たちに知れ渡っているのだとすれば、確かに噂が広まるのが早すぎます。
バレットの「しちまってる」の言い方だと爆破予告を広めたのはバレット率いる分派アバランチの人間ではないと考えられるので、
バレットたちが爆破予告を広めたのでないと仮定するなら、一体誰が広めたのか?
推測① 本家アバランチ
「テレビ見てちょうだいって 朝早くに近所の人が教えに来てくれたわ」
テレビを見ろと勧められたことで、アバランチの爆破予告を早急に知ることができたスラム住人たち。
近所の人ということは、顔馴染みであろうスラム街の住人です。
この発言で推測できるのが、
本家アバランチの人間
です。
バレットたち同様、スラム街で一般人を装って活動しているなら、不自然なくスラムの住人にテレビを見るよう促せます。
ただし、
バレットたち分派アバランチが爆破予告を神羅に出したことをどうやって知ったのか?
そこがちょっと曖昧です。
最初から分派のバレットたちの身辺を常に探っていたのか、バレットたちを追放する前から既に爆破予告を出す手順までの作戦内容を本家も把握していたのか。
また、
本家はなぜ故意に爆破予告を広めたのか?
というのも疑問です。
過激思想でバレットたちを追放しておきながら、神羅に打撃を与えたいという名目で、彼らが魔晄炉を爆破するのは中断して欲しくなかったのか?
その目的も、現時点では推測しかできません。
推測② 神羅
次に考えられるのが、単純に
神羅
の可能性です。
神羅の仕業だと考えると、目的も簡単に推測できます。
元々スラム街にスパイを送り込んでいて住人に爆破予告を早急に広めることで、アバランチが魔晄炉を爆破せざるを得ない状況に追い込み、伍番魔晄炉でアバランチの姿を中継して、世間の非難の目をアバランチに向けることが目的です。
現時点でできる推測は、この2つのどちらかだと考えています。
6月発売のINTER GRADEで詳細が出ることに期待しています。
追記!
INTER GRADEをプレイしましたが、本家の人間が噂を広めた形跡はなかったので、おそらく噂を広めたのは神羅だと思われます。
ちなみに原作では、
誰かが意図的に爆破予告を広めたという描写はなく、爆破予告を出したはずのアバランチ本人のバレットが、列車内が空いていることを不審がっていました。
列車に乗り込み、作戦開始
Rでは伍番魔晄炉爆破作戦時、クラウドとティファの二人で駅に向かいましたが、原作ではセブンスヘブンからバレットと三人で行動し、ビッグス・ウェッジ・ジェシーの全員で列車に乗り込みました。
Rではウェッジは最初から任務に不参加のようでしたし、フィーラーはジェシーに怪我をさせて原作とは違い作戦に行かせないようにしても、特に大きな「歪み」が出ないので、「運命」に大きく関わるクラウドだけはどうしても伍番魔晄炉に行かせたかった、ということなのでしょう。
到着した列車から神羅の兵士が降りてきますが、目の前に右腕が銃の大男、背中に大剣背負った魔晄の瞳の男、格闘用のグローブをしているヘソ出し女なんて、
爆破被害後かつ次の爆破予告まで受けている状況なら、尋問してもいいレベルの怪しい集団じゃないの??
これぞリアル映像になったリメイクの弊害か?
神羅の兵士さんたち、仕事してー!(笑)
それとも神羅上層部は、コルネオには右腕が銃の男の情報を伝えても、魔晄炉にアバランチをおびき寄せるため、神羅の兵士たちにはバレットたちの情報を流さなかったのか?
それで(たとえ怪しくても)スルーしているなら、納得できますね。
まとめ
Chapter4後半は、スラムに帰還してからのアバランチメンバーとの会話と、伍番魔晄炉爆破前のフィーラー襲撃イベントでした。
Rでは、
- ティファはクラウドに「ピンチ」の助けを求めない演出に変更
- ビッグスが一人先行して作戦に出ている演出に変更
- フィーラーがアバランチを襲い、ジェシーが負傷する演出が追加
- ジェシーの代理として、クラウドが伍番魔晄炉爆破作戦に参加する演出に変更
- ウェッジはジェシーと共に待機組、伍番魔晄炉爆破に参加しない
- クラウドに伍番魔晄炉爆破の依頼をするのは、ティファではなくバレットに変更
- アバランチの爆破予告を、誰かが故意に広めた可能性のある演出が追加
というように追加・変更がなされました。
Chapter4は全体的に原作には無い要素が満載で、存分に楽しめました。
INTER GRADE発売されました。(PS5必須!)
【PS5】ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード
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